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中野吉之伴フッスバルラボ

【育成論】高校サッカー選手権について考察してみた。僕らが考えるべきはその先に向けての選択肢を作り上げること

▼ 高校選手権て何なんだ?

日本で冬の風物詩とされている高校サッカー選手権。ツイッターでもフェースブックでもインスタグラムでもnoteでも高校選手権に関する話題で満載だ。

議論調な指摘やコメントも多い。

全国大会開催の弊害を論じる人がいれば、ロングスローの是非を問う人もいる。部員が多いことを問題視する人がいれば、守備固めを批判する日もいる。

まず落ち着こう。話はそれからだ。

議論を進めるためにはそれぞれの定義がされなければならない。それぞれが点でばらばらの視点で思っていることを言い合うことをディスカッションとは言わない。

そもそものところで高校サッカー選手権って何だろう?

平たく言えば高校サッカー部による全国大会だ。では目的は?日本サッカー協会の公式ホームページにある大会要項を読むと「全国高等学校体育連盟の目的及び永年にわたる活動を理解し、それを尊重すること」という一文がある。

では全国高等学校体育連盟の目的ってなんだ?調べてみた。

(1)高校生の健全育成を目指す
現代は高校生一人ひとりが生き生きと夢をもって生活することが大切です。また、望ましい人間関係のもとで自分の個性をさらに伸ばし、自己を鍛え、たくましく生きる力を養うことが重要なことです。
これらのことは、たゆまぬ日々のスポーツ実践を通して確実に身につけることができるものと確信しています。

(2) 競技力の向上
高校生が持っている「力」は無限の可能性を秘めており、磨き、鍛えていけばどこまでも伸ばしていくことができます。すでに高校生が日本のトップレベルで活躍している競技種目もありますが、全国の高校生同士がスポーツの力と技を競い合い、高め合うことができれば、競技力の向上はもとより人間性を高めその育成を図る上で大きな意義があると考えています。

(3) 生涯スポーツ実践の基礎づくり
健康で明るく豊かに生きることは、人々の共通の願いです。スポーツを生活の中に取り入れ、生涯を通してスポーツを友として実践することにより、それらの願いを叶えることができます。高校生の時期に、自分の好きなスポーツの技術や精神を身につけることがとても大切なことです。
公益財団法人全国高等学校体育連盟のホームページより引用

さすがだ、とても立派なことが書かれている。ほんとその通りだと思う。その通りのことが行われているかどうかは別にして。

いずれにしても議論されることの最初のポイントとして、「高校生年代だから育成を大事にすべきだ」というのが出てくるのも理解できる。生涯スポーツの大切さを口にするなら、そのためのあり方をもっと丁寧に模索すべきだ。僕個人としてもそうであってほしいなとは思う。

では、いま高校サッカー選手権って、子どもたちにとって、学生にとってそうした位置づけにある大会かといわれると、やっぱり違うと思うのだ。

これまでも、そして今も、そしておそらくこれからも、日本における高校サッカー選手権というのは一つの到達点だ。

これは現時点で変わらない。変えようがない。

理由も明確だ。国内における注目度が高い。比類なく高い。季節限定かもしれないが、大会における情報がこれほどメディアを賑わすんだから。

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