松岡GKコーチ「ドイツには色々な人種がいるので、いい意味でいろんな人がいて、それをみんなが理解して、リスペクトを持ってやっている」
▼ VfBシュツットガルトU14-U15 GKコーチの松岡裕三郎さんにインタビュー!
ドイツで新型コロナウィルスの影響で外出制限が発動される直前に実現したのがこのインタビュー企画だった。すでにREAL SPORTSでインタビュー記事が2本アップされている。
「なぜドイツでは『GK人気』高く日本では貧乏くじ?GK後進国の日本でノイアーを育てる方法」
「GK大国ドイツ『セオリーを更新する』新常識 ブンデス下部組織コーチが明かす育成の秘訣とは?」
この2本の記事ではGKについて松岡さんの見解を軸にまとめてみたが、多くの方に読んでいただけたようで、反響もたくさんあった。様々な意見がでてくる中で、日本にもGKを愛する人が本当に多くいるんだなというのを再確認することができたのはやっぱりうれしい。
今後もGKについての役に立つ情報を発信していきたいと思う。
さて、シュツットガルトの日本料理店で行われたインタビューでは1時間半ほどずっと話していたのだが、記事にアップした内容以外にも興味深い話がいろいろとあった。そこで今回当WEBマガジンでは松岡さんとのインタビュー全文をアップしたいと思う。
ブンデスリーガクラブの育成で指導者をする松岡さんの考え方に触れて、いろいろ感じ取っていただけたら嬉しい限りだ。
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松岡「今ドイツに日本人のコーチってどのくらいいるんですか?ブンデスリーガのチームだったら、ライプツィヒに1人いますよね。U9の荒岡君」
中野「ブンデスクラブで監督をやってるのは2部、3部を入れても聞かないかな。コーチでやってる人だったらU17やU19でいるみたいです。レバークーゼンに分析で日本人の方いると聞いたことがありますね。あとは3部のヴィクトリア・ケルンで分析をやっている浜野裕樹くん。
ケルンの育成でGKコーチをしていた田口さんは日本に帰られましたし。田口さんて、やっぱりすごかったなと思います。トップチームのGKコーチがいないときに帯同してとして普通にやってましたから。動じないんだなと」
「さて今日のテーマとして1つは松岡さんのこれまでのキャリア。これまでどういうふうにどんなことをやってきたのかということを聞きたいです。
それからよく言われるテーマですが、ドイツはGK人気が高いというふうによく言われるけど、じゃあなんでそんなに高いのか。なんでGKってすごいのか。評価されるポイントみたいなところを深堀りして聞けたらいいなと思います。
あとは育成の現場でどんなことをやっているかとか、日本とドイツの育成の違いとか、そういうところを聞けたら嬉しいなと思います。
日本はまだどちらかというと動けなかったりみたいな子がGKをやらされる傾向があるみたいですけど、松岡さんが実際に来てみて、ドイツでGKをやる子たちを見ていて、やっぱりドイツではGKって人気だと思いますか?」
松岡「思いますね。やっぱり人気は感じます。感じる理由としては、スクールコーチとかもやっていたんですけど、そのときにみんながGKグローブとか持ってますし。なぜ持っているのかといえば、ノイアーのようなスーパースターがいるっていうのが大きいと思います。
それを真似する。あとこちらの環境は芝生なので、飛んでも痛くない。そういうの(環境)が大きいんじゃないですかね」
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