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kumamoto Football Journal

【TOPICS】新シーズン企画 特別編 〜益城ルネサンス熊本FC(九州女子サッカーリーグ)

益城ルネサンス2016

4月に本webマガジンで掲載した春のリーグ戦企画では、東海大熊本、ロアッソ熊本ユース、大津高校の3チームを取り上げ、今季は九州女子サッカーリーグに臨む益城ルネサンス熊本を紹介して締めくくる予定にしていました。チームへ連絡を入れ、では週明けに取材を、と予定していた段階で、14日の前震、16日の本震と、2度の大きな揺れが熊本を襲ったのです。

甚大な被害を受けた益城町をホームタウンとする益城ルネサンス熊本は、トレーニング中に最初の揺れに遭遇しました。その後はホームグラウンドである益城町運動公園の陸上競技場がテント村になるなど、活動休止を余儀なくされます。

地震から1ヶ月半が経った528日、チームは活動を再開しましたが、九州女子サッカーリーグは前期日程が中止に。それでも、昨年戦った舞台であるなでしこチャレンジリーグ再昇格へ向け、選手達は次の1歩を踏み出しています。本稿では、今季開幕に向けて取り組んだ編成の狙いから、地震発生後、そしてこれからについてレポートします。

 

降格を「チャンス」と捉え、チーム編成を一新

一昨年の九州女子サッカーリーグを制し、2015なでしこチャレンジリーグに臨んだ益城ルネサンス熊本は、6チームで争うWESTで4勝1分10敗という成績に終わる。NGU名古屋FCレディースと勝点13で並んだが、得失点差で下回ったためWEST6位でレギュラーシーズンを終了。千葉県を本拠地とするオルカ鴨川FCとの入れ替え戦にまわり、第1戦のアウェイゲームに0−1と敗れた後、ホームでの第2戦は2−1と勝利したものの、アウェイゴール規定によりトータルスコアで下回ったため、九州女子リーグへの降格が決定した。

「なでしこ2部でプレーした経験のある選手もいて、選手個人個人の能力としてはチャレンジリーグを十分戦えるものがあったと思います。しかしチーム力としては低かった。ゲームを戦うにあたっての意思統一やヴィジョンの共有ができず、戦術面で欠けている部分があったのが降格の要因。頭を使うゲームができなかったと感じています」

かつてINAC神戸レオネッサ(なでしこリーグ1部)でGMを務め、昨年の9月からアドバイザーとしてクラブに関わってきた山下恭典氏(今年5月からGM)は、1年で全国リーグから降格してしまった原因をそう分析する。

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