【抄訳】アディ・ヒュッター監督の長谷部評「これまでトレーニングをしてきた選手の中でベストのプロ選手」
ブンデスリーガ通算14シーズン目。今季は36歳でリーグ最年長選手ながら、長谷部誠がいまでもチームに欠かせない選手として活躍できる理由を本人が口にした。
▼ スタジアムマガジンで特集された長谷部誠のインタビュー日本語訳
今季フランクフルトの開幕戦を取材に行ったときに、スタジアムマガジンに長谷部誠のインタビューが掲載されていたのでその日本語訳をここでアップしておく。インタビューでは本当に当たり前のようにドイツ語で受け答えをしている。
難しい表現ではなく、丁寧でわかりやすく適切なドイツ語。彼自身のプレーのようだ。
それにしても、長谷部の戦績はどれも素晴らしいと改めてうなる。スタジアムマガジンには長谷部のさまざまなデータと、アディ・ヒュッター監督による長谷部評も載っていたのでそれもまとめておこうと思う。
▼ アディ・ヒュッター監督による長谷部評
アディ・ヒュッター 彼については長く語ることができるよ。これまでトレーニングをしてきた選手の中でベストのプロ選手だ。彼の年齢とプロフェッショナルさに関係してくるね。プレーのすばらしさ、打開力、テクニック、予測能力、視野の広さ。頭の回転はほかの多くのFW選手よりもはやいから、フィジカル的にスピードのあるFWよりも速く、ボールに到達することができる。
マコトは筋肉的な負傷をすることがまれだ。トップコンディションを保てる。健康的な食事とをとり、いつでも早く控室にきている。プレーしないときでも、彼のプロフェッショナルさは素晴らしい。
素晴らしい人間で、素晴らしい選手で、チームプレーヤーだ。指導者としての考えを持っていることも見てわかるだろう。私にとってだからこそ、とても重要な選手で、だからいつでも意見交換をしている。眼があり、プレー理解があり、試合の流れを読むことができる。非常にいい監督になるためのすべての条件を兼ね備えている。
【長谷部誠データ】
・08年2月2日 ヴォルフスブルクでブンデスリーガデビュー。対戦相手はビーレフェルト
・CL出場数6試合
・09年 ヴォルフスブルクでリーグ優勝
・2011年のホッフェンハイム戦で10分間GKとしてもプレー。GKヒッツが負傷し、すでに3人交代していたために急遽長谷部がGKに。
・12-13シーズンの最終戦でレッドカード(ヴォルフスブルク)。チームは最終的にヨーロッパリーグ出場権を獲得。
・14-15シーズンには自身シーズン最多出場時間となる2852分でプレー(フランクフルト)
・通算ブンデスリーガ試合数311試合
・2016年、ニュルンベルクとの入れ替え戦に2試合フル出場
・2018年 ドイツカップ優勝。そしてアジア最優秀選手を受賞
・フランクフルトでのゴール数は2得点で、どちらもダルムシュタット戦
・アディ・ヒュッター監督政権下で83試合に出場
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