「ゼルビアTimes」郡司聡

【新東京書簡】第九信『“クラブの方向性”とは』後藤勝(『トーキョーワッショイ!プレミアム』)(2016/10/28)

トップチームの試合に出場していない選手にまでハードワークは浸透している。写真は平岡翼

▼FC東京の方向性とは何か?

東京のJクラブはFC東京と東京ヴェルディだけじゃない! とばかりに、FC町田ゼルビアを中心としたWebマガジン『町田日和』編集長の郡司聡さんからお手紙を渡され、では『トーキョーワッショイ!プレミアム』の番──と思ったら、業務に忙殺されて更新が遅くなってしまった。まことに申し訳ない。

さっそく本題に入ります。

さて、郡司さんは「ゼルビアのオリジナリティー、チームカラーはなんぞや」と思い悩んだ末に、ヴェルディとの比較で浮かび上がったゼルビアの個性を見て「なんだ、ちゃんとあるじゃん」と気付いた。これはありうることだと思う。自分では自分のことが分からない。だけど、他人が見たらチームカラーは一目瞭然。

そしてそこから翻って「じゃあFC東京は?」と素朴な疑問を呈してきた、というのが前回の新東京書簡。郡司さんは、「“青赤”のクラブオリジナリティーの現在地と今後クラブが考えている方向性、そして後藤さんなりに『FC東京はこうあってほしい(こうあるべき)』という私見まで、幅広く聞かせていただけたら幸いです」、「いまのFC東京にJリーグを牽引する“リーディングクラブ”としての気概があるのか。非常に気になっています」と言ってくれた。できるかぎりがんばって答えてみよう。

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