松岡GKコーチ「あきらめずに、やり続けて。いつ声がかかってもいいようにちゃんと最新のトレーニングを勉強してやっていた」
▼ VfBシュツットガルトU14-U15 GKコーチの松岡裕三郎さんにインタビュー第3弾!
中野「松岡さんは本契約?」
松岡「そうですね。シュツットガルトにきたときからなので、2018年7月1日からですね」
中野「経緯は?」
松岡「経緯はクラブのコーディネーターの方からオファーもらったんですけど、17年ですかね、DFBの講習会があって、各育成アカデミーの代表GKコーチが集まって、GKのミーティングがあるんですけど、そのときキッカーズで本来行くはずだった人がいけなくて、代理で僕が参加したんですね。
そこでシュツットガルトのコーディネーターと知り合って、連絡先交換して。あと僕、シュツットガルトのスクールでGKコーチをやっていて、そこでU13やU11のコーチとも知り合いになって、GKスクールのところでやっていたというのもあって。
コーディネーターもU13、U11コーチから僕の情報が入ってというのがあったみたいです。
他の場所ではU19コーチとも知り合うことができて。それつながりで連絡が来て。とりあえず一回僕の練習を見たいというので、キッカーズでの僕の練習を見てもらって。すぐそれでオッケー、欲しいって言ってくれて。
そっからですね。つながりがあって。18年4月に話もらったんですけど、3月頭に外国人局から手紙でこれ以上ビザ更新しませんて来てたんですよ。ああ、終わったと思って。理由は僕、日本人対象にスクールやってたんですけど、収入がそんなに良くなかったって言うのがあって。
今更来る??と思ったんですけど。それから弁護士さん捕まえて、いろいろやって、なんとか、3か月だけ仮ビザ出します、という連絡があって、それを取りに行って。その帰りにシュツットガルトから電話があってという」
中野「すごい大逆転ですね!」
松岡「大逆転です。びっくりしましたけど。一回1月から2月くらいにコーディネーターに自分で電話して、『入れませんか?U15GKコーチがいなくなるという話を聞いたんですが』って尋ねてみたんですけど、『いや、いまんところ枠が空いてないって、GKコーチは残るから』と聞いて。やっぱりだめかと思って。3月電話きたときにやっぱりGKコーチが抜けるという流れになったんですね」
中野「めぐりあわせって面白いですね。でもそれがあった時にちゃんと見合う実力があったからだと思いますし、それまでの積み重ねだと思います」
松岡「内心僕も入れないと思っていたので。つながりができても無理かなと、日本帰ろうかなとも考えてたんですけど。でもあきらめずに、やり続けて。いつ声がかかってもいいようにちゃんと最新のトレーニングを勉強してやっていたので、それが良かったのかなと。
いつ見てもらっても自信がある状態ではいたので。見に来るって言われた時は、『よっしゃー!』という気持ちでしたね。まったく緊張しないし、逆に楽しかったので。そういう準備ができていたというのは良かったのかなと思いますね。
今もクラブでもコーディネーターが練習を身に来たりするんですけど、そういう時はうれしいですよね」
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