【キャンプレポート/コラム】久々の現場帯同に奮闘。アスリートクラブ熊本事業部次長・首藤崇さん
鹿児島県さつま町でキャンプ中のロアッソ熊本。初日から3日目の7日午前まで雪が降る中で行われているが、トレーニングの情報や選手たちの様子をツイッターやフェイスブックなどのクラブ公式SNSで伝えてくれているのが、今年から事業部次長となった首藤崇さんだ。
6日は降雪の影響で午前のトレーニングが室内で行われることになり、当webマガジンで取材できなかったが、首藤さんが動画を撮影してツイッターなどにアップ。短い時間ながら選手たちの様子が伝わり、サポーターにも好評の様子。
「データの抜き出しから編集まで、1本あたりの作業時間はだいたい30分くらいですね。BGMもつけてたんですけど、ツイッターではうまく音が流れなかったみたいだし…、午後練習の前に出来上がっていたんですけど、バタバタしてしまいアップするのが夜になってしまいました。それから、どうしてもカメラで撮影するときに右回りになるクセがあるようで、ご覧になった方は酔ってしまったかもしれません」と苦笑いする。
首藤さんがチームに関わり始めて今年でもう15年目。当初は「くまもとにJリーグチームをつくろう!」県民運動推進本部のボランティアスタッフとしてチーム立ち上げに関わっていたが、チーム発足直後は現場のマネージャーが足りず、池谷友良監督(当時)の「じゃあ、首藤をチームにくれよ」というひと声で、現場に出ることに。
その後、強化スタッフ、総務、さらに強化を経て、昨年まではホームタウン推進室で仕事をしてきた。「チームにつくのは10年ぶり」というが、広報業務も担うことになっているため今回の鹿児島キャンプにも帯同している。
熊本学園大学を卒業した22歳の頃から関わり始め、今年でもう37歳。チームとともに歴史を歩んできた。最初の頃は同世代が多かった選手たちも、今ではほとんどが年下だ。
「今年トップに上がった(衛藤)幹弥なんかは、物心ついたときにはすでにロアッソ熊本があったんですよね。クラブができたときに生まれた子たちがもうジュニアユースで頑張っているんですから、自分も歳を取るはずです(笑)」
スマートフォンやPCなどデジタル機器に詳しいという強みを生かし、情報発信も積極的に取り組む。
「ただ、今回持って来たミラーレスのデジカメは、会社に12mmー50mmのズームレンズしかなくて。持って来た自分のレンズも25mmの単焦点なんで、ダメですね(笑)。会社で交換レンズを買わなきゃ」
クラブとしての情報発信は、どのチームにとっても小さくない課題で、首藤さんの頭の中にはいろいろと思い描いているものもある様子。キャンプ期間は今週日曜までだが、シーズンを通してそうした部分の変化にも注目していきたい。