kumamoto Football Journal

【試合後コメント】第40節 vs.京都サンガF.C./試合後の監督・選手コメント

20161103京都戦

  • 明治安田生命J2リーグ第40節
  • ロアッソ熊本 1−2 京都サンガF.C.
  • 得点/イ ヨンジェ(12分:京都)、山瀬功治(14分:京都)、齋藤恵太(86分:熊本)

 

清川浩行監督(熊本)

「まず、今日もたくさんのファン、サポーターの方がスタジアムにかけつけていただいて本当に感謝しています。ゲームの方は、見ていただいた通り、前半の立ち上がりが全てだったと思います。それからシステムを変えた中で後半も戦いましたが、前半の入りの部分が全てで、なかなか追いつくことができませんでした。連戦ということもあって調整のところもあったと思いますが、そこはもう自分の責任なので。残り2戦に向けて、いい準備をしたいと思います」

ーー途中から4−4−2に変えたのは?

「少しボールを動かされてプレッシャーがかからないところがあって、向こうのボランチを含めてボールの動かし方が非常に良くて、そこにプレッシャーがかけづらいのと、今度はそこへ出た時に中が空いてしまっていたので。4−4−2に変えて落ち着きは取れて、そこで1点でも返すことができれば後半につながったと思うんですけども」

ーー先ほどおっしゃった調整という部分は、松本から帰って(負荷を)落としたということでしょうか?

「中2日と移動もあったので、トレーニングの亮は上げられないかなという状況はありました。そこまで大きく落としてはいないんですが。ここ何試合かは前半の立ち上がりで自分たちのリズムをある程度作ってきたんですけど、今日は本当に、別の感じのチームだなというところで。そこが、自分の持って行き方のミスも1つはあったのかなという反省で。次もまたああいう状態で入ってしまうと落としてしまうので、次の岐阜戦に向けて、いい状態に持っていきたいなと思います」

ーー攻撃では前半も惜しい場面はありましたが、攻撃については?

「立ち上がりにああいう形の入りができていればペースは握れたと思うんですけれど、システムを少し変えた所で、アグレッシブにボールを奪いに行く本来の部分と、奪ってからサイドを衝いて素早くしかけるというところは、前後半でも出たゲームだったかなと思います」

ーー残り2試合で下位チームとの勝点差が大きく開いていないことについてと、次節ホーム最終戦に向けての思いを教えてください。

「現状は何も変わっていないし、残留も決まっていないので、あと2戦を勝っていくしかないし、強い気持ちで臨まないといけないなと思います。ホーム最終戦は下の順位での直接対決でもあるので、そこは今日の反省を踏まえて、しっかり戦っていかなきゃいけないと思います」

 

齋藤恵太選手(熊本)

「巻(誠一郎)さんが入ってからセカンドボールを意識して、そこに反応することはチーム全体で共有できていたので、(清武)功暉君が納めた後を狙っていました。勝点が欲しい中で負けてしまって悔しいです。あの勢いでもう1点行ければと思ったので、自分のゴールが取れた嬉しさより、早く始めたいという気持ちでした。残留しないとJ2で戦えなくなるので、次の一戦が本当に大事だと思います。次も気持ちを全面に出して戦いたいと思います」

 

巻誠一郎選手(熊本)

「僕が入った時には、みんなが信頼してゴール前に飛び込んだり、セカンドボールを拾ったりしてくれて、みんながスイッチを入れてくれるので、もう1回やるぞという思いをみんなで共有して、やることができたと思います。できれば、最低でももう1点取りたかったんですけど。ピッチに入ってすぐは、まだそういう店舗になっていなかったかなと思いますけど、徐々に入ってくるようになったなかでのゴールだったかなと思います。相手が主導権を握るのは仕方ない部分もあるかもしれないですけど、そういう中でも自分たちのテンポをゲームの中で見つけていくことができたら、もう少し勝点を積み上げられたのかなと思います。ここまで来たら気持ちで乗り越えることが大事だし、ホームでたくさんのサポーターに後押ししてもらって試合ができるのがどんなにありがたいことかというのは感じましたし、勝てない時期もたくさんのサポーターに支えてもらったので、ホームの最後はみんなで笑って、きつかったけど乗り越えたねって言って、終わりたいなと思います。そのためにも良い準備をして、必死に戦うことが大事かなと思います」

 

村上巧選手(熊本)

「京都の狙いがそこ(中盤)だというのは分かっていたんですけど、なかなか前と後ろのコミュニケーションが取れていなくて、空いてしまった部分があったのと。(ボールが)入った後の対応は落ち着いてやれば良いと思うけど、そこで飛び込んで、個の力で打開されていたので、もう少しチームとして守れたらよかったなと思います。システムが変わってからは落ち着いてきたんですけど、やられてしまってから勢いがつくようじゃ絶対に上には行けないと思うので、本当に立ち上がりから、強い気持ちで入らなきゃいけないし、それは次に生かさないといけないなと思います」

