kumamoto Football Journal

【kumamoto football journal】創刊のご挨拶。

0号カバー2014年6月、ブラジルで行われたFIFAワールドカップに出場した日本代表は、1分2敗の成績でグループリーグ敗退となりました。
大会に臨んだメンバー23名のうち、FW大久保嘉人、大迫勇也、MF遠藤保仁、清武弘嗣、DF吉田麻也、伊野波雅彦、GK西川周作など、九州に所縁のある選手は実に9名にのぼります。
しかし残念ながら、熊本に所縁のある選手は選出されていません。

一方で、熊本県は人口比で全国五指に入るほどのJリーガー輩出率を誇り、熊本で生まれ育った選手達が日本のトップリーグで多数、活躍しているほか、アジア等海外のリーグでプレーしている選手もいます。
また、8月に山梨県で開催された全国高校総体において、熊本県代表として17回目の出場を果たした大津高校が史上初めて決勝戦まで進み、準優勝という成績を残しました。そうした人材が継続的に育っていることを考えると、2016年のリオデジャネイロオリンピック、2018年FIFAワールドカップロシア大会、そして2020年の東京オリンピックなど、これから世界の舞台で戦う将来の日本代表に、熊本県出身の選手が選出される可能性は十分あるはず。

ならば、それを支える背景や土壌、すなわち熊本県のサッカー界における育成事情や普及環境など、タイムリーな、あるいは普遍的なテーマに焦点をあて、サッカーに関わる皆さんと一緒に、それらについて考え、意見を交わせる場となりうるメディアがあってもいいのではないかーー。

そんな思いから、この[ kumamoto football journal ]をはじめることにしました。

熊本のサッカー事情やニュース、さらには指導者とプレーヤーが考えていること、そしてその様子を近くで見守る人たちが抱く思いを共有し、次の時代につなげていく。
そのお手伝いをすることで、熊本のサッカーをもっと楽しく、もっと強く、そしてもっともっと、身近なものにしていきたい。

webマガジン[ kumamoto football journal ]では、そのために役立つ情報を毎月、お伝えしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

[ kumamoto football journal ]編集人 井芹 貴志

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