「ゼルビアTimes」郡司聡

【無料公開】ゼルビアとして初の快挙! 町田ユース、初の全国切符となるクラブユース選手権出場

ユース全国【写真提供】FC町田ゼルビア

▼3勝2分。グループ無敗で突破!

 

育成年代の夏の目標の一つである日本クラブユース選手権(U-18)大会出場を目指していたFC町田ゼルビアユースが、初の全国切符を手にした。その予選に当たる日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ第5節で、町田ユースはヴァンフォーレ甲府と1-1で引き分け、2次リーグCグループ2位以内を確定。1996年にFC町田ゼルビアとなって以来、初の快挙を達成した。

浦和レッズユースとの大事なグループ初戦をスコアレスドローで終えた町田ユースの竹中穰監督は、「昨年は勝ち点を取れなかったから、今年は前向きに戦えると思う」と話していたとおり、5試合を3勝2分の無敗で駆け抜けた。1試合1試合たくましく成長していく選手たちを肌で実感していたという指揮官は、「選手たちが常に前向きにサッカーに取り組み、アグレッシブな戦いをしてくれた。選手たちに感謝したいです」と話し、初の全国大会出場を手にした選手たちの労をねぎらっている。

Cグループでは浦和、甲府のほか、鹿島アントラーズ、栃木SCなど、Jの有力な下部組織と同居したが、見事に出場権を獲得。初の全国大会を前に竹中監督は、「これまで全員攻撃・全員守備を掲げ、自分たちでアクションを起こすサッカーをやってきた。それを7月までにより良い形を作り、全国の舞台でもアグレッシブなサッカーをしたいと思う。選手たちとともに、町田、ゼルビアの名前を広められるように頑張ってきたい」と、意気込みを語っている。

弟分の活躍は、J3制覇を目指すトップチームに対しても良い刺激となるはず。少年サッカーの街・町田を全国にアピールする意味でも、町田ユースのクラブユース選手権での飛躍に期待が高まる。

Text by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)

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■平成27年度日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ戦績
Cグループ 3勝2分
▪︎第1節・浦和レッズ 0△0
▪︎第2節・鹿島アントラーズ 2○1
▪︎第3節・千葉SC 5○0
▪︎第4節・栃木SC 3○2
▪︎第5節・ヴァンフォーレ甲府1△1

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