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「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開・小野路便り】元チームメート・土岐田洸平&井上裕大が語る小手川宏基&刀根亮輔の“傾向と対策”

▼シュート力が売りのナンバー10

ギラヴァンツ北九州のエースナンバーである10番を背負う小手川宏基は、今季ここまでのリーグ戦で前田和哉に次ぐ、チーム2番目の出場時間(1,074分)を誇る攻撃の軸である。かつて大分トリニータでともにプレーした土岐田洸平は「テクニックの高い選手。能力も高い上に、守備もしっかりと手を抜かずにできるタイプの選手」と小手川を評価している。

また、日本代表MF清武弘嗣(ハノーファー/ドイツ)や元町田戦士のGK石田良輔(アスルクラロ沼津)らと大分U-18在籍時代の同期である井上裕大は、かつての同僚のことを「シュートがうまい。ゴール前でしっかりと振り抜ける」と評した。ただし消えている時間も少なくないが、かえって「一発を持っている怖さがある」(井上)ため、ゴール前で彼に対して隙を与えることは致命傷になりかねない。

ひとたびピッチを離れれば、人見知りの性格とのこと。同じ人見知りのキャラクターである土岐田とはお互いのことを理解できるからか、「これ以上行けないなという絶妙な距離感を保ちながら」親しくしてきたという。さらに小学校時代から小手川と同じ時を過ごしている井上は、「初対面の人に自分を速攻出すようなタイプではない。気が合う人としかつるまないし、(友人関係は)狭く深く。オレと真逆っすね(笑)。オレは広く浅くなので」と暴露した。なお、清武とは「(小手川は)同期の中で一番のしっかり者」という認識で一致している。

フィニッシュの局面では獰猛にーー。昨季は8ゴールを叩き出した北九州の10番を、彼のシュートゾーンの範囲内では決してフリーにしてはならない。

▼読みが売りの“男気CB”

ちなみに、FC町田ゼルビアには北九州のCB刀根亮輔となじみの深い選手が多い。例えば土岐田は大分在籍時代にともにプレーしており、三鬼海は昨季のV・ファーレン長崎でチームメートだった。さらに井上は彼が3年次に刀根が1年生だったという大先輩にあたる。

刀根は元FWの出身選手らしく、FWのプレーのクセを先読みしたディフェンスで相手を封じるCB。一見、風貌はチャラく見えるが、律儀な人間で「先輩への態度もしっかりしているし、言葉づかいもちゃんとしている。見た目で損をしているタイプ」と井上。三鬼は長崎在籍時代に、偶然にも刀根と同じお店で食事をしたとき、三鬼のグループが帰る際にはすでに刀根が三鬼グループのお会計を済ませているなど、「男気」にあふれた選手でもある。

2013年に東京ヴェルディでプレーしていた際には、クラブハウスを出るスピードがチーム随一で、別名は“音速の貴公子”(そのスピードは谷澤達也といい勝負!?)。火曜日の練習上がりには片手に少年ジャンプを携行するほど、マンガ好きの側面もあった。

そんな刀根の2年先輩である井上は、「刀根はオレの背中を見て育ったようなものですからね」とやけに“先輩風”を吹かしていたことはココだけの話である。

Text by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)
Photo by ©FC町田ゼルビア/春木 睦子(土岐田)、郡司 聡(刀根)

【プロフィール】
小手川 宏基(こてがわ・ひろき)
1989年9月12日生まれ、26歳。大分県出身。173cm/64kg。カティオーラFC→大分トリニータU-18→大分トリニータを経て、2013シーズンよりギラヴァンツ北九州へ移籍。J1通算13試合出場。J2通算159試合出場22得点(2016年5月14日現在)。

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【プロフィール】
刀根 亮輔(とね・りょうすけ)
1991年10月29日生まれ、24歳。福岡県出身。181cm/75kg。大分トリニータU-18→大分トリニータ→東京ヴェルディ→名古屋グランパス→V・ファーレン長崎を経て、2016シーズンよりギラヴァンツ北九州へ移籍。J1通算3試合出場。J2通算109試合出場3得点(2016年5月14日現在)。

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