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【TOPICS】ロアッソ熊本 今後の日程等の決定を受けてのコメント①(アスリートクラブ熊本池谷友良社長/原博実Jリーグ副理事長/清川浩行監督)

ロアッソ熊本20160421

 

●池谷友良アスリートクラブ熊本代表取締役

池谷友良社長皆さん、こんにちは。今日は、お忙しい中集まっていただいてありがとうございます。本日、選手、Jリーグも踏まえていろんな話し合いをしました。今後の日程、そして開催等についていろいろ意見をかわして、ある程度の方向性を決めなきゃいけないということで。まだまだ未定な部分も多々あるんですが、なんとか、こういった被災状況のなか、Jリーグの試合を戦っていかなきゃいけないということを確認しました。皆さんもいちばん心配されているのが『いつから開催するのか』という部分だと思いますが、とりあえず今週のホームゲームは中止ということを発表させていただいております。そして、次のアウェイ(第10節山形戦)も、今の状況では選手がまだトレーニング等できていません。今日、久しぶりに、1週間ぶりに集まったので次も難しいと。で、聞き取りをする中でも個々によっていろいろな案件が違います。まだ車中で寝ている選手も大半でありますし、家が倒壊した選手もおります。家族のケアであるとか、いろいろ、今やっている状況です。その中で、選手が本当に戦うという気持ちも含めてですね、いつからできるのかと。そういった部分も今日話したなかで、最終的に決まったのが、5月15日のアウェイになりますけど千葉戦に向けて、スタートしていきたいと思っております。トレーニングにつきましては、まだ皆、被災状況があまりよくありません。ですので今週いっぱいは当然休みで、来週の4月25日から自主練というかたちになりますけど、トレーニング場を確保したなかでスタートして、コンディションを少しずつ作っていきたいと思っております。チーム全体でスタートするのは5月の2日から。これは場所等については未定です。熊本の中、ここの前(県民総合運動公園サッカー場)でできるのか、あるいは近県に行くのかも含めて、今検討というか、調整させていただくという段階です。その中で、各Jクラブからいろいろなご支援をいただいております。日本サッカー協会も含めてですけれど、いろんな施設を使ってもいいよというような、数多くの支援をいただいている状況ですが、クラブとしてそういったものも選手に伝えたんですが、まずは家族の安全とか安心ですよね、それを担保してあげるということ。そして、県外に出て行ってサッカーをやる環境を作ってあげるのがいちばんいいのかなと考えて提案したんですが、選手から出て来たのは逆に、この熊本でやりたいというか。家族のそばにいたいということですね。そのリスクは多々あるんですが、なるべく近いところでやりたい、そこから試合に行きたいという意見が選手から出てきて、最終的に選手の意見を尊重するということで、今の運びになりました。候補とすると、近県というと鳥栖であるとか宮崎であるとか、何かあっても戻って来れる距離ですね、そういうところになるんではないかなと、今は考えております。これはJリーグともこれからいろいろ、相手のある事でもあるので、その辺を調整させていただいて、決めていきたいと思います。日付だけが今日決まったので、来週の25日から身体を動かしていくと。そして5月2日から全体をスタートして、試合が5月15日の千葉戦という事で決定しましたので、皆様にご報告します。

——再開の千葉戦に向けて、こういう試合で県民に力を与えたいというのはありますか。

そこは最終的に選手に聞いてもらえればと思いますが、私から選手に伝えたのは、やはり私たちはサッカーマンであるし、サッカーを仕事にしているということ。で、今、選手はいろいろなボランティア活動とか、やってくれています。これは1つではあるけど、やはりいちばんは、数多くの人たちに元気を与える1つのツールとして、サッカーというもの、自分たちの仕事というものをもう1度、しっかりとその試合に向けて、勝敗というのは当然あるんですけど、やっぱりひたむきに最後まで諦めずがんばる。それがこの、熊本県民、被災した皆様に元気を与えることになるんではないかということで、選手には伝えました。選手にも集まってミーティングしてもらいました(※29人のうち3人は都合により不参加)。で、『やっている場合じゃない』とか、いろんな意見はありました。でも選手が最終的に決めてくれた。5月2日に全体が集まって、そこからは言い訳なしだよねと。15日の試合に向けて、俺らはやっぱり皆に元気を与えるために戦っていかなきゃいけないと。彼らが決めてくれたので、それを信じていきたいし、クラブとしては最大限のバックアップをしていきたいなと。

——千葉戦のあとのホームゲームは流動的ですか?