 

平繁龍一選手(熊本)

「もっとボールを大事にしたかったですし、京都の方がうまく間で受けられて、守備がなかなかハマらなくなって失点してしまった。2トップになってからは守備もハマるようになって、後半は押し込む時間もできたので、もう少しうまく、試合の入りを良くしたかったです。守備で後手になっていたところもありましたし、相手の方がボールを大事にしていてプレスをうまくかわされたので、相手の方が1つ上だったかなと感じました。自分もチャンスを決めていれば、また違った展開になったかなと思います。あれを決められなかったのが今日いちばん悔しいです。ああいうところを決めて行かないと、終盤に1点返しても追いつけないので、やっぱり1本1本を大事にしたいと思います。次、しっかり勝てば残留が決まるので、チームが勝つ事がいちばんですけど、そのために自分はしっかり結果を出して勝てるように、1週間、いい準備をしたいと思います」

 

石丸清隆監督(京都)

「中2日という難しいコンディションのなかで、選手はよく戦ってくれたと思います。ゲームの方はそのコンディションのところが難しくて、相手のプレッシャーももう少し前線からかかってくるのかなと予想していましたが、前半に先制点をうまく取れたところから、楽、ではないですけど、狙い通りの展開ができたと思います。もう1点取っておけば前半のうちにゲームを決めることができたかなというのもあったので、その辺りの質だったり、ギアを挙げて前半のうちから勝負を決めるというところは、まだこのチームには足りないのかなと。後半は連戦で足も止まってきたなか、勝ちたいという思いで若干ラインが下がったかなと。そのなかでも最後は身体を張りながら、いらない失点はありましたけど、今日のゲームに限っては勝つ事がかなり大事だったので、選手を讃えたいと思います。次のホーム最終戦に向けて1週間しっかり準備して、良いゲームができるようにやっていきたいと思います」

ーートレーニングでやっていることが形になったゴールだったのでは?

「そうですね、早い攻撃と厚みのある攻撃に取り組んでいるので、そう言った部分ではうまく、他の場面もありましたけど、そういう部分でもペナルティボックスに入っていく意識は出てきつつあるのかなと。そのなかの選択だったり精度はまだまだ高められるし、意識もまだ高くできるでしょうし、そのクオリティも上げられるよう、引き続きやっていきたいと思います」

ーープレーオフ圏が確定しましたが、残り2試合の位置づけは?

「特に何かを変えようとは、まだ考えてないです。もちろん、プレーオフではいろんなことをやらなきゃいけないかもしれないですけど、まずはしっかり、ホーム最終戦にしっかり準備して、良いゲームができるよう全員で取り組みたいと思います。僕も今知ったんですよ、他の所の結果を知らなかったので。自動昇格が途中でなくなったので、今の目標であるプレーオフ進出からJ1昇格へ向けてもう1回気を引き締めてやっていきたいと思います」

ーー熊本が途中から4−4−2に変えましたが、対応した点は?

「相手も割り切った形で2トップを残してきたというところでのサイドバックのバランスが、途中で選手達も気づいてこっちもコーチングしているんですけど、若干甘さも出たりしていたのかなと。それは失い方の問題もありますけど、そういった部分でも、臨機応変に対応するのがもう少し早くても良かったのかなという部分はあります。相手が途中から変えてくるというのも、今後あると思うので、相手をしっかり見ながら、なおかつ自分たちの強みで相手に対応させるぐらいの強さも、今後つけていきたいなと思います」

ーー菅野選手の状態と、初出場した清水選手の評価は?

「機能の練習で軽く、打撲なんですけど、大事を取ったということです。他の選手のコンディションもあって、試合途中でキーパーを変えるのは今日に限れば難しいというところで、全体のバランスを考えて、苦しい選択でしたけど今回はメンバー外にしてやらざるを得ないという状況でした。そんなに深刻な問題ではないと認識しています。(清水)圭介はパフォーマンスが良かったのと、去年もずっと試合に出ていますし、久々のゲームという部分の昂りはあったかもしれないですけど、自信を持って僕自身は送り出しましたし、チーム全体もそれをサポートしようという雰囲気があったので、大きな問題はなかったと思います」

 

堀米勇輝選手(京都)

「攻撃に厚みを出すことは狙いだったし、中盤が食いついてきてサイドバックの裏というのは狙っていました。ああいう崩しができても最後の質が個人的な課題だったので、うまく崩せて良かったなと思います。後半は全体的に受け身になってしまったのが反省です。熊本在籍時は、なかなか自分をうまく表現できる試合がこのスタジアムでは少なかったので、成長した姿を見せたいという気持ちもありましたし、懐かしいというか、変な感じでした(笑)。点を取りたかったですけど、最低限の仕事はできたかなと思います。後半も主導権を渡さずに圧倒できれば、もっと上に行けるんじゃないかと思います」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