「ゼルビアTimes」郡司聡

【コメント】J3第3節・秋田戦/監督・選手コメント(1,554文字)

▪︎明治安田生命J3リーグ第3節14:00キックオフ・町田市立陸上競技場/2,853人
FC町田ゼルビア 0-1 ブラウブリッツ秋田
【得点者】秋田/21分 牧内慶太

▪︎相馬 直樹監督
——試合の感想を振り返って。
「今日のゲームはホーム初勝利を勝ち取ろうという話を選手たちにしながら臨んだゲームでした。雨が降っている中、たくさんのお客さんに来ていただきましたが、それに対する感謝を結果で表すことができずに非常に申し訳なく思っています。正直完敗です。我々のやるべきことができなかったですし、やらなければいけないこともすべて相手に上回られた前半だったと思います。ハーフタイムには相手に球際の部分などで負けていると選手たちに話して後半に送り出しました。決してクオリティーという言葉は使いません。気持ちが足りなかったと思っています。相手は決してクリーンなシュートではなくてもゴールを決め、我々は17本のシュートを打っても一つもゴールに入らなかった。これはクオリティーなどではなく、気持ちの問題だと思っています。選手たちにはこれが自分たちの実力だと話しましたし、もう一度しっかりとやっていきたい。気持ちの部分を出せないような状況でピッチに立たせた責任は自分にあります。これをどう打開していくか、それにすべてが懸かっていると思っています」

——逆サイドに思い切って展開してくる秋田の戦い方は前半からあったと思いますが、それに対しての驚きはあったのでしょうか? その後の対応や修正は?
「細かい話をしますと、相手の狙いはアップ中に分かっていましたので、選手たちに伝えました。逆にそういう頭デッカチな情報を与えてしまったばかりにバトルする部分や我々がこだわらないといけない部分に対して、頭が先に動いて体が動かない前半だったと思っています。そういう情報を与えてしまったことは私の責任ですし、相手のアップの動きを見る中で、その情報を入れざるを得なかったとも思っています。相手の情報を選手たちに与えた上でどう戦わせるかは、今後私としても考えていかないといけないと思っています」

▪DF 4 平 智広
「前半は全体的に動きが鈍くて、相手にボールを回される時間帯が多かったことが後手に回った原因だと思う。動きが鈍かったのはコンディションは関係なく、試合の入り方が悪くて、必然的に相手のリズムでボールを回されて次第に苦しくなっていった感じだった。相手の戦術にのみこまれたというか、空いているスペースを使われて後手に回ってしまった。後ろから全体を押し出して前からプレッシャーに行けていれば、あのような展開にはなっていなかった。後ろが全体的に重かったので、前の選手と後ろの選手の距離感も悪くてボールを回されてしまった。前半はそういう中でもゼロで抑えたかったんだけど……。今日は自分たちのサッカーができていない。次節の富山戦に向けて、自分たちのサッカーを見つめ直すこと。試合までの1週間でチーム一丸となって同じ方向に向かって勝利のために努力するだけだと思っている」

▪︎MF 13 大竹 隆人
「前半の入りと戦い方がすべてだった。ボールの取りどころも定まらなかったし、気持ちや球際の部分で相手に9割ぐらい負けていた。球際で勝てないと、ラインが低いとか高いとか、裏へ抜けるとか、そういうことを語る以前の問題になってしまう。(特に後半はご自身で攻撃をコントロールできていたと思いますが?)ボールを触って自分のリズムを作るタイプなのに前半は全然触れなかった。前半は自分で考え過ぎていた部分があるので、球際のことを意識しながら、後半は自分のプレーを出すことを考えていた」

▪︎FW 9 鈴木 孝司
「ペナルティーエリア内までのアイディアやそこまでボールを運ぶ過程はもっと突き詰める必要がある。僕たちは受けて立ったら何もできないというか、チャレンジャー精神をもっと持って相手に挑まないといけない。攻守の切り替えや球際、勝利への執着心で相手よりも劣っていた。気持ちの面をもっともっと出さないといけない」

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