「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】吉濱遼平「このチャンスで点を取れなかったことが悔しい」【ヴァンフォーレ甲府戦/選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第3節・3月10日(土)14:00キックオフ
町田市立陸上競技場/5,802人
FC町田ゼルビア 0-0 ヴァンフォーレ甲府

 

【マッチサマリー】
2月の宮崎キャンプでのトレーニングマッチ以来の対戦となった甲府戦は「我慢比べ」(髙原寿康)のゲームとなった。

「われわれを引き込んで奪ったボールをカウンターにつなげる」(相馬直樹監督)狙いだった甲府に対して、町田は効果的な攻撃を仕掛けられず。開幕2試合で猛威を振るったセットプレーでもゴールを奪えず、0-0で迎えた後半は両指揮官が交代カードを切りながらこう着状態打破を試みた。

69分には新井涼平が一発退場で町田が数的優位に立ったものの、逆に“守ってカウンター”の戦い方が色濃くなった甲府にチャンスを作られてしまう。そして土壇場の95分。甲府のカウンターを食らうと、田中佑昌にGK高原との1対1の場面を作られてしまう。しかし、田中の絶好機に町田の守護神が立ちはだかり、ゴールを許さず。開幕からの連勝は『2』で止まったが、「粘り強く勝ち点1を取った」(相馬監督)ことが評価されてもいいドローゲームだった。

■吉濱遼平
ーー今季初先発となりました。ご自身のプレーを振り返っていかがですか?
「相手のラインが低い中でもう少し前向きにバイタルエリアで仕掛ける形を増やせればもう少しチャンスを作れたと思います。前向きにボールを受ける形を増やしたかったです」

ーーどんなプレーでチームの勝利に貢献しようと考えていましたか?
「ウチは守備から入れるチームなので、球際で戦うこと、セカンドボールを拾うこと、攻守の切り替えなど、キワの部分をしっかりやろうと試合に入りました。ただ相手も最後の場面を除いて決定機がほとんどなかったのですが、守備の部分で最低限のことをやりながら良いパスを出すとか、2本のシュートを1本は枠に入れるとか、そういうプレーがもっと必要でした」

ーー今回の初先発を今後にどのようにつなげていきたいですか?
「久々の公式戦での先発出場だったので、試合勘は難しかったですが、シュートを振り切ることなどは試合に出ることで感覚をつかめていけるものです。もっともっと試合に出て、枠内のシュートを打てるように、トレーニングからやっていきたいです」

ーー対面の高野遼のサイドからの攻撃について。
「僕のサイドでしたが、対面の相手が誰だろうと、全員でコンパクトな陣形を保つことなど全員でやるべきことをやれば、やられないと思います。あまりサイドチェンジもさせなかったですし、コンパクトに戦えたことで相手にあまりやられないことにつながったと思います」

ーートレーニングマッチなどで結果を残していることが、今回の先発出場につながったのでしょうか?
「開幕前のキャンプからゴールも決めていましたし、アシストもしていました。開幕戦で先発できなかったことはすごく悔しかったですが、ずっと準備をしてきたからこそ、このチャンスが巡ってきたと思います。またいつチャンスが来るか分からないので、このチャンスで点を取れなかったことが悔しいです」

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