「ゼルビアTimes」郡司聡

今季初黒星。“背水”の千葉に突きつけられた難題【ジェフユナイテッド千葉戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第9節・4月15日(日)15:00キックオフ
フクダ電子アリーナ/7,779人
ジェフユナイテッド千葉 3-2 FC町田ゼルビア
【得点者】千葉/57分 エベルト、65分 町田也真人、80分 船山貴之 町田/26分 ロメロ・フランク、83分 ロメロ・フランク

▼シンプルに徹した千葉の戦略

フアン・エスナイデル体制2年目を迎えたジェフユナイテッド千葉の戦前の順位は19位。“スタートダッシュ”に失敗し、ホームにFC町田ゼルビアを迎えた千葉は危機感に満ちふれていた。そんな千葉の戦前の戦略は、ボールサイドに寄る守備戦略を敷く町田の攻略法の王道であるサイドチェンジを多用し、町田の最終ラインがハイラインを敷くことも考慮して背後へシンプルにロングボールを供給する形を徹底してきた。特にCBでチーム主将の近藤直也は、サイドの相手のポジション取りを確認するそぶりも見せずに、ボールを持てばすかさずサイドチェンジや最終ラインの背後を狙ったロングボールを蹴っていた。近藤は言う。

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