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中野吉之伴フッスバルラボ

【ゆきラボ】クリスマスマーケットのない12月。自宅で楽しめる屋台の味

こんにちは!毎週水曜日にお送りしている無料コラム「ゆきラボ」、今日はドイツの冬の屋台メシのお話をしたいと思います。

部分的なロックダウンが実施され、アマチュアスポーツクラブの活動や、飲食店の営業、人が集まるイベントなどが中止されている現在のドイツ。春に行われたような大幅ロックダウンではない分、街の光景はあまり変わっていませんが、活動停止を余儀なくされた側と、活動を続けることが出来ている側との間には複雑な思いが交差しています。

なるべく経済や教育への影響を抑えながら、人と人との接触を減少させ、医療機関への負担を軽減させようという努力がされているものの、現在のところあまり効を奏しているとはいえず、更なる追加の行動・営業制限措置が検討されています。

部分ロックダウン実施の発表に先駆けて、ドイツやフランス、スイスの多くの自治体では10月頃から続々と2020年のクリスマスマーケット中止が発表されました。人口20万人ほどの中規模都市であるフライブルクですが、昨年のクリスマスマーケットにはのべ約110万人の来場者が訪れました。それほどの大規模イベントが中止された影響は計り知れません。

ドイツの冬の風物詩であるクリスマスマーケットは、本来ならクリスマスの贈り物やデコレーション、地元の作家による工芸品や土地の名産品などが購入できるだけでなく、家族や友人と訪れてクリスマスの雰囲気を楽しみながらそぞろ歩くだけでも楽しい場所。大きな街のクリスマスマーケットには観覧車やメリーゴーラウンド、スケートリンクなども設置され、街中に小さなテーマパークが現れたような景色になります。夏祭り、秋祭りの中止に続いて冬のイベントも開催できなくなり、このファンタジックな眺めが見られないというのは本当に寂しいことです。

せめて自宅で少しでもクリスマスマーケット気分をということで、ドイツのスーパーマーケットやデパートでは、現在クリスマスマーケットの定番品に力を入れています。例えば上のチラシに掲載されている写真は「カルトッフェルプファー」と呼ばれる塩味の利いたジャガイモのパンケーキ。「ライべプファンクーヘン」「レシュティ」など地方やレシピによって多少名前が異なりますが、粗めにすりおろしたジャガイモの生地を、多めの油でカリっと揚げ焼きにして、リンゴソースまたはクリームチーズのソースを添えて頂きます。

寒い冬に屋外で行われるイベントですから、温かい飲み物も欠かせません。定番はなんといってもグリューワイン。フルーツやスパイスなどで味付けした熱々のワインをカップに注いで頂きます。当地フライブルクはワインの産地なので、グリューワインも赤・白・ロゼと種類が豊富。ワイナリーごとの味わいの違いを楽しむことができます。

カップは23ユーロほどのデポジットがついていることが多く、可愛いデザインのカップをお土産として持ち帰ってコレクションするのも楽しいものです。冬のサッカー観戦時にはスタジアムでもよく売られており、冷えた体を芯から温めてくれます。ただし、熱々のお酒はあっという間に回るので、飲み過ぎにはくれぐれもご用心ください。

お酒の飲めない人や子どもには、ブドウやリンゴのジュースをベースに、体が温まるスパイスで香りづけしたキンダープンシュという飲み物もあります。

我が家でよく作るのは、「フラムクーヘン」と呼ばれる極薄焼きのピザのようなもの。ピザとの違いはトマトソースやチーズを乗せないこと、代わりにサワークリームを塗って高温でカリカリに焼き上げることです。フランスからドイツにかけての地域の郷土料理で、レストランや家庭でもよく食べられています。薄くてソースの少ないフラムクーヘンはピザより手が汚れず、食べながら歩くのに丁度いい上に、短時間で焼き上がるので、私たちの住む地方では、クリスマスマーケットに限らず一年中各種イベントの屋台で販売されている定番メニューでもあります。

グリューワインやフラムクーヘンを試してみたい!という方は、ドイツ大使館がCookpadで紹介しているレシピがあります。また、ゆきラボの食事ネタでしばしばお世話になっているみちえのパン工房さんにもレシピがあり、我が家ではいつもこちらで作っています。

今週もお読みくださりありがとうございました!次回もよろしくお願い致します。

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