【TOPICS】リーグ開催延期で浮上する財務面の問題と、クラブの備え。
新型コロナウイルスの影響で開催の延期が続いているJリーグ。4月30日(木)には、J1の第16節、J2の第18、19節、そしてJ3の第11、12節の延期が発表された。緊急事態宣言の期間が今月いっぱいまで延長される可能性が高く、6月上旬からの再開の見通しが立たないためで、それ以降の試合開催についても現時点では未定となっている。
チーム活動を休止している選手たちのメンタルやコンディション維持の難しさもさることながら、多くのクラブが試合を開催できないことにより経営面で大きな影響を受けることは避けられない。先日行われた株式会社アスリートクラブ熊本の定時株主総会では、昨期の決算として7期連続の黒字を達成したことが報告されたが、一方で今期は、2年連続のJ3となったことで事業収入が大きく下がることに加え、今回の新型コロナウイルスの影響が重くのしかかることも予想される。全てのクラブが直面するこの難局に対し、クラブとしてどういった対策を立て、どう乗り切ろうとしているのか。(取材日/2020年5月1日)
(残り 3792文字/全文: 4238文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