いまのこの状況の中で、私の口から『やります』という状況ではないと思います。でも希望的なものとすると、ホームに戻れたらいいし、戻ってきたいなと。それは、この状況が飛躍的に変わる事も含めて、やれる状況になって欲しいなという希望も含めて、その試合に、次のホームゲームを開催できたらいいなと。そのために、クラブとして最大限のことをやっていかなきゃいけないなと思っています。

——選手達の表情や様子は?

最初、冒頭はかなりみんな不安視というか、疲労度とか、いろんな顔がありました。でも決めないと動かないのでクラブとしていくつかの提案をしていったんですね。やるという前提のなかで。それには不安もあったと思います。それが徐々に話をする中で彼らが変わっていった。先ほど言いましたけど、戦わなきゃいけないねっていう、自分たちの仕事をよく理解してくれたと思います。そうは言っても不安はあるのか、終わってからも個別に相談もありました。『練習が2日から始まるんですけど、今は車で寝泊まりしているので、寝るところないですか?』とか、そういう個別の話もありましたけど、そういうのも含めて皆が前に進んでくれたかなと、最後は思いました。

——選手の被災状況は?

アカデミーも含め家族の安否は取れています。被害としては益城町出身の選手が4名、アカデミーまで含めるとかなりの数がいます。選手でいくと畑実の家ですね。これがかなりのダメージ、全く住めない状態になっている。あとは森川泰臣、上村周平、嶋田慎太郎とか、益城町出身の選手の被害が大きい事は把握しています。

——中止になる試合の扱いは?

この件に関しましては熊本だけではなく当然アウェイのチームがあるので、本当に各クラブの皆様にご協力いただいた結果、こういう発表をさせていただいています。本当に多大な、いろんな関係者にご迷惑をかけると思うんですよね。そういう意味でも、次のゲーム、やっぱりいろんなクラブに対しても感謝の思いを込めて戦っていくということ、これがいちばん大事なのかなと。また、支援等も本当にいろんなクラブからしていただいています。これも会わせて感謝申し上げますし、やっぱりロアッソが元気だという姿をですね、1日も早く見せたいと思っています。スケジュールについてはこれからJリーグとも協議をして、進めていきたいと思います。

——クラブ側からの提案とは、県外に拠点を移してそこから試合へ行くとか、ホームとアウェイの開催日を入れ替えたりということですか?

そうですね、いくつかの提案をしました。それはいろんな施設、クラブの御厚意も伝えた中、まずはサッカーをやれる環境はどうなのかということと、彼らがいちばん不安視している家族の心配、そのへんも踏まえてですね、県外に行った方がいいんじゃないかなということで提案をしていただきました。でも、彼らの気持ちというのは、熊本で、(家族の)近くでやりたいということだったので、こういう決断になりました。

——ホームゲームは、どういう状況なら開催できるというようなある程度の話が熊本県とはできているのでしょうか?

今はそんな話はまだ全くできていません、僕もスタジアムを見に行ったなかで現状は物資がいっぱい置いてあるし、ここ(運動公園)もヘリポートになってヘリコプターが降りたりしてますし、そういう話をする事自体を僕の中では躊躇しているという現状です。なのでもうちょっと見たなかで、でも開催はホームでと決まっているわけで、まだ中止を発表したわけでもありません。そこを信じて、飛躍的に今の状況が変わっていくということを信じながら、準備は進めておかなきゃいけないと思っています。でもその条件というのは、まだ未知ですよね。

——千葉戦の後のホームゲームはどれくらい前に見極めるんでしょうか?

