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「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】J2第23節・町田×千葉/町田・相馬直樹監督、千葉・関塚隆監督、オナイウ阿道選手、町田也真人選手、富澤清太郎選手コメント(4,143文字)

■明治安田生命J2リーグ第23節・7月16日(土)18:30キックオフ
町田市立陸上競技場/6,412人
FC町田ゼルビア 2-3 ジェフユナイテッド千葉
【得点者】町田/11分 中村祐也 70分 重松健太郎 千葉/5分 町田也真人 82分 丹羽竜平 90分+5 オナイウ阿道

 

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは、非常にたくさんの方に集まっていただきました。さらに対戦相手が比較的ホームタウンの近い千葉さんだったため、アウェイ側の方にもたくさんの方に集まっていただき、素晴らしい雰囲気を作ってくれたことに感謝を申し上げたいと思います。そんな中でわれわれは、勝つチャンスがありながら、結果的には負けてしまいました。一緒に喜べるチャンスがありながら、こういう形になってしまい、申し訳なく思っています。ただ、選手たちは最初から最後までファイトしていましたし、いろいろな場面でトライもたくさんしてくれましたし、素晴らしい試合ができていたと思っています。

前半の早々に先制パンチと言いますか、相手の狙っていた形のカウンターで1点を失いましたが、セットプレーで追い付き、その後も自分たちの時間を多く作りながら戦えていましたので、あの展開では1-1で終わるのではなく、やはりリードをして折り返したかったです。そういった中で、後半は千葉さんが前線からのチェイスも含めて、前がかりになり、点を取りに来た中で、われわれに2点目が入る形となりました。そこからチーム全体として守るに行くのも難しい時間帯でしたが、うまく2-1で終わらせることができなかった展開だったと思います。素晴らしい力のある千葉さんに対してひっくり返されてしまいましたが、そこはベンチワーク、選手同士のコミュニケーションも含めて、改善していかないといけないと思っています。

次節はセレッソさんとの試合があります。そういった力のある相手に対して勝つためには、(同じような状況になったときに)、同点のまま点を取るのか、勝っている展開でボールをキープして試合を終わらせないといけません。そういった反省点を生かせるように、短い期間ですが、次の試合に向けて準備をしていきたいと思います」

ーー結果的には後半に追い付かれてしまいましたが、失点の理由としてディテールの部分が大きかったのか。流れというか戦術的な枠組みの部分の失点だったのか、お考えをお聞かせください。
「一つ言えることは、われわれの足が止まってしまった部分がありましたし、点を取ったあとにアランダ選手が入ったこともあり、セカンドボールのところで相手に拾われることが多くなってしまったかなと思います。その中で、自分たちがマイボールにした場面で、前にボールを運べなかったりする場面が出てきたのかなと思います。その一方で攻撃のほうで見ると、良いクロスボールを上げるシーンを何度か作っていましたし、守り切れなかったという視点だけが敗因というのは違うのかなと思います。

ただ一番最後のシーンで足が止まってしまいました。直前まではボックス内でシュートを打たせることはなかったですし、ミドルシュートに対しても体を寄せることができていました。最後の5分、ロスタイムを含めた時間帯の中で、それらができなくなってしまいました。ワンプレーワンプレーに対してもそうですし、全体にかけるパワーの部分でも、ベンチワークとしてそのあたりのことを解消することはできたんじゃないかと思っております」

 

■関塚 隆監督(千葉)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「連敗中でチームとしては非常に苦しい戦いとなりましたが、チームが一つになって、浮上のきっかけをつかむために勝利を追求し、サポーターも含めて、あきらめずに勝とうとした結果、勝ち切ることができました。今日はそれに尽きると思います。そういう意味でサポーターの後押しと選手たちに感謝したいと思います。内容のほうは、サイド攻撃を強調して戦うことを最後まで徹底できたことが、勝ち切ったことにつながったと思っております。町田さんは良いチームで、2トップの縦への推進力を生かしたサッカーをしてきますが、それに対して、われわれは後ろを3枚にして、マークの担当を決めて戦うことがうまく機能したなと思っております」

 

■FW 19 オナイウ 阿道(千葉)
枠に飛ばそうという気持ちがゴールにつながった
「(得点シーンを振り返って)ハルくん(井出遥也)がボールを持ったときに良いポジションを取ればいいかなと考えていた中でハルくんから良いボールが来た。枠に飛ばそうという気持ちがゴールにつながったのかなと思う。GKにはじかれたのかなと思ったけど、すごくみんなが喜んでいたので入ったのかなと思った。(およそ1カ月半ぶりの勝利の味は?)なかなか勝てずにサポーターの方にも苦しい時期を与えてしまっていたけど、勝利を届けることができたし、次につながる勝利になったかなと思う。これからも一戦一戦大事に戦っていきたい。

