2015.12.31

【短期集中連載】ゼルビア・ブルーの戦士たち。それぞれの2015シーズン／第6回・リ・ハンジェ『使命を果たした主将の咆哮』

2015年12月31日 20時00分　
カテゴリ：コラム • コラム
タグ : AC長野パルセイロ • FC岐阜 • FC町田ゼルビア • J2・J3入れ替え戦 • pickup • コンサドーレ • サンフレッチェ • サンフレッチェ広島 • ゼルビア • パルセイロ • ブラウブリッツ秋田 • リ・ハンジェ • 南長野運動公園総合球技場 • 大分トリニータ • 岐阜 • 広島 • 札幌 • 村主博正 • 深津康太 • 町田 • 秋田 • 鈴木崇文 • 長野 • 高原寿康

選手の数だけ物語があるーー。唯一無二の目標だったJ2昇格を勝ち取った2015シーズン。“ゼルビア・ブルー”の戦士たちは、いかなる足跡を刻んできたのか。それぞれの選手の、それぞれの2015シーズンを振り返る短期集中連載。第6回はチームの大黒柱である主将、リ・ハンジェの1年に焦点を当てる。

▼重圧からの解放

それは重圧から解放された瞬間だった。J2・21位大分トリニータとのJ2・J3入れ替え戦第2戦。1-0で迎えた95分、勝利を告げる試合終了のホイッスルが鳴り響くと、チーム主将のリ・ハンジェは、ピッチにひざをつき、体を後ろにそらしながら両腕を突き上げて雄叫びをあげていた。「ゼルビアをJ2へ昇格させるために」FC町田ゼルビアへやってきてから2年。責任感の塊のような男が、その使命を果たした瞬間だった。

（残り 2292文字／全文: 2647文字）

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