「ゼルビアTimes」郡司聡

【コラム】J2第15節・ロアッソ熊本戦/FW 9 鈴木 孝司『エースの胸中』

■明治安田生命J2リーグ第15節・5月28日(土)19:30キックオフ
ノエビアスタジアム神戸
ロアッソ熊本 0-2 FC町田ゼルビア
【得点者】町田/29分 鈴木孝司、76分 鈴木孝司

 

▼前節の悔恨

前節、敵地での松本山雅FC戦の83分。左サイド松本怜大からのストレート性のクロスボールを、鈴木孝司が頭で合わせたが、無情にもシュートは枠を外れた。

「鈴木孝司が決めたか、ウチの飯田(真輝)が決めたか。そんな試合になりましたね」

松本戦の結果は0-1。敵将・反町康治監督が話したように、ビッグチャンスを決めた者が勝者となり、ビッグチャンスを逃した者が敗者となった。たとえワンチャンスでも、それを沈めるのがエースの仕事ーー。今季初の連敗に人一倍責任を感じた鈴木孝司は松本戦後、センターサークルでピッチに手を付き、“アルウィン”のピッチに倒れ込む。チームメートの井上裕大が彼の身体を起こすまでは、立ち上がることすらできなかった。

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