【ドイツ情報】ドイツサッカー界のレジェンド ローター・マテウス。18歳でプロデビューを果たした早熟で、38歳でドイツ最優秀選手に選出された遅咲き選手でもあった
闘将ローター・マテウスについて書きました。
「マラドーナのように天才的な選手ではなく、メッシのようにトリックが豊富な選手でもなかったかもしれない。だがローター、あなたはどんな激闘の中でもチームを導ける真のリーダーだった」ビルト紙ワーグナー編集長
https://t.co/7hY8XwhRf0— 吉之伴@??サッカー指導者 (@kichinosuken) April 7, 2021
Number WEBでローター・マテウスについて寄稿した。選手としてのすごさは今回執筆しながら改めて何度もうならされたし、「ロンド」のエピソードは驚異的すぎる。またプライベートの正直すぎる生き方からはいろいろと考えさせられるものがあった。
道義的な基準は僕らが生きていくためにやはり必要だけど、それは「良い」か「悪い」かの2択だけで語られるものではない。お互いに許容できて、受け止めることができる範囲で、自分たちが自分達らしい決断ができるという選択肢はあった方がいい。
さて、ドイツサッカー界におけるレジェンドの一人だけに、一本の原稿では書き足らないこともたくさんある。そこで今回はこちらでマテウスについても少し書いてみたいと思う。
▼ 早熟で遅咲きだったマテウス
普通の選手は早熟か遅咲きかのタイプに分けられる。早熟とは年齢的に早い段階に急成長期がくるが、年齢を重ねるごとに成長スピードが下がる、あるいは止まることが多いタイプ。一方で遅咲きは急成長する時期は来ないが年齢を重ねていっても確かに成長をし続けることができるタイプ。
ざっくりとそういう風に分けられるのではないかと思うのだが、マテウスは早熟であり、そして遅咲きタイプでもあった稀有な選手だった。
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