Jサポフリーペーパー文化。君は『アディショナルタイムズ』を読んだか?(J論)

「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】相馬直樹監督「連敗せずにアウェイで戦い抜いた選手たちの姿勢は次につながる」+愛媛・間瀬秀一監督、玉林睦実【監督・選手コメント/愛媛FC戦】

■明治安田生命J2リーグ第29節・8月20日(日)18:00キックオフ
ニンジニアスタジアム/2,189人
愛媛FC 1-1 FC町田ゼルビア
【得点者】愛媛/54分 有田光希 町田/35分 オウンゴール

 

■間瀬 秀一監督(愛媛)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「今日の試合においては愛媛と町田のスタイルのぶつかり合いの試合になりました。町田はJ2の中でも攻守において、すごく独自のスタイルを持ったチームです。そういった相手に対して、どちらかというと、われわれは真逆のスタイルを持ったチームですが、そういったチーム同士がぶつかり合う中でお互いに良さを消し合ったり、良さを出し合うような展開の中で両チームの選手たちが粘り強く、賢く戦ったと思います。私は愛媛FCの監督なので、客観視はできませんが、もしかしたらお金を払って見に来た方々にとっては、一つのフットボールの試合としては面白い試合だったかもしれませんし、面白い試合に見えたのならば良かったです。

われわれの目的は勝ち点3だけだったので、この結果は悔しい結果ではあります。失点もオウンゴールだったので、誰からもゴールは奪われてはいません。われわれが相手を分析して積み上げている守備という意味ではほとんど綻びはなかったはずです。その中でフットボールのゲームは1失点をすることはあるものなので、私はどんな試合でも複数得点を目指して戦っています。複数得点が叶わない中での敗戦……と言おうとしたのですが、負けてはいません。ただ負けたに等しいぐらい悔しい試合になりました。

今後も全員で力を合わせて複数得点を決め切るトレーニングをしていきたいと思います。フィニッシュもそうですが、フィニッシュの一つ手前のタイミングや精度を上げれば複数得点も不可能ではありません。攻撃は後ろから始まるものです。後ろから前、真ん中から前と少しずつ形にはなりつつありますが、毎試合複数得点を取るまでにはまだまだ足りないことがあります。以上です」

ーー今日は鈴木隆雅選手が初先発でしたが、狙いと期待は?
「彼を起用した期待と狙っていた形からゴールが生まれました」

ーー次のホームゲーム・東京ヴェルディ戦は夏休み期間中であることから、また子どもたちもたくさん駆けつけてくれると思います。勝利とゴールを期待していると思いますので、その試合に向けての決意を聞かせてください。
「愛媛FCの選手たちが愛媛のみなさんのためにピッチ上で全力で戦っていますし、死ぬ気で戦っている姿を見に来ていただければと思います。私が知る限り、1名の選手を除けば愛媛以外の人間です。外から集まった人間が愛媛のために必死に戦っている姿を見ていただきたいです。それを踏まえた上で勝たないと喜んでいただけないので、喜んでほしいという思いはこれっぽちも濁っていません。ネイビーのユニフォームも3試合目です。みなさんと喜び合いたいと思っていますので、それを信じてたくさんの方に試合を見に来ていただだきたいと思います」

(会見場を去り際に)ただわれわれにはたった1名、愛媛出身の選手がいます(玉林睦実)。今日は一番の戦いをやってくれました。愛媛出身の彼がチーム全体を引っ張っていると言っても過言ではありません。次も頑張ります。よろしくお願いします」

 

■DF 3 玉林 睦実(愛媛)
攻撃では裏へ抜けるアクションが多かった
「(オウンゴールについて)チームで戦っている以上、あのようなミスは起こり得ます。今後は二度とないようにコミュニケーションをしっかり取れるように見つめ直す必要があります。チームとしての決定機もあるので、それもしっかりと決めるようにしないといけません。守備はもちろんですが、攻撃でも裏に抜けるアクションも多かったですし、チーム全体の運動量も上がったと思います。攻撃のバリエーションも増やしていかないといけません」

 

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いします。
「まずは今日、遠く東京からこの愛媛までたくさんの方々にお越しいただきました。連戦の最後の試合でピッチに立った選手は、関東よりも急に暑くなった中での戦いとなりました。来てくださった方々は感じていると思いますが、最後までギリギリの戦いをして、勝ち点1を持ち帰ることができました。勝ち点3を一緒に喜びたかったにもかかわらず、そこまでたどりつけなかったのですが、選手たちは最後まで戦う姿勢を打ち出してくれたと思います。まずはみなさまのご声援に対して、お礼をお伝えさせてください。ありがとうございました。

