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「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】J2第16節・山口vs町田/山口・猿澤真治監督、渡辺広大選手、三幸秀稔選手、岸田和人選手、町田・相馬直樹監督コメント(5,775文字)

■明治安田生命J2リーグ第16節・5月27日(土)13:00キックオフ
下関市営下関陸上競技場
レノファ山口FC 0-1 FC町田ゼルビア
【得点者】町田/26分 中島裕希(PK)

 

■猿澤 真治監督(山口)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「1週間という短い準備期間でしたが、選手たちは気持ちを切り替えて、ピッチ上では戦う姿を見せてくれたと思います。最後の場面で決め切れなかったですし、冷静に戦おうという中でPKを取られた場面は冷静さが少し足りなかったかもしれません。また私自身の力を貸してあげられなかったことを申し訳なく思っています」

ーー短い準備期間で難しかったですが、3バックに変えてきました。その狙いを教えてください。また今後はこの3バックがベースとなるのでしょうか?
「私自身がもっと時間をかけて準備して戦うのであれば、町田さんのように[4-4-2]のコンパクトな陣形を敷く戦い方をしたいですが、相手の高さや自分たちの持ち味を出したいという狙いを考慮して、今回はコーチングスタッフ全員で決めました。まだ私は監督代行という立場ですので、次の監督が違うやり方で新しいものが入ってくるでしょうから、これを継続するといった類の話にはならないと思います」

ーーピッチで一体感は表現できましたか?
「課題だったセットプレーもあれだけ集中して守備をしてくれましたし、代わって入ってくれた選手たちもそれぞれの持っている力を発揮してくれたと思います。気持ちの離れている選手はいないと思います」

ーー監督代行就任初の試合ということで選手たちにはどんな声をかけてピッチに送り出したのでしょうか?
「言葉をかけたという意味ではアディショナルタイムも含めて、100分間戦い抜こうと話しました。ギリギリのところで点を取ってほしいという思いもありましたし、ギリギリのところでゴールを守ってほしいという思いもありました。あと私自身も含めて、どうしても思いが強くなるので、冷静に戦おうとも話しました。冷静に戦うことの中身については、選手たちで考えてやってほしいと伝えました」

ーー三幸選手を投入した意図と与えた指示、彼の評価はいかがでしょうか?
「まずその意図は彼のロングフィードは質が高いので、その良さを出してほしかったです。ただ出場時間も短かったですし、公式戦から離れていたこともあってか、トレーニングでは良いボールを入れていましたが、結果にはつながりませんでした」

ーーロングボールを多用した印象ですが、それは狙ってのことでしょうか?
「最初はそういう意図はありました。そのあとは相手の状況を見て、自分たちの特徴を出していこうと話しました。細かいことを私が決めるのではなく、選手たちが判断をしてやっていこうと。その判断の中で長いボールが多くなったということもありますし、前に速い選手が多かったこともそうなった理由の一つです」

ーー今日のプランニングについて。
「サッカーなので相手が非常にコンパクトに戦ってくるという分析の下、相手がコンパクトならば背後へのボールを使うことは定石の一つではあります。そういう流れで考えていました」

ーー岸田選手ら、あまりここまで出場機会が少なかった選手が出ていますが、起用した意図を聞かせてください。
「就任当初から話していますが、私が就任することで一からやろうと、頑張っている選手を起用するということでそういった選手を起用しました。ほかの選手を出さなかったということではなく、頑張っている選手が出場したと考えてください」

ーー後半は「上がれ上がれ」というジェスチャーをしていましたが、どんな形で攻めていればゴールが入ったか。そのことについてはどう考えていますか?
「上がれと指示を出したのは相手の足が止まってきたので、効果的にサイドを崩せればよりゴールの可能性が高まったのかなと思います。三幸選手を投入してしかけましたが、最後まで効果的な攻撃をしかけることはできませんでした」

ーー今後の戦い方のイメージはいかがでしょうか?
「相手を見て、自分たちの力を考えて、決めるものだと思っています。私が長いスパンで指導をするわけではありませんので、目の前の試合一つひとつを勝っていくという逆算で考えていきたいと思います」

ーーチームの浮上に向けて、今日はこの結果でした。今後チームにとって必要なことは何でしょうか?
「結果だと思います。勝つことだと思います。今日は結果が出ませんでしたが……。選手たちは100%やってくれたと思います。みなさん、いかがですか? やることを考えて自分たちで判断をして戦ってくれたと思いますので、そこに結果が付いてくれば、チーム状態は上がっていくと思います」

