「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】平戸太貴「細かいことの積み重ねが、このような勝ち切れる試合に出ている」【大宮アルディージャ戦/選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第2節・3月4日(日)14:00キックオフ
町田市立陸上競技場/8,839人
FC町田ゼルビア 3-2 大宮アルディージャ
【得点者】町田/8分 深津康太、24分 鈴木孝司、79分 中島裕希 大宮/65分 ロビン・シモヴィッチ、67分 大前元紀

 

【マッチサマリー】
リーグ戦初対決となった大宮戦は、町田が3-2でJ1昇格候補を打ち砕いた。

開始8分に平戸太貴のCKから深津康太がヘディングで合わせて先制すると、24分にはロメロ・フランクのボール奪取からショートカウンターを仕掛け、最後は鈴木孝司が追加点を決めた。深津と孝司の2試合連続ゴールでリードを奪った町田は「相手のプレッシャーが速かった」と敵将・石井正忠監督もうならせる内容で前半を終えた。

しかし、2-0で迎えた後半は1年でのJ1復帰を目指す大宮が反撃に出る。迎えた65分、大前元紀に反撃の1点を食らうと、失点直後の67分にもCKからロビン・シモヴィッチに同点弾を奪われてしまう。「危ないかなと思った」。中島裕希がそう振り返るように、町田は意気消沈してもおかしくない展開だったが、同点の状況から6位以内を目指すチームが強靭なリバウンドメンタリティーを発揮した。

2-2で迎えた終盤の79分。自らが獲得したFKを中島が頭で決めて勝ち越し。3-2で大宮を振り切った町田が、7月16日の第23節・水戸戦以来となるホームゲーム勝利を飾った。

■平戸太貴
ーーホーム開幕戦での勝利おめでとうございます。試合を振り返っていかがですか?
「今日もセットプレーから2アシストをして、勝利に貢献できたことは良かったのですが、もっと流れの中でボールに絡んでその中でゴールを決めることやアシストをする場面を作れれば、もっと個人として成長できるのかなと思います」

ーー2点差を追いつかれて、心が折れそうになったと思いますが……。
「2-2になって攻め込まれていましたが、耐えていればチャンスが来ると思っていました」

ーー3点目のアシストは狙いどおりですか?
「3点目のアシストは狙いどおりです。あの位置にボールを落として、何か起こればいいなと思っていました。狙いどおりの形です」

ーー昨季は野津田で名古屋と3-4で打ち合うような試合がありましたが、今日の試合は勝ち切ることができました。昨季とは何が変わったのでしょうか?
「昨年よりもトレーニングをしていますし、監督からも厳しい要求が出ています。細かいことの積み重ねが、このような勝ち切れる試合に出ているのかなと思います」

ーーキックで参考にしている選手はいますか?
「昔はベッカムやピルロなど、キックのうまい選手を参考にしていました。また中村俊輔選手の立ち足をこうしたほうがいいなどのアドバイスを聞いて、やったりしています」

ーー石井監督とはどんな話をしましたか?
「試合後に挨拶へ行ったら、『今日は短パンを間違っていなかったな』と言われました。それを最初に言われましたね(笑)」

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