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「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】J2第11節・町田vs熊本/町田・相馬直樹監督、熊本・清川浩行監督、齋藤恵太選手、巻誠一郎選手コメント(4,184文字)

■明治安田生命J2リーグ第11節・5月3日(水・祝)15:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,853人
FC町田ゼルビア 2-1 ロアッソ熊本
【得点者】町田/42分 戸島章、78分 井上裕大 熊本/62分 齋藤恵太

 

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「ゴールデンウィーク期間中のゲームにたくさんの方々にご来場いただきまして、ありがとうございました。一緒に勝利を喜び合えたことをうれしく思っています。ありがとうございました。選手たちはアグレッシブに戦ってくれましたが、その背中をファン・サポーターの方々の応援が後押ししてくれたことに感謝を申し上げたいと思います。

ここまで連敗を喫している上に中3日のゲームに臨むにあたって、今日の試合は自分たちのスタイルをアグレッシブに出していこうと臨みました。前半は風上の状況で自分たちの時間を作りながらゲームを進めることができていました。ただ相手陣内にボールを運ぶことはできていましたが、なかなかフィニッシュまで行き切らず、フィニッシュまでが遠いな、このままの展開で風下の後半に入ることは避けたいなと思っていたところで、大谷の素晴らしいクロスボールから戸島の高さを生かした得点の形が生まれました。先に点を取れたことで後半に良い形で臨めました。

後半は相手がかなり背後を突いてきましたが、落ち着いてディフェンス陣は対応はしてくれていました。ただ失点の場面は集中力が切れてしまったのかもしれません。今後減らしていくことが大事かなと思っていますが、連戦を戦っていく中でそのようなピンチの場面をゼロにすることは決して簡単ではありません。連戦の中でどれだけ集中力を保ってできるかだと思いますし、集中力が切れてしまうような場面にも対応できるようにしっかりと目を向けて改善していきたいと思います。

チーム全体としては、特に後半はボールを握るときは握る形や前線に素早くボールを運ぶ形を使い分けながら、試合を運べていたと思います。その流れの中でセットプレーで決勝点を奪えました。今日の勝利で連敗を脱することができたのは大きなエネルギーになったと思いますし、自分たちのスタイルをやり切って勝てたことは今後につながる試合になったと思います。次の湘南戦に向けて良いイメージで臨めますが、湘南戦はまた別の試合ですので、次の試合に向けてまた良い準備をしていきたいと思っています」

ーーけが人の状況もあったと思いますが、右SBに大谷尚輝選手を起用して、良いアシストもありました。このことについて、コメントをいただけますでしょうか。
「今季の大谷は右サイドバックでプレーしたことではないと思います。大谷は別のポジションにはなりますが、トレーニングマッチを含めてここ1・2週間の中で良いパフォーマンスを発揮していました。連敗をしていたことを含めて、チームのスタイルでやろうとしているけれども、勝ち切るためのエネルギーが足りないということで、彼がパワーを与えてくれるのではないかと彼を起用することにしました。

これは試合後に気付いたことですが、『彼は熊本にいたんだな』と思いました。試合前に私の頭の中にはなかったのですが、そういう意味では何か縁があったのかもしれません。先週の水戸戦後の会見で調子の良い選手を使っていきたいということを話しましたが、彼の調子の良さに期待して起用したことに応える働きだったと思っています」

ーー先ほどのお話の延長になりますが、先発で起用した大谷選手がアシストを記録し、吉濱選手もゴールに絡み、そして途中出場の井上裕大選手が決勝点を決めました。個々の選手が特徴を発揮しながら、さらに強固なグループができつつあるのかなと思うのですが、監督はそのことに関してどのように思っていらっしゃいますか?
「それは監督にとって喜ばしいことですが、若い選手にとっては、自分の調子が良いときにチームが勝つことでさらなる自信につながると思っています。それはチームにとって大きなエネルギーになると思っています。今季はどの試合も、チームが大きく崩れるようなことはなくとも、これまでは勝てなかったゲームもありました。今日の試合のように選手たちがアグレッシブな姿勢を出しながら、自分たちのスタイルを出した中で勝ち切れたこと、そして今までとは違う選手が活躍した中で勝ち切ったことはチームとして大きなエネルギーになったのかなと思います。この5月、6月は連戦があります。特にその連戦の中で、こうしたチームのエネルギーは大きな力になるんじゃないかと思っています」

 

■清川 浩行監督(熊本)
ーーまずは本日の試合の総括からお願いします。
「まず初めにゴールデンウィーク期間中にもかかわらず、たくさんの熊本サポーターの方々に駆け付けていただき感謝しています。今日の敗戦で2連敗と結果を残せなかったことは本当に申し訳なく思っています。

