【ドイツ便り】ロックダウンは1月10日まで延長。制限はさらに厳しくなったけど、普通に規則を守って暮らしてきた人はこれまで通り普通に規則を守って暮らせばいい
▼ コロナ制限が厳しくなったドイツ
感染者がなかなか減らないドイツではロックダウンの制限がさらに厳しくなり、クリスマスから年末年始に突入することになった。
20時以降はそれなりの理由がないと外に出てはだめだし、20時までの時間だって基本2世帯マックス5人まで(14歳までの子供は除く)。
こうやって制限がきつくなると、自分の行動をもっと制限しなきゃいけないのかなって心理に陥るけど、これまで普通に規則を守って、衛生に気をつけて生活していた人は、これからも普通に規則を守って、衛生に気をつけて生活をしていたらいいのだと思う。
だって普通に規則を守って生活している人がさらに生活を制限したところで感染者数が減ったりはしないし、だからそのことでロックダウン期間が短くなったりもしないだろう。
きっと問題はそこではないんだから。
どれだけメディアを使ってメッセージを送っても届かないところには届かない。欧州には今だにマスク着用を嫌がる人がいるくらいだから。残念だけどね。だからドイツだと規則を設けて破ったら罰則というシンプルなやり方で抑えようとする。それがベストかというとそうではないけど、でも必要な措置としかいいようはない。
長男も学校で感染者が出たからしばらく学校行かずに自宅という時期があったけど、そうやってその都度ちゃんと対処できていたらいいんだけど、それを怠ったり、顧みない人がいるから広がりはなかなか止まらない。
この前ニュースで見たけど、どこかの幼稚園で夜に幼稚園の先生らが10人以上集まってパーティーしていたってのがあったけど、窓も閉めずに音楽を大きく鳴らして、「大丈夫でしょ?」って気にも留めずにやっちゃうんだからよくわからない。
フライブルクはそう考えるとだいぶましな方だと思うけど、それでも日々の新規感染者数が一向に減ってこないのを見るとげんなりとはする。空港ではコロナ検査で6時間待ちだなんてニュースでやっていた。
簡易版ロックダウンは失敗っていう声もあるし、そうした状況だから大幅に増えなかっただけでちょっとした成功なのかもしれない。じゃあやってなかったらもっと増えていたのかと思うと空恐ろしい。
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