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「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】J2第24節・C大阪vs町田/C大阪・大熊清監督、山口蛍選手、山下達也選手、町田・相馬直樹監督(3,198文字)

■明治安田生命J2リーグ第24節・7月20日(水)19:00キックオフ
キンチョウスタジアム/9,323人
セレッソ大阪 1-3 FC町田ゼルビア
【得点者】C大阪/7分 杉本健勇 町田/47分 鈴木孝司、68分 鈴木孝司、84分 中島裕希

 

■大熊 清監督(C大阪)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「決して悪い試合ではなく、自分たちのやりたいことはできていたと思います。ただ、追加点を決め切れずに、相手に対してまだやれるという気持ちを与えてしまったこと、あとは後半の入りで出足が良くなったことにより1点を入れられたことで、相手のパフォーマンスや気持ちが上がってきたことも敗因の一つかなと思います。2失点目もリズムとしては悪いわけではなかったのですが、今日に限っては決定力を含めて、決めるべきところで決めていないこと、そしてセットプレーの隙を突かれていることもきちんと修正しないといけない部分だと思っております。(丸岡)満も決め切れればという場面がありましたが、また彼がそういった場面で決め切れるようになれば、またチームの力になってもらえると思います。ホームでたくさんの方々に来ていただいたのに、勝利を届けられずに、一緒に勝利を喜べずに非常に残念ですが、切り替えて1試合1試合を戦うことが重要だと思っております。サポーターのみなさんとともにまた戦っていきたいと思います」

ーー3枚目の交代カードの意図を聞かせてください。
「玉田(圭司)がやや引いてきたこともあって、それによってチームを操れている部分はあったが、残り時間も10分を切っていたので、ゴール前の枚数を増やしかった。ゴール前への迫力を増す意味でも前線の枚数を増やした。ただそこで(山口)蛍を3バックに置いて、さらに前線の枚数を増やすことを伝えたのだが、そこ(システム変更)を突かれたことは残念だし、検証が必要だと思う」

 

■MF 6 山口 蛍(C大阪)
集中力の欠如などで隙を与えてしまった
「前半だけを見れば自分たちのゲームだったと思うし、後半の早い時間帯に失点をして次第に相手にリズムが行ったかなと思う。不用意な失点で流れを持っていかれることは昨季からあること。そこは修正しないといけない。悪かった時間帯でも前線の選手に対して、サイドのスペースに流れて、そこにボールを出して時間を作って自分たちのリズムを取り戻していくとか、そういうことがもっと必要だった。追い付かなくちゃいけない状況になってからチャンスは多く作ったと思う。それを決めていれば同点、逆転まで持っていけたかもしれないけど、結局3点目を先に取られてしまった。自分たちの集中力の欠如で隙を与えてしまったことが大きい。3失点目も3バックになったあとに点を取られているので、誰がどこに入って、ということがうまく伝わっていなかった」

 

■DF 23 山下 達也(C大阪)
苦しくなったときにもっと後ろが踏ん張らないと
「2失点目は自分のマークだったし、そこは切り替えて次の試合に挑みたいと思う。2点目が入らない中で、後ろが耐えないといけなかったが、これから夏場に向けて、後半のように苦しくなったときにもっと後ろが踏ん張らないといけない。3バックにしたので中途半端にボールに行ってしまった。自分たちの中でもっと声を出して集中しないといけない。蛍を下げて、僕と(松田)陸で3バックにしたけど、うまくできなかった」

 

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは平日のナイター、ここ遠く大阪まで我々を後押ししてくださるサポーターの方々に来ていただき、そのことに感謝を申し上げたいと思います。今日は今季初めての逆転勝利となりましたが、それは選手が最後まで走り切った、その頑張りの結果です。ただ、そうした選手たちの思いや頑張りは、来てくださったサポーターの方々の声援が引き出してくれたと思っています。あらためてありがとうございましたとお伝えしたいと思います。

ゲームのほうですが、前半の立ち上がり、早い時間帯に相手のワンチャンスで失点をしてしまいました。その中で最近のセレッソさんは、点を取ると無理に攻めてくることはなく、ゲームをうまくコントロールしている試合が多く、今日の試合も同じような展開になった中で、前半は我々が攻めていましたが、実際のチャンスは(中島がシュートを打った)失点をする前のチャンスともう一度中島にチャンスが訪れた、(合計)2チャンスぐらいだったのかなと思っています。

0-1という展開の中で攻めて点を取れずにいると、カウンターを食らう危険性が増すなと思っている中で選手たちを後半へ送り出したのですが、(鈴木孝司が)立ち上がりに非常に思い切ったシュートを打った中で、リフレクションもありましたが、そのシュートがゴールという形に結び付きました。そのシュートを打つということからすべてが始まったあのゴールが、我々にすごく大きなエネルギーを与えてくれたと思います。

その後、ホームであるセレッソさんが勝ちたいと思って前に攻めて来る中で、うまく速い攻撃を繰り出せるようになったことも、最終的に逆転できた要因になったのかなと思っています。前節、千葉さんに最後の最後でうっちゃられるという、アディショナルタイムで悔しい負け方をした我々でしたので、短い準備時間ではありましたが、そのゲームでの反省点を生かしながら、ひっくり返されずにゲームを終われたことも大きな成長だと思います。開幕で勝てなかったセレッソさんを相手に勝つことができたのも大きな成長だと思います。ただ、まだまだゲームは続きますし、次はホームでの試合になります。このセレッソさんという素晴らしいチームに勝てたことを自信にして、今後につなげていきたいと思います」

ーー今季初の逆転勝利、また3点を奪っての勝利も今季初めてと、これまで破れなかった壁を打ち破っての勝利したことに何か思うことはありますか?
「自分たちだけで何かが決まるわけではないとは思っています。ただやはり前節は非常に力を出し切った中で逆転されてしまった試合になりましたが、出し切れた試合をできたからこそ、この試合に気持ちを切り替えられた部分があったと思います。ただ前節から今節までは準備期間も短かったので、引きずってもおかしくはない状況でしたが、セレッソさんというチームに対して、チャレンジャーとしてのファイティングポーズを取ってくれたことが殻を破る結果につながったと思っています。あらためて短い期間でファイティングポーズを取り戻してくれた選手たちに感謝したいと思います」

ーー攻めながらどうしても破れなかった開幕戦から時間が経って、この試合を迎える中で、前への推進力を出すという町田さんのサッカーをやり切れた手ごたえはいかがですか?
「連戦ということもありましので、アウェイ仕様のサッカーをやっていましたが、先に失点してしまいました。前回の対戦では攻めながらもずっと0-0で推移して、後半に修正してきたセレッソさんに押し込まれながら、セットプレーで点を取られて試合をクローズされてしまい、開幕戦ではパワーを使った時間帯に点を取れずに敗れるという結果でした。開幕戦はゲーム全体を見て、監督の立場としてはやられてしまった試合でした。

ただ、今日はいろいろな流れがある中で、先に点を取られたことも我々が逆転する力になりましたし、後半の頭に追い付けたことも大きかったです。またセレッソさんがホームゲームで、今節は(コンサドーレ札幌、松本山雅FCの)3チームが勝ち点で並んでいる状況で迎えた試合であったことで焦りが生じたことも、我々に味方したゲームだったのではないかと思います。そういうことも逆転勝利も要因の一つですが、それ以上に選手の頑張りがなければ今日の結果はなかったと思っております」

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