ーー結果を出せると信じているということですか?
「その言い方は失礼ではないですか……。結果を出そうと信じてわれわれは戦っているんです」

ーー勝つためにまた1週間後に試合がやってくるのですが、この試合を受けて、どんな修正点があるのでしょうか?
「立ち上がりからサイドに大きく展開するなど、自分たちが今までやってこなかったようなことをやりましたが、最後のゴールに結び付かずに、シュートの数自体も少ないですから、それは改善の余地があると思います」

 

■DF 3 渡辺 広大(山口)
ハートに訴えかけるようなプレーをしていきたい
「これから新しいレノファの歴史を作るのは自分たち次第です。今日も熱い応援をしていただきましたし、もっともっとハートに訴えかけるようなプレーをしていきたいです。相手が町田さんでコンパクトにしてくる相手なので、サイドチェンジと背後を突く形を作ろうという戦い方のイメージでいました。ただ長いボール一辺倒になって、逆に町田さんにやりたいサッカーをやられてしまったかもしれません。今まで積み上げてきたサッカーをもう少し展開できれば違った結果になったのかなと思います。

言い訳のような言い方になってしまいますが、今日の芝生はねちっこかったので、転がすと、芝生がはげたり、パススピードに影響が出るので、下のボールを使えなかった部分もあります。ただそれは僕たちの技術不足でしかないので、トレーニングで改善していきたいと思います。そして勝ちゲームを見せられるようにやっていきたいです」

 

■MF 29 三幸 秀稔(山口)
流れを変えることを考えていた
「僕が試合に入ったタイミングは流れが良くなかったので、流れを変えることを考えていました。そういう流れだからこそ勝ちたいという気持ちもありましたし、ゴールを意識してプレーをしましたが、ゴールにつながらなかったので、修正していきたいと思います。戦う姿勢や守備の部分など、基本に立ち返った上で山口のサッカーが生きてくると思います。1対1でしっかりと戦って、球際では町田さんのほうが戦っていましたが、マイボールの時間を長くしていくことが勝利の可能性を高めることにつながるのかなと思います。また1週間あるので、チーム内の競争に勝って、チームのプレーが出せるように全力で戦いたいと思います。試合前には戦おうと選手たちと話していましたし、まずは勝つために、プレーをしようと声をかけながら戦っていました」

 

■FW 9 岸田 和人(山口)
意思表示をしていきたい
「(久々のフル出場でした)個人的に90分出られたことは収穫です。あとは監督も代わって、やるサッカーも変わってきたので、今は模索しながらやっている段階ですが、今日はチーム一丸となって戦えました。結果が付いてこず残念なのですが、次につながる良い試合だったのかなと個人的には思います。プロなので結果が求められることは当然ですが、チームとしてどう戦えるか問われていたと思いますし、その中でチーム一丸となって戦うという意味では戦えていたと思います。結果が出なかったですし、個人としても結果を残さないといけません。今まで点を取ってきた自負があるので、最近は試合にも出ておらず遠慮がちなプレーになっていたので、ココにいれば点を取れるという自信があるポジション取りについては、周りの選手たちに伝えられたと思います。自分の意思表示をしっかりとできれば、結果は付いてくると思います。最後は決めるだけなので、自分の持ち味を再認識しながらチームが勝つための意思表示をしていければと思っています」

 

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは遠い東京からここ下関までわれわれの応援に来ていただきましてありがとうございました。今日はタフなゲームでしたが、みなさまの声援のおかげで最後まで戦い抜くことができました。また勝ち点3を持ち帰れることをうれしく思っています。本当にありがとうございました。

山口さんは監督が代わり、システムも変わった中で、山口さんにしては長いボールが多い展開で試合がスタートしました。またピッチコンディションに関してもピッチが固く、強い風も吹くそういった要素がある中での試合となりました。そういった中で、お互いにボールを落ち着かせる展開ではなく、球際の攻防の多いゲームとなりました。そういった球際の多い攻防という土俵でわれわれは絶対に負けてはいけないことですし、選手たちは意地を見せて戦ってくれたと思います。

後半に入ってからは、われわれがリードしていた影響もあってか、山口さんが少し後ろで時間を作って、われわれを食い付かせてから裏を狙ってくる狙いがあったのではないでしょうか。そういった相手の出方に対して、選手たちはよく対応してくれたと思いますし、危ないシーンはあまり作られずにゲームを進められたと思います。

