【特集】熊本のスタイルとは何か?
FIFAワールドカップブラジル大会のグループリーグ敗退を境に、とくに今年頻繁に耳にする機会が増えた言葉の1つに「自分たちのサッカー」というフレーズがあります。ただ、「自分たちのサッカー」というひと言が意味するものはどこか曖昧で、その実態を具体的に表現するのは容易なことではありません。
一方、よりイメージしやすい(ように感じられる)のが「スタイル」という言葉。「スタイル」という言葉で表現されるものには、もちろん国や地域によって、あるいはクラブごとに差があるもの。さらに言えば、同じチームであっても試合ごとに微妙な差がある場合もあります。そういった試合ごとの違いや振れ幅がある中でも、最大公約数的な共通点、言わば一貫性を汲み取れたとき、「これがこのチームの(クラブの/国の)スタイルだ」と言えるのではないでしょうか。
では、熊本という地域や県民性に合ったスタイルとはいったい、どんなもので、どんなサッカーなのか? そもそもスタイルって必要なのか? 今号のメイン特集では、複数の角度から『熊本のスタイル』についてアプローチしてみました。
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