そうですね、仮にできないとなった時には、アウェイゲームと日程を入れ替える事ができるのかということもこれから相談しなきゃいけないんですよね。もしくは、どこかに出て行かなきゃいけないのかっていうことも合わせて、これはリーグと協議しながら、進めていかなきゃいけないと思います。いつまでかっていうとまだ未定ですが、そういう考えのもとで動いてます。

 

 

●原博実Jリーグ副チェアマン

原博実副理事長

こんにちは。今日、池谷社長以下、強化、監督、選手、スタッフ、我々から私と競技運営の責任者、そして広報も含めて来て、まずは大変な状況を理解して、多くのサッカーファミリーがロアッソ熊本の事を心配していて、いろんなオファー、『うちでできますよ』『練習できますよ』と。ホテルもスポンサーのルートインホテルズさんから『うちに来てくれればみんな引き受けますよ』と、そういうことをまず伝えました。その上で、我々もできることは全力でサポートすると。リーグだけでなく、JFA、サッカーファミリーが何でも手伝うので、やれることがあれば言ってくれと、その話し合いに来ましたと話して、いくつかの提案をさせてもらいました。1つの選択肢として、ここで練習をするのが難しいとすれば、家族も含めて一時的にどこかに避難して、そこでトレーニングをするのはどうだろうかとか。その宿舎、練習環境はいろんなところが手を挙げてくれていますので、そういう話もしました。帰省をして練習をしたいのであれば、そこのJクラブで練習ができる、それはJ1の実行委員会で了解も取っています。ただ、具体的に決めないとですね、今週末には山形との試合が差し迫ってあるわけですよね。山形さんとかルートインの山形のホテルは抑えてあるんですよ。今飛んでいってもいいように。GWに抑えてもらうのはすごく大変な事なんですけど、それでも抑えてくれると言ってもらっているんで、じゃあそれが難しいなら難しいと、決断をしなきゃいけない。という話をしました。5月3日に関してもホームで愛媛とやるのは難しいので、(ホームとアウェイの日程を)ひっくり返して、愛媛のホーム戦にする、その準備を我々も、愛媛FCも快くしてくれたし、FC今治も、そのためのホテルや練習環境も準備すると言ってくれていました。ですから、なかなか決断をしないと、準備してくれたところに逆にご迷惑がかかるので、できるだけ早く判断して欲しいと説明しました。ただ、選手のいろんな気持ちもあるので、我々は『これはどうですか?』という提案をしました。前回の東日本大震災の時には『仙台はこうやって動き出した』とか『鹿島はこうだった』、あるいは『水戸はこうやりましたよ』、『Jリーグとしてはこうやりましたよ』というのを全部、皆さんに伝えるので、なんかあれば言ってくださいという話をして。鳥栖さんなんかも、練習もできますし、ホーム戦でも『うちでもできますよ』と言ってくれたりしているんですね。それを伝えた上で選手の気持ちを聞いて、いろいろ出たんですけど、最後は選手達だけで話したいというので、それは話してもらっていいですよと、僕らも席を外しました。で、結果、『ここにいたい』と。『大変だけど、ここにいながら練習したい』、『5月15日の試合を目指して練習していきたい』ということなので、『分かりました』と。それならということで我々はそこに向けて準備していくと。たとえば、時之栖御殿場、あるいはJ-GREEN堺などは、選手も家族もまとめて引き受けて、落ち着くまでそこを拠点にして試合会場へ行くのもできますよと言ってくれたり、鳥栖さんも、『熊本でホーム戦ができなければ鳥栖でやる準備をします』ということを言ってくれていましたが、今、『こういうことになりましたので』と連絡をしています。僕らは、選手が不安であればどこかに拠点を作ることを考えていたんですが、思った以上に選手達は『ここ(熊本)にいながらやれる範囲でやりたい』と。『大変だけれどもそうしたい』という気持ちが強かった。それは選手達の大切な気持ちだし、確かにその気持ちは、本当にあるべき姿というか、分かりますので、それに対してではどうやってサポートできるかっていうことを考えたいと。僕は一昨日も来たんですけど、選手達の熊本への強い思いを感じて、本当に来て良かったなと思います。

——実際にご覧になった状況は?