ただ、攻撃面で言うと、われわれもそれほど多くのチャンスを作れたわけではないですし、決勝点もPKという形でしたので、少し物足りなさが残りました。背後を突くことまでは良かったのですが、相手がボールを持って、背後にボールを入れてくる形をはね返し、そのセカンドボールを拾う、もしくは相手が中を使ってきたときにインターセプトをするなど、良い形でボールを奪える場面はありましたから、それだけにせめてフィニッシュに近い形まで持ち込めていれば良かったとは思っています。

ただ、われわれにとっては4試合勝利がない状況でしたし、山口さんも監督が代わった中で、すごくエネルギーを持って戦ってきましたが、選手たちはそれ以上のエネルギーを持って戦ってくれたと思います。こういった試合を勝利にまで持ち込めたことは今後に向けて大きなことですし、そういうエネルギーを持った相手に勝てたことも大きかったです。

巡り合わせではありますが、相手の監督が代わった直後の試合という状況で対戦したくないというのが本音です。ただこの状況を乗り越えて勝利をつかんでくれた選手たちに感謝したいと思います」

ーー対戦相手の山口がシステムを変えてきた、そしてロングボールが多かったというお話をされていましたが、そのほかに何か変化や想定外なことはありましたか?
「想定外という意味では、なかったかもしれません。いま話しましたように、システムを変えて長いボールを多用し、われわれのラインの裏を突く、もしくはサイドを変えて戦ってくるというこの二つのポイントで対応してくるだろうということはある程度、想像していた範疇だったので、選手たちもよく対応してくれたんじゃないかなと思っています」

ーー先ほどのお話のように、山口さんがロングボールが多い展開の中、前半の立ち上がりに何本かシュートを打たれてチャンスも作られていたと思いますが、時間が経つにつれて町田の最終ラインの選手たちがすごくうまく対応されているように見えました。何か指示などはされたのでしょうか?
「慌てるなくらいですかね。先ほども話したような形で相手がパワーを持って戦ってくることは分かっていました。もう一つは自分たちが攻撃のときに、もう少し相手の背中に入っていかないといけないという話は、立ち上がりのときに少ししました」

ーー山口は今季失点が多くなっていますが、今日は町田さんもチャンスを作りづらい展開だったと思います。山口の守備の安定感を感じられましたか?
「全体的に山口さんがボールを持っている時間が長かったので、われわれのチャンスはそれほど多くなかったですが、われわれもまあまあ早い時間帯に点を取っていたので、2点目、3点目を取ろうと選手たちに話はしていたのですが、われわれのパワーのかけ方が少し足りなかったのかなという気がしています。

特に後半は風上になったにもかかわらず、そのままゴールラインを割ってしまうようなボールもありました。もう少し一本のパスに対して、出し手と受け手が合う形を作れれば、後半は前がかりになっている山口さんに対して、もう少しチャンスを作れたかなと思っています。ただ山口さんは後ろが1枚余る形になっていましたので、こちらが強引なプレーをしないと、1枚を引きはがせない状況でした。試合の流れがあるので、何とも言えませんが、普段の山口さんとは違った状態だったのかなと思います」

ーー今節は前節出場停止だった二人の選手(深津、松本)が戻ってきましたが、今日の最終ラインの出来は監督の目にどのように映りましたか?
「最初のほうに話しましたが、立ち上がりに少しバタバタしたところはあったかなという印象です。ただやはり風やピッチコンディションの問題で難しいバウンドの跳ね方だったことも影響しかねない難しい状況でした。そういう状況の中でスピードのある選手に突っつかれて持って行かれるような形などが後半も何度かありましたが、最終ラインの4人プラスボランチやサイドの中盤の選手たちが自分の頭を越えていくようなボールに対してよくサポートをしてくれました。今日の守備はよくコントロールできていたことが多かったと思います」

ーー金聖基選手にはどんなことを期待してピッチに送り出しましたか?
「ラインの上げ下げの部分で、いま康太と一番同じタイミングで動けている、ジャッジができている選手は、ここまでのゲームを見ていると、聖基ができているのかなと見ています。山口さんがわれわれのラインの裏を突いてくることは想像できましたので、ラインコントロールに関してある程度気を使わずにできれば、最終ラインも安定するのかなと期待して彼を起用しました」

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