なんとか我慢をしながらゲームを進めていく必要があった試合で、前半を無失点に抑えたかったのですが、前半の終了間際に失点をしてしまいました。後半もやることは変わらずに、やるべきことを徹底してやっていこうと戦う中で良い形で同点に追い付くことができたのでもう一踏ん張りでしたが、失点をしてしまいました。結果的にこういう結果になってしまって申し訳ないと思っています」

ーー前半からセカンドボール争いで後手に回る展開がありましたが、その原因について、監督はどのようにお考えでしょうか?
「セカンドボール争いが勝敗を分けるポイントのゲームになることは分かっていたのですが、前半から風の影響もあって、なかなかセカンドボールを拾う場面も少なかったのです。ただそれでも全部で負けていたわけではなく、チャンスの場面も作れていました。そういう意味では前半を無失点で終えることができれば、風も利用できてゲームとしてはこちらの時間帯が多くなるかなと考えていましたが、最終的には結果を残せませんでした。切り替えて次のホームゲームをしっかりと戦いたいと思います」

ーー最終ラインなどにメンバー変更がありましたが、連戦のことを考慮したのでしょうか?
「連戦のことも考慮しましたし、相手の縦に速い攻撃に対しての対応もありましたので、フレッシュな選手を起用しました。対応のための準備も含めて、少しメンバーを代えました」

 

■MF 29 齋藤 恵太(熊本)
得点シーンは自分らしいゴールだった
「ゴールシーンを振り返って、SBを見ると食い付いていて、CBも巻さんに食い付いてきたので、パスが出れば行けるなと思い、スペースに走ったらゴールを決めることができました。得点シーンは自分らしいゴールだったと思いますし、熊本に来てから一番気持ちの良いゴールだったと思います。

最近はゴールシーンのような形のトレーニングを積んでいるので、それが実りました。これからも継続していきたいです。お互いにセカンドボール争いに意識を傾けていた中での試合で前半は相手のほうがセカンドボールへの出足は速かったのかなと思いますし、押し込まれる展開になりました。でも後半になったら、ウチも盛り返せたと思います。相手の先制点はスーパーゴールでしたし、それが決まったのは仕方がなかったですが、2点目を取られた場面はセカンドボールを先に拾えなかったことが失点の原因になったと思います。判定よりも自分たちでもっとやれたことがあるんじゃないかと思います」

たしかに町田戦は活躍しているのですが、勝ったことはないんです。しかも今日は親戚の方が体の調子が悪い中でも見に来てくださったので、より気合を入れて試合に臨みました。前半から押し込まれている感覚はありました。CBが後ろ向きで走る状況が多く、後ろ向きでクリアしてそのセカンドボールを拾われて攻められたような形で押し込まれました。

町田のボランチに対してFWが一枚戻るのかボランチが行くのか、サイドハーフが行くのか、特に前半は明確でなかったことも押し込まれた原因になりました。後半は前に出て行く形を作れました。前半のスタートからアグレッシブにいかないといけません。2敗はもう後戻りできないので、次の試合に向けてコンディションを高めていきたいです」

 

■FW 36 巻 誠一郎(熊本)
どっちに転んでもおかしくない試合だった
「セカンドボールや球際の勝負になると分かっていたので、そういう中で僕が先発出場したのだと思います。今日の試合は中盤でボールを落ち着かせたりするサッカーというよりも、割り切ってセカンドボールを奪い合うような試合になるのかなというイメージを持っていました。セカンドボール争いが大半の時間を締めていたと思いますが、試合全体でも粘り強い戦いはできていたと思います。

ただ1失点目のピンポイントのクロスボールからの失点は試合の中で起こり得ることです。それは仕方がないと割り切っていました。そのあと僕たちが狙いとしていた形から同点ゴールを決めることができて、そのあとはセカンドボールもよく拾えていたと思います。2失点目がすごく残念ですが、それもサッカーだと受け入れています。

本当は勝ち点1でも熊本に持ち帰りたかったのですが……。僕が入ることでセカンドボールへの意識が高まるので、それをストロングポイントに戦いたかったのですが、結局はセカンドボール争いも五分五分だったのかなと。どっちに転んでもおかしくない試合だったと思います。

(次節は)ホームに帰って後押しがある中で戦えることはアドバンテージになりますし、チーム力が問われる試合になります。ウチはきれいな試合は少ないですし、粘り強く、しぶとく勝ち点を取っていくことをみんなで共有しながら戦っていければと思います。

(グスタボとの2トップについて)時間のない中でのゲームだったので、シンプルにゴール前で力を発揮できるように溜めておいてほしい、というような話はしました。グスタボが力を発揮できる位置にいてほしいと思っていたので、もう少しゴールに近い位置でプレーできれば良かったのですが、そこまでなかなか行けなかったですね。でもグスタボはチームのためにプレーする意識があるので、それは僕たちにとってはポジティブな要素です」

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