12歳男子のおすすめYouTubeチャンネルを一緒に見てみた話
こんにちは!すみません、更新が一日遅れました。週1回、無料コラム担当のゆきのです。
まずは告知から。日本時間の明日 6 月 12日(金)、21時からフッスバルラボの第1回交流会をZoomで開催します。1時間程度を予定していますが、ロスタイムもあるそうです。お時間とご興味のある方はぜひご参加ください。詳細はこちらから。
【参加者募集中】
日時: 2020年6月12日(金)
21:00-22:00+ロスタイム(日本時間)リニューアル記念の会員限定第一回交流会(無料)を開催!リラックスした感じで交流できるといいなと思っています!
もう2-3人の方にご参加いただけるとうれしいです。お時間ありましたら是非!
https://t.co/BRgvsvI4Oi— 吉之伴@??サッカー指導者 (@kichinosuken) June 10, 2020
さて、先日久しぶりに家族で電車に乗って外出する機会がありました。
フライブルクはもともと自転車と公共の交通機関だけで生活が成り立つよう設計されている街ということもあり、我が家には自家用車がありません。コロナ以降は比較的お天気の良い日が続いていたこと、慢性的な運動不足を少しでも解消したいこともあって、ここ3か月ほどの移動は徒歩か自転車が基本でした。
駅にも人出が戻りつつありますが、対人距離は充分取れる程度です
その日はあいにくのお天気の中、どうしても家族で外出しなければならない予定があったため電車を利用。日本では中1になる長男は、ここのところ自室で1人で過ごしている時間が多かったので、食事の時間以外で一緒に座ってとりとめもない雑談をする、というのはなかなか貴重な機会でした。そんな中、彼が「これはママが見ても面白いと思う」と薦めてくれた動画が面白かったので、ちょっとだけご紹介します。
早口のドイツ語で全然ついていけないのですが、内容は人気YoutuberのVikがタイムスリップして半年前の自分に会いに行くという話。Vikはそこで「コロナウィルスの感染拡大が甚大な被害をもたらす」という核心に触れずに(触れるとタイムパラドックスが起こってしまうという設定)6ヶ月前の自分にアドバイスをします。
「えーと…お前はまだ若いし、健康体だから、自分自身についてはそんなに心配しなくてもいい。でも…トイレットペーパーはちゃんと買ってあるか?」
「……は?」
「お前、まだ普通に外に行けるよな?普段通り買い物してるよな?じゃあトイレットペーパーはちょっとだけ多めに買っといたほうがいい。あとハンドソープと除菌スプレーも。ただし買い過ぎはダメだ」
「意味不明なんだけど。俺、外に行けなくなるの?」
「いや買い物と散歩とジョギングはできるから。あー、でも友達と飲みには行けなくなる」
「なにそれ」
「いろいろあるけどちょっとずつ規制は解除されていくから」
「規制??解除??」
というような会話が続きます。2020年6月の私たちにはすっかり当たり前になってしまったことが、コロナ前の世界からするといかに想像もつかない事態だったのか、笑いながらも考えさせられる動画です。
YouTubeで96万人がフォローするこのVik氏、アップされている動画のラインナップを見る限り、ゲームの実況や解説、「やってみた」系のコンテンツが中心なのかと思いきや、長男によるとそれだけではないのが支持される理由なんだとか。エンターテインメント性の強いコンテンツを発信しながら、ときには政治的なテーマや社会的なテーマについても積極的にコメントしている人なんだそうです。
例えば
「自分の好きなゲームと相手の好きなゲームが違うことはある。そういうとき『お前の好きなそのゲーム、俺は好きじゃないんだよな』というのはOKだけど、『そんなゲーム、楽しんでるやつの気が知れないよ』というのはダメ。ゲームそのものではなく、相手の人間性や感性を否定することになるから」
という話を、長男はVik氏のYouTubeで見て、いたく共感したのだそう。そしてその話を長男経由で聞いた私も、頭の中にあった「若者に支持されるYouTuber=なんか地に足ついてなさそうな軽い人」というステレオタイプは改めよう……と思ったのでした。
今週もお読みくださりありがとうございました。次回もよろしくお願い致します!