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中野吉之伴フッスバルラボ

WEB講習会告知と、前例のない夏休み

こんにちは!今週も、本格的な夏の熱気がやってきているドイツ・フライブルクから、Webマガジン管理人のゆきのが水曜日の無料コラムをお送りします。

さて、先日中野吉之伴から告知させていただいたとおり、来週月曜日にはZoomでの講習会が開催されます。

WEB講習会「夏休みのトレーニングにおける注意点とは?サッカーだけではなく、様々なことにチャレンジしよう!」

今回のコンセプトは夏休みの捉え方です。

私自身の日本での経験を振り返ると、宿題はあれど夏休みが本当に「休み」だったのは小学校までだったような気がします。中学生からは部活がありましたし、高校に入れば予備校の夏期講習がありました。運動会や文化祭に向けた準備も夏休みから既に始まっていたので、「休み」はお盆の数日間程度。

「夏は追い込み期!」「夏にどれだけ頑張ったかが秋以降の力の差になる」という認識が大人にも、そしてある年齢以上の子どもの側にも当たり前にあったと思います。

日本の学校のカレンダーだと、秋は部活の大きな大会があったり、進路選択上とても重要な時期でもあるので、夏はそのための準備期間に充てるという考え方になるのだと思いますが、89月から新年度を迎える欧州では、一区切り終えた後の充電期間という意味合いの方が強くなります。まるまるお休みになるクラブも少なくない一方、軽い自主練習やキャンプ・合宿を行うクラブも一定数ありますが、目的は追い込むことではなく心身のリセットやリフレッシュなので、日本のそれとは雰囲気が全く異なります。

日本と欧州では、社会の中で「夏」という期間が持つ役割が違うので、簡単に良し悪しを判断することはできませんが、「子どもが成長できる機会にしたい」「夏休みでなくてはできないことをしたい」という大人の思いは同じはずです。夏に活動することのメリット、デメリットを理解した上で、どのようなスケジューリングや取り組み方をするのが望ましいのかを一緒に考えてみませんか?たくさんのご参加、心よりお待ちしております。

とはいいながら、いつもの夏休みとはかなり雰囲気も景色も違うのが今年の夏休みです。学校にスポーツにと忙しい生活あればこその「休み」なはずですが、長期にわたったロックダウンから時間をかけて手探りで様々な活動再開を目指していたところからの「休み」なので、例年の高揚感とは異なる微妙な空気が漂ってしまうのも無理のないことでしょう。子どものいる家庭にとっては、ホームスクーリング生活をどう過ごそうか試行錯誤していた日々からわずかな期間で、今度は夏休みをどう過ごそうかという試行錯誤が始まっています。

さらに、異例中の異例として今年は「夏休みの宿題」が出ています。日本では当たり前のことですがドイツでは大事件なのです。年度末という区切りを消化不良のまま迎えることになった今、積み残した課題を少しでも減らし、少しでも良い状態で新年度を迎えるために、今年はドイツの多くの学校で宿題や、夏休みの補習プログラムが用意されました。多くは自主課題ですし、必修課題も決して休みが潰れるほどの分量ではないので、反発の声は今のところあまりありません。

我が家の次男も算数とドイツ語の分厚いワークブックを持ち帰り、長男は2週間苦手科目の補習に通うことになりました。学校が全面再開されないまま夏休みを迎えた長男は、とにかく学校でクラスメイトと過ごすということにものすごく飢えているので、「2週間も続けて学校行けるの?」ととても前向きです。

オンとオフの区別をきっちりつけることをよしとし、それゆえに休暇を大切にするドイツ人ですが、長期のホームスクーリング・ホームオフィス生活はそのオン・オフの境目をずいぶん曖昧にしてしまいました。加えて、オフのときに楽しめることにも何かと制約がある昨今、どうやったら少しでも前向きにストレス少なく休暇を楽しみ、リフレッシュし、夏休みならではの素敵な経験ができるのか。前例のない夏休みに複雑な思いを抱きつつ、ひとまず無事に今年度を終えた自分たちにお疲れ様と言いたい7月末なのでした。

今週もありがとうございました!来週もまたぜひお読みください。

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