(今日の勝因は?)先制して逆転されたけど、点を取りに行く姿勢を90分間続けることができたことが勝利につながったと思う。勝ちに行くという気持ちが最後のゴールシーンにつながった。町田との相性の良さというよりも、最後に良いクロスボールが来たし、自分が良いポジションでボールを引き寄せられたと思う。一人ひとりの勝利に対する気持ちが結果につながった試合だった。(途中出場から考えていたことは?)一番前で起点になることや、ポジションから前に出て行くことを考えてピッチに入った。あとは裏へ抜けていく動きを意識していた」

 

■MF 14 町田 也真人(千葉)
この試合で勝てたことは大きかった
「(先制点を振り返って)カズキ(長澤和輝)が良いタイミングでリスタートしてくれた。サイドからケンゴ(北爪健吾)も良いクロスボールを上げてくれると信じていたし、あと船山(貴之)さんもニアサイドでつぶれてくれた。そういう連動した形が実ったゴールシーンだったかなと思う。(2点目のシーンもご自身のシュートがはね返ったこぼれ球を拾った展開から生まれました)最初は中に入り込もうかと思ったけど、相手の人数が多かったので、後ろで待とうかなと思っていたら、良いところにボールがこぼれてきた。こぼれ球を自ら決めたかったけど、もう一度作り直せばチャンスになると思ったので、うまく(丹羽)竜平くんが決めてくれて助かった。(最後、逆転ゴールを決められた要因は?)みんながあきらめない気持ちを出せたし、サポーターの方も数多く来てくれた。ジェフに関わるみんなで押し込めたゴールだったのかなと。あとは途中から入った選手たちが良い仕事をしてくれたと思う。

(初めて3バックで戦う中で、攻撃陣としては何を考えて戦っていましたか?)サッカーは90分で戦うスポーツ。前半はしっかり耐えることを考えていた。うまくいかないことのほうが多いと思っていたし、逆にうまくいったら乗れるなと思っていたので、この試合で勝てたことは大きかったのかなと。(3連敗中で苦しい時期だったと思いますが、どんな課題・修正に取り組んできましたか?)ずっと苦しかったけど、新しいシステムで練習をして、失うものはなかった。割り切ってハッキリやりたいと思っていた。その中で結果を残せれば良いなと思っていたし、また後半戦は結果を出せばチームが乗れると分かっていたので、そういう試合をできるような雰囲気をみんなで作れたと思う」

 

■MF 15 富澤 清太郎(千葉)
割り切って我慢すればいいと話をしていた
「町田はコンパクトに戦う中でワイドのポジションが空いてくるということだったので、それをみんなが理解していたけど、ディフェンスラインのボール回しのところでミスが多かった。(ビルドアップを)やり切れない中で、ネガティブなメンタルになってしまい、結構受け身に回る時間帯が長かった。個人的な感覚では町田が後半に落ちることは分かっていたので、1点を入れられてしまったけど、とにかく我慢をして悪いなりに前半を1-1で終わらせることを考えていた。その先に全然違う展開が待っていると思っていたし、そのとおりになって最終的に勝てて良かった。

(選手の中ではサイドが落ちてきて5枚で戦うという認識でしょうか?)相手とシステムがミスマッチになって、2対1の状況を作りやすくなってきたけど、5人で極力サイドのスペースを消すことで粘り強く戦うことを意識していた。ただ前半はバタバタしていて、顕著にそれが出てしまっていたけど、5枚いることで危ないシーンはあったとはいえ、1失点でどうにか抑えることができた。それで後半に持ち込めたことが勝利につながったと思う。ゾーンを作って、前からプレスに行くとき以外は、5バック的な形になっていた。相手がワイドに人数をかけてくるチームなので、そこをいかにやらせないかということで戦ってきた。イメージとしては、もう少し3枚のところでミスが起きずに、ワイドに一度ボールを付けて、ボランチがサイドチェンジということをイメージしていたけど、前半は相手にパスをわたしてしまった。

ただこういう日もあるなと。ミスを気にせず、割り切って我慢すればいいと話をしていた。それで1失点はしてしまったけど、1-1で後半へ折り返せた。サッカーはいつもいつもうまくいくわけではないし、初めてトライしたシステムだったから、後ろの選手ももう少し落ち着いて、ボールをつなぐことができれば、こういう相手やこういうシステムの相手には効果的なんじゃないかと思う。(町田のトリックプレーに対するFKは対応できなかったですね)あれは自分たちのミス。駆け引きをする場面で、あの距離だったので、ニアの選手を戻そうかという中で、僕自身もニアに気が行ってしまった。シュートを打たれた選手に対して、付かないまでも、けん制することであんなに簡単にシュートを打たせることはなかったはず。ポジショニングが難しいところですが、瞬時に客観視して判断しなくてはならないと思う。今日勝ったことでまたここから良い流れが来ると感じている」

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