中野吉之伴フッスバルラボ

【育成論】ドイツのアマチュアクラブはどうやって施設投資用の資金繰りをしているの?


フットボリスタWEBより転載

▼ ドイツアマチュアクラブの大型プロジェクト

当たり前のことだけどアマチュアクラブに資金はたいしてない。僕がU12監督として所属しているフライブルガーFCにしてもそうだ。小さな町・村クラブと比べたらスポンサーや年会費による収入はある。でもそれらは必要経費で消えていくし、指導者に支払われる給与は微々たるもの。

基本的に僕らはボランティアとして携わっているし、そうした関わり合いの中でやっていくことを前提に、メカニズムは整えられている。

そんな我がフライブルガーFCで先日クラブ総会が行われたのだが、その席で新しいプロジェクト着工の決議がされた。それが《新クラブハウスと幼稚園の新設》。壮大なプランだ。

だけど資金を持っていないクラブがどうやってそんな大それたプロジェクトをスタートできるというんだ?

そんな疑問が浮かび上がってくるだろう。僕もそうだった。そこで今回はドイツのアマチュアクラブがどのように資金をねん出するのか、についてお話ししたいと思う。

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