【インタビュー】サンチョはどうやって成長した?ヤン・ジーベルトが語る「指導者としてエンパティをもって向き合い、《彼という人間》を理解しようとする大切さ」
ヤン、マインツU23の監督になってたーーー!!
また近いうちにい会いに行かねば。
Jan Siewert wird Cheftrainer der U23 https://t.co/at0Niej7yN
— 吉之伴@??サッカー指導者/サッカーライター (@kichinosuken) July 17, 2022
▼ ヤン・ジーベルトとのインタビュー記事第3弾
僕がA級ライセンスを獲得した時の同期で現在ブンデスリーガクラブのマインツ育成アカデミーで育成指導者チームを務めるのがヤン・ジーベルト。
と思っていたら、ヤンのポストが最近アップデートされ、今季から4部リーグに所属するマインツU23チームの監督に就任していた。同チームには日本人の水多海斗選手も所属している。
「ゆくゆくはまた監督として現場に立ちたい」と話していたけど、育成を大切にするマインツのU23監督には育成とプロとどちらにも造詣が深い人物が求められる。まさに育成からトップチーム、プレミアリーグでの経験もあるヤンはまさにうってつけの人材だろう。
ヤン・ジーベルト「マインツ育成アカデミー育成指導者チーフとして過ごした2年間はファンタスティックだった。今また別の役職に就けたことを喜ばしく思うし、この2年間培った経験をうまく生かしていきたい。ほかの世代別チームの監督、コーチとお関係性はこれからも続くし、意見交換をしていくことになる。
最も大切な目標は選手のさらなる成長なのは変わらない」
マインツ公式ホームページより引用/翻訳
U23監督としての実績はドルトムント時代にすでに積んでいる。インタビューをした際にはそのあたりに関してつっこんだディスカッションもしていたので、今回は《有望選手がプロ選手として成長するために大事なこと》というところをメインテーマにお送りしたい。
▼ サンチョとのエピソード
ヤン「ドルトムントにおける育成チームの状況は全く違う。環境も違う。求められるものも変わってくる。それこそ僕がトレーニングしていたのはジェイドン・サンチョ(イングランド代表MF。現マンチェスターユナイテッド)だったりするわけだ。マインツとは全く違う前提条件がそこにはあった」
—ドルトムントではそのあたりどうだったの?サンチョに対してのアプローチはほかの選手に対して都はまた全く異なるものになると思うんだけど?
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