中野吉之伴フッスバルラボ

【TRメニュー】サッカーに認知要素を加えたU12/U13トレーニング

▼ 子供たちは《サッカー》をしているか?

新シーズンが始まったので、定期的にまた僕が実際に行ったトレーニングを紹介していきたいと思う。今季はSVホッホドルフのA(U18/U19)とD(U12/U13)で監督をしている。

ドイツでは2学年ごとに1カテゴリー。

A—U18/U19
B—U16/U17
C—U14/U15
D—U12/U13
E—U10/U11
F—U8/U9
G—U6/U7
Bambini—U5以下

生まれ年で分けられるので、今シーズンのDは2010年と2011年生まれ。学校もサッカーシーズンも秋スタートなので、例えば2010年生まれで10月誕生日の子は今シーズン中に12歳になるが、2月生まれの子は13歳になるというわけだ。つまり同一チームに小6と中1がいる。

新シーズンがスタートしたばっかりで、僕も選手の顔と名前をまずは速やかに覚えていくことが大切な時期。コミュニケーションを取りながら、面白いを実感しながら、いろんなことに気づいて、考えて、チャレンジしてという要素を取り入れながら、でも《サッカー》をしながらというのをポイントにしている。

他の学年でも難易度を調整したらいくらでも使うことができると思われる。

▼ 頭を使って鬼を捕まえろ!

1.鬼役1人を決める。
2.残りの選手は鬼を捕まえる。
3.ボールを手に持ってプレーする。
4.ボールで鬼をタッチしたら交代。
5.ボールを鬼に投げつけてはいけない。
6.ボールを持った選手は歩いてはいけない。
7.ボールを持っていない選手は自由に動いていい。

(残り 1444文字/全文: 2100文字)

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