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【TOPICS】ロアッソ熊本アカデミー “翔馬寮(しょうまりょう)”ほぼ完成!

ロアッソ熊本翔馬寮

ベランダ側(南側)の外観。外壁上部には、クラブフラッグをイメージした赤と黒の線が入っています

ロアッソ熊本のアカデミー選手、一部トップチームの選手などが入居する『翔馬寮』が熊本市東区に完成し、21日にメディア向け内覧会が行われました。

もともと、熊本市にある企業の女子寮として使われていた2階建ての建物(延床面積345㎡)で、10年以上使われていなかったものを(株)アスリートクラブ熊本が約3000万円の費用をかけて改装。土地建物を所有するのではなく、賃借する形で寮として使用するもの。明日22日から入居が始まり、トップチームのブラジル人選手、グスタボ選手とモルベッキ選手の他、ユースの選手が8名(うち5名は県外出身の選手)が順次入居し、4月から食事の提供などが始まって本格的に稼働します(トップ選手には朝夕の2食、アカデミーの選手には3食=※昼は弁当=が提供されることになっています)。

内部は1階がトップ選手用の1人部屋(フローリング7畳)4部屋と食堂、応接室、2階がアカデミー選手用の2人部屋(同)6部屋となっており、各フロアにシャワールームとトイレが設けられています。

この日は、これからここで暮らすグスタボ選手とモルベッキ選手も下見。

「住みやすそうだし、落ち着ける」(グスタボ選手)、「ブラジルでは実家に住んでいて、寮生活も初めてだけど、ブラジル料理のフェジョンも出してもらえると聞いているので楽しみだよ」(モルベッキ選手)とのこと。

様子を見に来た清川浩行監督は、「自分が選手時代に入った寮を思い出しますけど、こんなに格好良くなかった」と話していました。

内覧会に立ち会ったアスリートクラブ熊本の池谷友良社長は、「4、5年前から構想してきた寮が実現できて嬉しい。ユースをはじめとしたアカデミーの強化がトップチームにつながる。これまで、遠方からアカデミーの練習に参加している選手もいて、父兄やクラブスタッフが送り迎えしていたが、寮ができたことで、県内の遠隔地や県外の選手を招く上での1つの強みになる。今後は、『熊本の若い選手を一緒に育てませんか』という形で、育成面のスポンサーも募りながら環境をさらに良くしていきたい」と話していました。

 

ロアッソ熊本翔馬寮

選手達が利用する玄関。ひさし中央部には、今後クラブのエンブレムが入る予定

 

ロアッソ熊本翔馬寮

表札には「翔馬寮」の文字。名称はクラブスタッフが案を出し合って決めたとのこと。池谷社長が提案した「仔馬の厩舎」は却下されました(笑)

 

ロアッソ熊本翔馬寮

1Fのキッチンと食堂。厨房で使う什器などは、業者さんからの寄贈。専任の調理担当スタッフが入る予定

 

ロアッソ熊本翔馬寮

各部屋の入口には部屋番号のプレートが貼られ、ドアも鮮やかなクラブカラーに。重たいスチール製なので、試合の判定を不服に体当たりをしても、おそらくへこむことはありません

 

ロアッソ熊本翔馬寮

アカデミーの選手が使う2Fの2人部屋は、写真のようなスチール製デスクとベッド、背もたれ付きハイバックのデスクチェアを設置。「学校生活や勉学にも励んでもらいながら、トップの選手と触れて刺激を受けて欲しい」と池谷社長

 

ロアッソ熊本翔馬寮

1Fの1人部屋に入るグスタボ選手(右)とモルベッキ選手。多数のカメラに囲まれてちょっと照れてました

 

ロアッソ熊本翔馬寮

取材に対応した池谷友良社長。4期連続黒字と経営改善されてきたこと、さらに放映権の関連で分配金が増えることが、改装費などを負担してでも寮を作る決断を思い切れた背景にあると述べた

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