ゲームのほうですが、どちらも連戦の最後の試合だったことが影響したのか、足が重い展開だったと思います。その中でピッチがスリッピーな状態でボールがなかなか落ち着かない状況でしたし、お互いに落ち着くところがない前半だったと思います。そういう部分も相まって、1点目はオウンゴールの形で幸先よく入れたと思います。選手たちは良くボールに対してのチャレンジ&カバーをして戦ってくれたと思いますが、後半に入って少しずつ相手にセカンドボールを拾われる回数が増え始めて、そこから左右に振られて、拾って散らされて、という展開になりました。その中で次第に自分たちの展開ではなくなってしまい、そういった展開から失点が生まれてしまったと思います。

少し選手間の距離が空いてしまったことがセカンドボールを拾われる原因になってしまったので、こちらからももう少し声をかけて、あるいは選手たちが気づいて、ピッチの中でそれを埋められたら少し違ったと思います。その後もどちらかというと、相手のほうにセカンドボールを拾われてしまっていたので、われわれが戸島を前線に入れてターゲットにしました。

その中で少しボールを拾えるようになったと思いますが、セカンドボールを拾った後、こちらが前へ出るパワーが少し足りなかったかなと思います。われわれらしく、後半はボールサイドでボールを動かしていくシーンをなかなか作れずに、何本かは惜しい形を作れたと思いますが、得意な形がなかなか出せなかったことが今日の結果の原因になったのかなと思います。

ただ、その中でも選手たちはチームでやろうとしていることを、いまのコンディションの中でよくやってくれていたと思います。あと一歩前に出ることやボールを収めること、そしてボールを前の人に付ける部分など、そういった細かいことが一つでも変われば、大きな差になってくると思います。今日は疲れた中だからこそ、そういった部分がゲームを左右する結果になったと思いますが、ちょっとそういうプレーを出せなかったかなと思っています。

ただ、この連戦の中、前節は最後に名古屋さんに打ち破られて終わったゲームだったのですが、そのあと連敗せずにアウェイで戦い抜いた選手たちの姿勢は次につながると思います。また次のゲームに向けて選手たちと良い準備をしていきたいと思います」

ーーいろいろな選択肢があった中でけがから復帰した鈴木孝司選手が先発フル出場しました。先発させるにあたって何か決め手となったことがあったのか。また最後までピッチに立たせたという点で、どのようなことを彼に期待していたのでしょうか?
「前節の名古屋戦はハーフタイムから出場となったため、長い時間出る形になりました。その中で彼が持つ間合いやボールを収める部分、そしてフィニッシュに入っていく場面などを見ると、だいぶコンディションが戻ってきていることを見せてくれていました。連戦の中で前である程度ボールを落ち着かせるポイントを作ることがすごく大事だと思っていましたので、彼に先発を託しました。

もちろん、90分フル出場は今日の最初から考えていたわけではないのですが、愛媛さんは後ろに人数を余らせている形だったので、流れの中で背後に抜けるだけだと厳しいと考えていましたし、そういう意味で、一人で裏へ抜き切ることは難しいと思いました。どこかでポイントを作りながらでないと難しいなという中で、戸島を入れて一つ前でポイントを作り、後ろからの押し上げができるようなポイントを作りたいという狙いで最後までプレーしてもらいました。

もちろん、最後のフィニッシュの部分で彼が持っているものに期待もしていました。結果としては得点に絡むことができなかったので、彼も悔しい気持ちだと思いますが、90分できたということは、本人にとって次につながることだと思っています」

ーー今季の愛媛は後半に得点を重ねる傾向にあるチームです。お互いに連戦の最後ということで、コンディションの影響もあったと思いますが、時間が経つにつれて愛媛の走力を脅威に感じるようなことはありましたか?
「これまでも、愛媛さんは後半のスコアが多いという傾向がありました。そういう中でわれわれの立場からすれば、ワイドをどれだけ抑えられるか。またその前のことを含めると、ワイドへのボールの出どころを抑えられるか、ということがポイントにはなりましたが、今日は連戦の最後ということで、それが目立つような展開になってしまったと思います。

ただ1失点はしてしまいましたが、最後のゴール前の場面で選手たちは粘り強く守ってくれたと思います。実際は、愛媛さんのカウンターが増えてくればこちらにも十分にチャンスはあったと思うのですが、われわれとすればそういうシーンを生かし切れなかったことが反省点です。それは次に向けて生かさなければいけないと思っています」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック