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kumamoto Football Journal

【TOPICS】ロアッソ熊本 今後の日程等の決定を受けてのコメント②(岡本賢明選手/畑実選手/清武功暉選手/巻誠一郎選手)

●岡本賢明選手

岡本賢明

——どういう話し合いを経て結論に至ったのか教えてください。

いろんな状況の人がいるので、自分はこうだと皆で話して。難しい決断だったんですけど、僕たちがやるべき事はやっぱりサッカーだということでまとまってましたし、やるとなったら全員で力を合わせてやらなきゃいけないっていうのもありました。いろんな案が出た中で、いちばんいい、自分たちがこういうのがいいんじゃないかということを決めました。

——再開の日程が決まった気持ちは?

5月15日を目指すということなんですけど、選手皆、今の段階ではまだ不安だし、思っている事はいろいろあると思うんですけど。やるとなったからにはやるべき事はサッカーだし試合なので、そこに向かって全員が持っている力の120%を出して、全力でやっていかなきゃいけないと思います。やることがもしかしたら、少しでも熊本に元気を与えられるのかなという気がします。

——いま、いちばん不安なことは?

まずはまだ普通の生活ができていないっていうところと、これからは体調管理も大事になるんですけど、今は震災前よりも体調管理がしにくい状況なので、その辺りは難しいかなと思っています。

——こういう姿を見せたいというのは?

僕たちはサッカーが仕事であり使命だし、サッカーを通してしか元気を与えられないと思うので、そこは信念を持ってしっかり、これからまたやれる状況になったらやっていきたいですし、試合ができる状況になったら試合にぶつけて、結果に出していけたらと思います。今は大変なんですが、こういう環境に自分がいるということで、自分の力で少しでも熊本を元気にしたいし、熊本のサッカーをまた取り戻したいので、自分にできることを精一杯頑張ろうと思います。

——話し合いの中で葛藤はなかったでしょうか?

もちろん、明日からサッカーやろう!という清々しい気持ちでできるわけはないですし、いろんなところを見たり家族を見て、サッカーをしてていいのかという気持ちはあるんですけど…、最後に出てくるのはやっぱり、自分はサッカー選手であって、サッカーをする事でしか自分の力を発揮できない、サッカーをする事が自分の力を発揮できる事だと思うので、それで周りの皆を少しでも元気にできればいいなと思ってます。

——選手達で話して、5月15日に決まったのは?

今の状態では先が見えない感じです。でも試合は絶対にやらなくちゃいけない。その中でJリーグとしても選手の声を聞いてくれると言っていただいたので、まずは選手達で話し合おうと。いろんな意見が出て、コンディションも含めていろいろ考え、休みすぎるのは良くないし、なるべく1試合でも早くやった方がいいとは思っていて、そのなかでもいちばん早くできるのは5月15日かなということで意見がまとまりました。それを聞いてくれたと思います。

 

 

●畑実選手

畑実

——チームで話し合って、日程が決まりました。今の気持ちは?

自分の今の生活では先のことが見えない状況ですけど、チームの先が見えるというか、頑張れる目標ができたのは良かったと思います。話し合って決めた事なので、それに向かって精一杯頑張っていきたいと思います。

——こういう姿を見せたいというのは?

今、避難所にいても『頑張ってね』と声をかけてくださる方もいますし、『こういう時だからこそ勝って力を与えてください』と言われることもあって、まずは精一杯プレーして、少しでも被災者の心に勇気や元気を届けられるように頑張っていきたいと思います。

——畑選手自身の状況は?

避難所で生活して、夜は車の中で寝ています。家族もこういう生活が長く続いていて、疲れやストレスを感じるので、自分がサッカーをする事で支えていけたらと思います。

——故郷への思いはいかがでしょう?

自分の通学路や思い出の道が被害を受けていて…。思い出すだけで辛いですけど前に進むしかないので、サッカーをやりながら少しでも街の力になれるよう、頑張っていきたいと思います。

——選手達から熊本に残ってトレーニングしたいという意見が多いということでしたが、改めて。

自分の場合は家族も全員熊本にいますし、家族と離れてサッカーをするというのは今の状況ではかなり辛いです。家族と一緒に外に拠点を移すのも負担があります。祖母も親しい人と話す事がストレスを無くす事につながると思うので、家族と離れることは考えませんでした。

 

●清武功暉選手

清武功暉

——再開日程が決まりました。今の気持ちは?

皆で話して決まったので、他のチームには迷惑をかけてしまいますけど、僕らはそこに向けてしっかりいい準備をして、勝ってまた県民の皆さんに元気を与えられたらと思います。

——難しいところは?

練習環境が整わないなかで、いろんな大変さはあると思います。

——熊本がこういう状況になったことについて。

こういう経験をするとは思っていなかったし、悲しい出来事ではありますけど、こういう時こそ僕らが、クラブの理念にある通りしっかりと動いて、県民に力を与えていければなと思います。

——こんな姿を見せたいというのは?

まずはコンディションをしっかり戻さないといけないと思いますし、最後まで諦めず走りきるということを開幕からやって来ているので、そこをさらに強化してやっていきたいと思います。

 

●巻誠一郎選手

巻誠一郎

——日程が決まりました。今の気持ちは?

そうですね、熊本でこういう地震が起こって。(自分は)熊本で育って、今は熊本のチームにいて…、熊本の方が大好きだし、今は正直、そんなにサッカーを頑張ろうというような気持ちになりにくい部分もあります。でも、僕らはプロとして試合をやる事によって(言葉を詰まらせる)…、県民の人たちに勇気だったり、いろんなものを発信したり、受け取ったり、しなければいけないと思っています。なので、どこかで僕らも前を向いて、前に進まなければいけない。コンディションだったり皆の気持ちを1つにすることであったり、そういうことを考えると千葉戦がギリギリのところで…。僕らのために延期してくださるクラブやJリーグもサポートしてくださってありがたいんですけど、そこが僕らに取ってはギリギリのところだと。やるからにはプロとして、1人の男として、やらなければいけないと思っています。

——そんなにサッカーを頑張ろうというような気持ちになりにくい、というのは、避難所などを見て回って感じる事があったからでしょうか?

そういうのもありますし、僕が大好きだった熊本の街だったり、皆の笑顔が失われていくなかで、そういうのを何とかしたいという思いはありますし。今日、話していても、うちのチームの選手にも家がなくなったり…、サッカーできる環境じゃない選手もいます。でも、チームメイトも含めて、他の場所でトレーニングすることも可能だったんですけども、皆、熊本に残って、熊本のために何かをしたい、そういう風に言ってくれたので…。もう、ことばではなかなか表現できないですけど、いろんな人への感謝とか、そういうものしかないです。感情を抑えて、しっかりと皆さんに自分の思いを伝えなければいけないと思っているんですけど…。本当に熊本が大好きなんで…、なかなか感情を抑えられないです、すみません。もちろん、僕らも勇気だったり、そういうものを与えたいと思っているし、そのためにできる事は何でもやろうと思っていますけど、僕らが被災した方とお会いしても、逆に『頑張ってください』という声をいただけて、そこで僕らも勇気づけられる。お互いに励まし合って、エールを送り合って、また今までみたいな素晴らしい熊本、今まで以上の熊本を、僕ら皆の力で作っていきたいと思います。

——大好きな熊本が震災に遭って、率直な気持ちを教えていただけますか。

1回の地震だけではなくて、1回では倒れなかった家だったり、人の感情だったりというものが2回、3回と地震が起こる事によって、子ども達も本当に恐がって。うちも子どもがたくさんいますけど、笑顔がなくなったり、暗いところや1人でいることを恐がるような感じなので、皆多分、そういう思いだと思います。いろんなものを壊されていくっていうのは、非常に悔しい思いですけど、ここから自分たちになにができて、どういうアクションをおこしていくかが、いちばん大事だと思ってます。

——各クラブの選手達が支援活動に取り組んでいる事については?

本当に全国から、僕のサッカー仲間やJリーグのチームであったり、スポーツに関わる人、スポーツには関わってないけれど熊本を心配してくださっている人だったり、本当に全国のいろんなところから励ましや物資、エールを送ってくださるのは本当に励みになって、その1つ1つが本当に、僕らの力になってます。そういう声で救われている部分は大きいです。ですから皆さんには感謝の気持ちと、俺らも負けてられない、力強く前に進まなければならないと思ってます。

——再開の試合が古巣の千葉戦で、特別な試合になるのかなと思いますが、千葉サポーターや日本のサポーターに向けて、巻選手自身はどんなプレーを見せたいですか?

千葉のサポーターの皆さんだったり選手、チームメイトたちは、震災直後から僕を支えてくれている仲間で、今でも物資を集めて送ってくれたり連絡をくれたりしています。自分がサッカー選手として育ててもらった場所なので、特別な感情はもちろんあります。そういうなかで、僕は元気だ、熊本は元気だよっていうことを、千葉の皆さんはじめ、全国の応援してくださる皆さんに発信できたらと思います。そういう試合にできるように、僕らもこれから厳しい環境の中でもチームが1つになって、熊本が1つになって、前に進みたいと思います。

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