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【TOPICS】広島・丹羽大輝選手が益城町の幼稚園で「Niwa Shiba Project(丹羽芝プロジェクト)」を実施。

丹羽芝プロジェクト

この日は午前9時過ぎに丹羽選手らが同園に到着。同選手がよしもとクリエイティブエージェンシーとマネジメント契約している縁で、熊本を拠点に活動するお笑い芸人の安井まさじさん、もっこすファイヤーの2人、アビスパ福岡時代のチームメイトである清水エスパルスのGK六反勇治選手(熊本国府高校出身)、そして地元のロアッソ熊本からは、丹羽選手とガンバ大阪ユース時代からつながりのあるDF植田龍仁朗選手、益城町出身のGK畑実選手、MF上村周平選手も参加。

まずは子どもたちと一緒に鬼ごっこやサッカーで体を動かしたあと、園庭中央に芝生を設置。その後、給食の時間には、やはり丹羽選手の呼びかけに賛同した、道頓堀くくるのたこ焼きが振る舞われたほか、全国に店舗を持つ乃が美の食パンが差し入れられ、選手たちも子どもたちと一緒に食事を楽しんだ。

丹羽芝プロジェクト

芝の提供や施工に協力したのが、カシマスタジアムやベストアメニティスタジアム、J-GREEN堺などのピッチ施工も請け負った、インターナショナル・ゴルフマネジメント株式会社(茨城県潮来市)の代表取締役、鈴木信男さんだ。

「丹羽選手とは彼がガンバにいる時からの交流で、こういうプロジェクトで芝生を送りたいという話を受けて、ぜひ協力したいと。やはりサッカーの試合で使うピッチとは違って、子どもたちが毎日遊ぶわけですから、成長が旺盛な品種とはいえ再生のスピードが追いつかないこともあるかもしれません。しかし九州支店も鳥栖にありますし、今はスマートフォンなどで写真を送ってもらえば芝の状態も分かるので、維持管理については随時アドバイスしていきたいと思います」

丹羽芝プロジェクト

 

鈴木さんによれば、今回、あじさい保育幼稚園に設置したのは、関東以南のスタジアムのピッチに使われているのと同じティフトン419という暖地型の品種、200㎡ぶん。子どもたちも皆で芝生を運び、30分ほどで園庭中央に綺麗な芝生のスペースができた。

丹羽芝プロジェクト

丹羽芝プロジェクト

丹羽芝プロジェクト

「芝生の上で体を動かせるのは子どもたちも嬉しいようで、前回植えた後も、芝の上に集まる子どもが多かったですね。昨年、芝刈り機も購入したので、アドバイスを受けながら大切に育てていきたい」と、前田園長。

熊本の3選手は午後からのトレーニングのため早めに園をあとにしたが、最後は丹羽選手と六反選手から練習技などが子どもたちにプレゼントされた。

丹羽芝プロジェクト

「子どもたちが楽しく遊べるようにとか、校庭の緑化というのは後付けの目的で、やっぱり大きな地震の後で子ども達に元気になってもらいたいという思いがありました。あとは、僕たちサッカー選手が訪問して一緒にボールを蹴ったりすることで、家庭での会話がはずめばというのもあります。最初は『地震の直後で行って大丈夫なのかな』というくらいの時期でしたが、今回来てみて、周辺の道路や家の状況も少しずつ良くなっていることを見ることができました。時間がかかっても、しっかり芝が根付くように活動を続けていきたい」と丹羽選手。

 

上村周平

地元出身でもある上村選手は、「子どもたちもとても元気で、想像していた以上に楽しく過ごせました。地震から時間が経っても気にかけてもらっていることも嬉しいですし、丹羽さんの人間的な魅力も感じました。熊本の活動としてここまで大規模なことはできないかもしれませんが、地元のチームとしてもできることをやっていきたい」と話していた。

 

丹羽芝プロジェクト

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