中野吉之伴フッスバルラボ

アーカイブ:サッカーと生きる

「世界は『いつ日常生活が戻ってくるのか』と言ってられない事態になっている」(20年3月31日)

新型コロナウィルスの影響で様々な活動が自粛・制限されている。「これまで通りにどうしたらできるのか」という考えだけでは危険ではないだろうか。「これから」の社会・生活に向けて準備をしていくことが必要になってきている。

「生きる力を磨いていたい。輝かせてみせよう」(20年3月18日)

ブンデスリーガは中断され、学校は休み。トレーニングもできない。それでも毎日の生活は続いていく。油断や軽率はNGだけど、だからと必要以上に大げさに不安がるのもまた違う。知恵を振り絞る時期なのだ。

ハリルホジッチの解任について思う。海外を見習う前に覚悟を持って支えたのか。そして、ドイツで起こったことを知ってほしい」(18年4月20日)

ロシアW杯まで2か月というタイミングで、ワヒド・ハリルホジッチ日本代表監督が解任された。焦点に上がった「信頼関係」を築くために、どれだけのことがなされてきたのだろうか。苦難を前にしても信じ切る覚悟を持てていただろうか。ドイツの事例を参考に、当時の状況をまとめてみた。

熊本震災地でチャリティイベント。決意を持って行動を起こし、心でつながり合うことが子どもの笑顔につながっていくと信じて(18年3月2日)

人は1人ですべてを変えることはできない。起こってしまったことを何とかすることもできない。でも一人の子どもの笑顔が周りの100人の大人を幸せにできる。少しの時間でも無邪気に楽しめる子どもが、一人ずつでも増えてくれば、それはどんどん膨れ上がって、つながりあって、深まりあって、ものすごく大きな力になるのだ。

サッカーには、それだけの可能性がある。

まじめな子ほどもっと頑張らないとと苦しんでしまう。だがそうしたあり方はおかしいのだ(18年2月5日)

「サッカーとの向き合い方」。サッカーは楽しい。楽しいと夢中になれる。夢中になっていると一生懸命になれる。一生懸命になっているとサッカー「も」うまくなる。そういうサイクルが自然と出てくる環境が最も望ましい。トレーニングが終わったときに、子どもたちが「次のトレーニングが待ち遠しい」という気持ちになってほしい。指導者も、保護者も、そして、子どもたちもみんながそういう思いが湧き出てほしい。

内気だった子どもが急にやる気になった?我慢強く子どもたちの成長を待ちながら、スイッチが入る瞬間を見逃さない(18年2月2日)

子どもの成長は人それぞれ。どこで、どのように、こうしたスイッチが入るかは本人にすらわからない。だからこそ育成に関わる大人は少しずつの成長を楽しみながら辛抱強く、「その瞬間」を待ち続けて、一緒に歩んでいくことが求められるのだ。焦って壊してしまってはダメなのだ。

「リスペクトをもってコミニュケーションを取ることの大切さ。指導者だからえらいなんてことはない」(18年1月27日)

リスペクトの精神はドイツサッカー、特にグラスルーツを語る上で欠かせないキーワードだと思っている。互いに存在を認めい、誰が上で誰が下ではなく、自分の意見を持ち、相手の価値観を認め、その関係性の中で会話をし、議論を交わし、アイディアを練っていくうえで欠かせない要素だからだ。

「子供の成長に親はどのように向き合うべきか?過保護がもたらす弊害を考えてみた。」(18年1月22日)

日本でもドイツでも、親の過保護は子どもの成長において弊害になる危険性がある。わが子を大事に思う気持ちは親ならば当たり前。でもだからとすべてを受け入れたら、大事なところで誤った決断をしてしまうことが起こりえる。親としての在り方について考えてみた。

古巣クラブで感じたいつでも戻れる場所がある素晴らしさ。 アマチュアクラブの存在とは何なのか?(18年1月19日)

僕が選手として15年間プレーしていたFCボルフェンバイラー・シャルシュタット。ドイツに渡って僕が、心の底から「ここが僕の居場所だ」と思わせてくれるクラブだった。クラブとともに生きることの意味を教えてもらった。そして、どこにでもあるようなアマチュアクラブにも、クラブの生き字引とされるレジェンドがいるのだ。

「論理的な思考を導くドイツにおける基本的な教育の考え方」(17年10月16日)

掛け算ってどうやって勉強する?九九を丸暗記?ドイツだとちょっと違うやり方で学びます。いろんな数字の組み合わせで計算することで、数字のつながりや関係性に気付いていく。論理的な思考法はサッカーの考え方にも通じるテーマ。

 

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