僕は17日に来て、いろんな物資を預かって来たんですけど。余震も多くあったし、特に夜が皆さん不安なんだなと感じました。これだけ大きな余震が頻繁にあると怖いというのは確かに感じましたし、益城町の避難所を見ても大変なんだなと感じました。そんな中でも選手達が自主的に避難所でサッカーをするというので行きました。選手達も楽しそうでしたし、子ども達が楽しそうになったのと、それを見ている親とか周りの関係者も、久しぶりに笑顔が出たと聞きました。少しでもそういう笑顔が見られたのは良かったなと、あの時は感じました。でもあの時も余震が結構あって、夜は大変だなと感じましたね。

——選手たちの意見で5月15日からということに決まった事については?

正直、今週末はどう考えても、現状を見たら難しいと。それは分かってても、山形も一応抑えはしていますよという体制でいました。選手達は練習できていないし、まだ1週間しか経っていないと考えると今週末は難しいと思っていました。できたとしても、最短でいける可能性があるのは次の愛媛かなと。でもホームは難しいので、アウェイとホームをひっくり返した準備はしなきゃいけないので、向こうの準備も含めて抑えてはいました。ただ、それもこちらでロアッソさんと話してみないといけないというのは分かっていたので、今日選手が集まるということで、このタイミングで来たわけです。14日に最初の大きな地震があって、ほぼ1ヶ月ですよね。準備としては、今1週間経って、自主練で1週間くらい準備があって、そこから2週間くらいというのが、常識的な、いちばんいい判断じゃないかなと思います。たとえば札幌も、今のいい時期じゃなくなってミッドウィークになったり、ホームゲームの調整とか、いろいろあるんですよ。ですが今は、ロアッソさんの大変な状況を、各クラブ、Jリーグで救おうということを理解してくれていると思います。

——5試合の代替開催は、プレーオフ前に終わらせる目処が立っているのか、もしくは天皇杯等の他の大会に支障が出そうなんでしょうか?

常識的に考えると、それまでに終わるように準備はします。そうしないと公平性が保てないので、それはこれから大変です。でもそれよりも、まずはいつ始めるという目処を決めなきゃいけなかったので、どこからというのは今日、正式に決まった形ですから、大変ですけどそれは仕方ないので。熊本の選手たちも、あとが大変になるにしても、今すぐ(再開する)よりはそこ(5/15)からがいいと。その選手達の気持ちを大切にするべきだなと思います。

 

 

●清川浩行監督

清川浩行監督

——リーグ戦の再開の日程が決まった気持ちを教えてください。

そこに向かって、選手とともにトレーニングを再開して、熊本の皆さんに少しでも勇気を与える事ができるようになってよかったなと思います。

——監督ご自身は地震のときはどうしていらしていたんでしょうか?

1回目(14日)の翌日は京都戦があるということだったのでトレーニングをして、(16日未明の)本震の時は家にいました。本当に身の危険を感じるぐらいの揺れで、すぐに外へ出て。同時に停電になったので1時間半くらい外にいて、電気がついた瞬間に戻って着るものと貴重品を取って、外で避難をしていました。

——今はどんな生活を?

マンションも水が出ないので、転々としながら車で寝たりしています。

——選手やスタッフにつたえたことは?

皆、被災しているんですけど、方向性が今日で決まるということで、それに向かっていこうという話をしました。

——最も心配している事は?

選手も家族の事など心配が多い中で再開しないといけないんですけど、そこのメンタル的なもの、家族のケアも含めて、サッカーでなんとか少しでも、笑顔だったり勇気を与えられるように、ケアをしていかなきゃいけないなと思っています。

——改めてこういう姿を見せたい、こういう戦いをしたいということは?

選手達は覚悟を持ってやるということを確認しましたし、勇気を与えられるよう、一生懸命走るということを忘れずに、再開する試合だけじゃなくて、今年の1シーズン頑張って、一瞬だけかもしれないですけど熊本の皆さんに笑顔や楽しい事を与えられるように、頑張っていきたいと思います。

——最終的には選手達が意見を出して5月15日に決まったということについてはどう感じられますか?

あまり熊本から離れず通える場所の提案もあったし、別に拠点を設けるというケースを検討して選手に投げかけて。県外から来ている選手はある程度動けますけど、熊本出身の選手はかなりのダメージを受けていますし、そこを尊重してあげようと。40分ほど選手で話して、最終的にその決断をしたので、それを進めてあげたいなと。

 

 

(選手コメントは後ほど追加します)

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