「ゼルビアTimes」郡司聡

【無料公開・VOICE】J3第20節・琉球戦/相馬直樹監督「サポーターの後押しで一緒に新しいパワーアップしたゼルビアを見せるための空気を作ってほしい」

▪︎明治安田生命J3リーグ第20節18:00キックオフ
町田市立陸上競技場
FC町田ゼルビア vs FC琉球

 

▪︎相馬 直樹監督
——前節の鳥取戦で前半戦を終えました。ミーティングなどで後半戦に向けて、どんなことを選手たちには伝えたのでしょうか?
「当然今の順位(4位)で満足しているわけではないし、これまでできていることへの継続はもちろんのこと、もう一歩チャレンジというか、もしかしたら変えるものもあるかもしれないし、上乗せが必要な状況であるかもしれない。そういうことを含めて選手たちにはメッセージとして伝えた」

——後半戦はリーグ最少失点(9失点)をキープしつつ、得点力の部分での上積みが必要かと思いますが、その点、森村昂太選手の加入は大きな要素となると思います。
「もちろん攻撃の部分に寄与してもらう選手だと思っている。大きなけが人が何人も出たという話ではないし、そうでなければ彼に来てもらった意味はない。ウチのチームはどちらかというと、パスの出し手になれる選手が多いチームではない。森村は視野の広さ、精度を含めてパスを出せる選手でもある。先日の鳥取戦後の会見で話した内容ではないけど、選手には得手・不得手がある中で、(受け手となることが得意な選手が)出し手にならないといけない場面も出てくる。パスの出し手が受け手の良さを引き出してもらいたいと思っている。それは森村のストロングポイントでもあると思う」

——琉球戦のポイントは?
「薩川(了洋監督)じゃない(笑)。ここまでも勝ち星を重ねているチームだし、薩川自身もチームを率いて3年目で練れてきた部分があるチーム。そうしたチームに対して、自分たちのプレーをすることが大前提だけど、そうではない時間帯もあると思うので、そこをしっかりと対応しなくてはならない。琉球には前線にゴールをこじ開けられる選手もいるし、監督が継続していることでのアドバンテージもあると思う。相手の良さが出る時間帯があっても仕方がないし、その時間帯を抑えないといけない。加えてどう点を取るかという部分はわれわれの課題だし、どの世界でも特効薬はないから簡単ではないと思っている。そこを粘り強く選手たちとどこか楽しむぐらいの気持ちで課題を解決していきたいと思っている」

——7月は3試合のホームゲームが予定されています。サポーターにメッセージをお願いします。
「ホームで後半戦をスタートできることはありがたい。ここからわれわれはまたさらに変化を遂げていかないといけない。それに対して選手も不安を抱えているだろうから、ぜひサポーターの後押しで野津田をチャレンジできる場にしてほしい。一緒に新しいパワーアップしたゼルビアを見せるための空気を作ってくれたらありがたいなと思う。ぜひ一緒にチャレンジすることを楽しめたらと思うので、応援をよろしくお願いします」

Interview by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)

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