【ゆきラボ】線路は続くよどこまでも。9ユーロでドイツ1周できる話
こんにちは!5月も半ばを過ぎて、ドイツでは初夏の爽やかなお天気の日が続いています。本題に入る前に今週はまず、暑くなってきたドイツで最近人気の和スイーツをご紹介します。
みなさんご存じの「雪見だいふく」です。昨年頃から普通のスーパーマーケットの冷凍食品コーナーに並ぶようになりました。登場した当初は、「雪見だいふくミニ」くらいの小ぶりのものが6個入って約5ユーロと、かなり割高だったのですが、当時はコロナ禍の真っただ中でいつ日本に帰れるやら……という感じだったので、日本の味を感じられるならとちょっと奮発しました。
色的に抹茶かな?と期待してしまいますが、上の写真はピスタチオ味です。
その後、人気が出てきたのかアイスクリームメーカー各社がいろんなフレーバーを売り出し、他にはチョコレート、ココナツミルク、マンゴーなどがあります。価格もちょっと下がってきました。特売品で3ユーロになっていた下の写真はバニラ味。日本のオーソドックスな懐かしい雪見だいふくの味です。
私がドイツに来たばかりの2000年代前半は「餅や団子はドイツ人にはウケない」というのが定説でした。実際、当時知り合ったドイツ人と和食の話になると、餅や大福や団子については「食感が謎過ぎる」「ガムでもないしグミでもないし、これは一体……」という感じで、好きという人に出会ったことはありませんでした。
そこから20年近くが経過し、食のインターナショナル化が進んだことや、ちょっと珍しいもの・新しいものがSNSで拡散しやすくなったこと、自分たちの食文化にないものに対しても積極的に試したいという人は以前より増えています。餅はそのまま”Mochi”という言葉として、スイーツ好きな人の間では定着しつつあるようです。
夏の家族旅行中の1枚。息子も自撮り
“Mochi”とは少し違いますが、日本でも流行したタピオカ入りドリンクはドイツでも大人気で、一時期より下火にはなったものの、既に夏の定番ドリンクという感じです。あのぷりぷりモチモチした弾力のある食感もまた独特ですが、“Mochi”同様、はまるとクセになる、SNSで映えるということで若い年代を中心に愛されています。
後半は「月額9ユーロでドイツのローカル線が乗り放題になる」という話題をご紹介します。
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