「ゼルビアTimes」郡司聡

【蹴中(しゅうなか)コラム】第8回/MF 6 リ・ハンジェ『チーム主将の悲痛なる叫び』

週中(しゅうなか・ミッドウィーク)にあたる水曜日もしくは木曜日にワンテーマコラムをお届けする新企画【蹴中(しゅうなか)コラム】。第8回はチームの偉大なるキャプテン、リ・ハンジェ選手にフォーカスしたコラムです。

▼前節・長崎戦。終了間際の時間帯にて

精魂尽き果てた試合で、立ち上がる余力も乏しかった。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ひざから崩れ落ち、荒れたピッチにひざをつく。その瞬間、漢は二度、三度と、ピッチに右手を叩き付けて言い知れぬ感情をむき出しにしていた。前節、敵地でのV・ファーレン長崎戦。開始早々の5分にCKから喫した失点を挽回できず、チームは0-1で敗れた。もちろん、敗戦の悔しさはある。しかし、それ以上に、チーム主将の脳裏には別の悔しさが焼き付いて離れなかった。

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