【育成論】選手の成長を第一とするのがプレーヤーズファーストの考え。確かなコンフォートゾーンとそこからのチャレンジ
※ フットボリスタWEBより転載
▼ 人としての成長を大切にしようとするドイツの現場
育成において、ディスカッションの前提となっているのはどの国でも「どうすれば子供たちがより良く成長することができるだろうか」という、選手の成長を第一とするプレーヤーズファーストの考えだろう。「より良く」と考えるためには、「こうであってほしい」という理想が念頭にくる。
ただ、それぞれの国にはそれぞれの社会的価値観と習慣があるし、自分たちの美徳へのこだわりもある。それゆえにうまくサポートできない側面だって見つかってくる。そうした様々な要素を検討した、最適な着地点を探していくわけだ。
選手としてだけではなく、人間としての成長を大切にしようとする現場の声が多いドイツにおいては、サッカーへの取り組み方や関わり方がとても重要視される。
例としてまず、先日インタビューで話を聞いた1860ミュンヘンのU-12監督ボルフガング・バルスがクラブの育成哲学について語った言葉を紹介する。ドイツでトップレベルの育成力を持つクラブとされる1860では、どんなことを大切にしているのか。
(残り 2984文字/全文: 3453文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