中野吉之伴フッスバルラボ

アーカイブ:連載コラム「指導者中野吉之伴の挑戦」

17-18シーズン以降の指導者としての挑戦をつづった連載コラム。FCアウゲン・バイラータールU15監督、その後のSVホッホドルフU8コーチ、フライブルガーFC U16監督時代までをつづっている。

第一回「開幕に向け、ドイツの監督はプレシーズンにどんな指導を行うのか

FCアウゲン・バイラータールでU15監督2シーズン目となった。初顔合わせのシーズン序盤。

第二回「狂った歯車を好転させるために指導者はどう手立てを打つのか

リーグ戦2連勝スタートもそこからリズムを崩してしまった。焦らずに取り組むためにどう子どもたちにアプローチする?

第三回「負け続きで思い通りにならずともそこから学べることは多々ある!

連敗が続き、チームの雰囲気も悪くなる。それでも学べることがあると子どもたちに力強く伝えていく。

第四回「敗戦もゴールを狙い1点を奪った その成功が子どもに明日を与える

大敗の中で見えた光明。負け試合の得点が意味のあるものになるかどうかはこれからの自分たち次第。

第五回「クラブから言い渡された『解任』2文字。言い訳は口にしない。それでも譲れないものがある

僕の日本一時帰国中にクラブが下した決断は「解任」。悔いることはある。それでも僕は自分の信念を貫いたのだ。

第六回「欧州では勝利を目指すのは当然! その上での育成がスタンダードだ

シーズン途中の解任はキャリアで初めて。どんな試合でも勝とうと全力で取り組む。でも同時に選手それぞれの成長を考えたアプローチを忘れるわけにはいかない。リーグ残留すればそれでいいわけではないのだから。

第七回「今シーズンの挑戦がスタート! 2クラブで異なる年代を指導する

しばらく指導者業を休もうかとも思ったけど、やっぱり現場に立っていたい。次男チームでコーチをしていたら、古巣のフライブルガーFCから連絡があった。

第八回「急な監督就任に驚いたが、信頼関係を築くことから着実に進めた

コーチとして若い監督を支えるという話が、急遽クラブからのお願いでU16監督を務めることに。驚きはあったけど、やっぱり現場は素晴らしい。やることをやるだけだ。

第九回「プレシーズンで一泊二日の合宿を行い選手の内面を引き出した

U16の選手とピッチ上だけではなく、ピッチ外でのコミニュケーションも大切になる。合宿では一緒にいい時間を過ごすことができた。

第十回「チームがいい方向へ進むためにはダメなことをダメというのは大事

リーグ開幕戦では快勝ムードから一転引き分けで終わってしまった。このチームでやるべき自分の役割は何か?それがすごくよく見えた試合でもあった。

第十一回「全員出場とは何なのか? 試合を通じての成長とは

U16にはフィールド選手が17人。試合ではいつも3選手をメンバーから外さなければならない。意味のある全員出場を果たすためにはしっかりとした線引きをしていかなければならない。

第十二回「迷いの中で他チームが教えてくれた、クラブ哲学を信じて進むこと

選手のクオリティとリーグのクオリティ。そこにずれがある時どんな取り組みをチームとしてすべきだろうか。

第十三回「スポーツ心理士とのワークショップをきっかけに変わったチームの雰囲気

大人の階段を登っている年頃の若い選手にありがちな強すぎる自己主張。スポーツ心理士の協力でチームとしてまとまるためのワークショップを行った。

第十四回「問題を起こした選手に気づかせ、更生する機会をどう作るか

レギュラー選手だから何をしていいわけではない。不在時に起こった”事件”で僕が下した決断は?

第十五回「優勝してあらためて感じる育成に関わる指導者の意義

クラブから厳命とされていたリーグ優勝を無事に果たした。そうした結果以上に学ぶことの多い一年だった。

第十六回「私たちの目標はしっかりと地域に根差し、アイデンティティを継承していけるクラブ

クラブとしてどんな存在でいたいのか。何を大事にしていくのか。それがあるから各年代チームは確かな目標を持って取り組んでいける。今だけよければいいのではない。継承していけるクラブであり続けることが、大切なのだ。

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