中野吉之伴フッスバルラボ

【ゆきラボ】ドイツで食べられる日本のおやつと、ドイツのノートの話

こんにちは!一日遅れの更新となりました「ゆきラボ」です。
以前ご紹介した「ドイツの雪見だいふく」に続き、今週もドイツのスーパーで普通に売られている日本のお菓子をご紹介します。

まずはこちら。日本のお菓子そのものではないですが、「ニッポン」という名前のチョコレート菓子です。中身はさくさくのライスパフ。私がドイツに来たばかりの頃からあるお菓子で、たぶん日本人=米を食べるというイメージからネーミングされたのだと思います。ただドイツ語のJapan(ヤーパン)は日本人にとってのニッポンなんだよ、ということを知らない人も多そうです。甘めでバターもたっぷり入っているドイツのチョコレートクッキーやチョコビスケットに比べると、「ニッポン」の中身はプレーンなライスパフなので比較的さっぱりしています。

続いてはこちら。「ミカド」という名前で売られています。日の丸をイメージしているのかな?という赤丸デザインのパッケージですが、よく見ると「グリコ」と書いてあります。実はこれは日本のグリコが1982年にフランスで設立した「ジェネラルビスケットグリコフランス」という会社で、欧州向けに製造されているもの。私は普通に「ポッキー」だと思って買って食べていますが、日本のポッキーと食べ比べると、実は微妙に味が異なるのだそうです。

ヨーロッパにはカラフルに塗り分けられた竹ひごを使って遊ぶゲーム「ミカド」があり、このゲームの竹ひごに似ているということで、ポッキーも「ミカド」と命名されました。ちなみにゲームのほうのミカドも「竹=東洋のちょっとエキゾチックな素材」という連想から「帝」という名前がつけられたようです。

ちなみにミカドは日本でも買えるそうです。私は遊んだことはないのですが、ちょっとジェンガにも似たような要素があって、積み重なった竹ひごをなるべく崩さずに高得点の竹ひごを抜き取る…というような遊びらしいです。

最近になってこちらの「ポッキー」もスーパーの店頭に並ぶようになりました。日本語で「いちご」と書いてあります!ドイツのスーパーでひらがなに出会うのは、意外なところで偶然昔の同級生に会ったような感じでとても懐かしい気分です。

こちらは日本からではなく「タイグリコ」からの輸入品なので、お値段は1.7ユーロ、230円くらい。ミカド(1.3ユーロ、175円くらい)に比べると少々高めです。抹茶、クッキークリームなどのフレーバーもありますが、アジアから輸入品ということもあって常に全種類店頭にあるわけではないようです。この日はいちごしかありませんでした。

ちなみに「タイグリコ」では、日本にはないご当地限定味のポッキーやプリッツを販売しているそうなので、タイに旅行に行かれる機会のある方はぜひスーパーで探してみてください。

記事を書くにあたってはポッキー公式サイトも参考にさせていただきました。

後半はドイツの文具の話です。今日はノートについて。

(残り 2444文字/全文: 3651文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