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「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】相馬直樹監督「この結果の原因は、前半と後半でわれわれが違うサッカーをしてしまったことに尽きる」+岡山・長澤徹監督、上田康太、仲間隼斗【ファジアーノ岡山戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第16節・5月27日(日)16:00キックオフ
町田市立陸上競技場/4,259人
FC町田ゼルビア 1-3 ファジアーノ岡山
【得点者】町田/84分 中島裕希 岡山/54分 上田康太、58分 仲間隼斗、73分 赤嶺真吾(PK)

 

■相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは非常に良い天候の中でたくさんの方々に集まっていただきました。ホームで勝つ姿をお見せしたかったのですが、結果的に敗戦となってしまいました。ただ選手たちは最後まで戦ってくれましたし、最後まで足を動かすことができたのも、ファン・サポーターのみなさまの声援があったからです。まずはみなさんに感謝を申し上げたいと思います。

ゲームのほうですが、前半と後半がまったく違うゲームになってしまいました。そういった意味ではハーフタイムに私による選手たちの送り出し方がこの結果を招いてしまったと思っています。相手のFKやカウンターからの一発は素晴らしいゴールだったと思いますが、この結果の原因は前半と後半でわれわれが違うサッカーをしてしまったことに尽きると思っています。

その原因は私の選手たちの送り出し方が良くなかったですし、選手間でそういう空気が作られていたのかもしれませんが、もしあったとすれば、私が気づくべきでしたが、結果的にそういう状況のまま、ピッチに出してしまったことがゲームの結果に反映されました。私自身にとっても反省の多いゲームとなりました。

ただ前半にあれだけできたことは、すべてがなしになるという話ではありません。その中でゴールをもぎ取ることをやっていきたいですし、点差がついた中でも1点を取りに行くという姿勢は今後も続けてほしいことです。最後まで戦ってくれた選手たちには感謝したいです。これからは天皇杯を含めた連戦となりますが、また良い準備をしていきたいと思っています」

ーー前半の最後の10分程度押し込まれましたが、その原因を何だとお考えですか?
「足が止まった影響もあったと思います。今日も25℃近くで、60%という湿度の中、足が止まるような時間帯がくるとは思っていました。ただもう少し早くくるのかなと思っていたのですが、思ったよりも、もったなと思っているのが正直な思いです。

ただ前半の終盤は赤嶺選手にボールが入るときに、はじき返し切れない場面が増えてきました。でも全部を消すことはできませんので、良い時間帯に点を取ることも大事ですし、それプラス90分間すべては難しいとしても、自分たちの時間を多く作っていくことが必要です。前半に関しては自分たちの配球というよりも、相手への対処の中でボールが相手にいき始めました。

後半は自分たちがどう戦うかという部分で自分たちのほうがよそ行きになって、判断が遅れるプレーが後半の立ち上がりから散見されてしまいました。後半に向けた選手たちの送り出し方に関して、私が選手たちの空気を感じ取れずにいたことで、彼らを良い形で送り出すことができませんでした」

 

■長澤 徹監督(岡山)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「岡山から500人以上のサポーターの方々がきてくださったことでわれわれの大きな力になりました。前半の最初は相手に入り込まれるイメージでいましたが、サポーターの声援とともにその時間帯を耐え切ったことが勝因になったと思っています。いつもありがたいです。

選手たちに話したことですが、町田さんのスタイルはザルツブルクやライプツィヒではないですが、スペースを攻略すると同時に、かなり訓練されている、予測をした中で前にボールを運んで陣地を取りながら進めるサッカーをしてくるチームに対して、基本的な対応をしました。

ワンタッチプレーを見逃さないこと、相手が背後を使ってくる中で早めにスペースを埋めるためにステップバックを早めにそろえることを重点的にやりました。あとはボールを奪ったあとがポイントですが、立ち位置で工夫はしていましたし、赤嶺の位置でポイントができそうだったので、選手同士が近い距離をとって、サイドチェンジを使って逆サイドを使うイメージでした。

最初は圧力がすごかったですが、前半の35分を過ぎてから次第にポイントを作って、自分たちがイメージしていた攻撃は出来始めていました。後半に入ってからが勝負だなと思っている中で、後半の立ち上がりから良い形で入れたことが良かったです。ただ選手たちにも話しましたが、2点、3点が入っても、町田は絶対に死なないチームです。今日も1点をねじこんできたので正直に良いチームだと思います。

今季は14試合区切りで戦っていますが、前節は雷雨の影響でヴェルディ戦はまだ結果ついていません。今日が中盤戦のスタートの試合だと捉えた中、難しいアウェイで勝ち点3を取れたことは良かったです。ただ選手たちにはもったいないけど、ここに勝利を置いて帰って、また次の準備をしようということで統一しています。J2は厳しいリーグですし、どうしても中盤戦は中だるみするので、次のホームでの山形戦が大きなポイントだと思っています。しっかりとした準備をしていきたいです」

ーー4試合ぶりに手にした勝利の価値をどう捉えていますか?
「リーグ戦なので、大きな流れはありますが、この1勝を大きなインパクトとしては捉えていません。今季のわれわれは14試合区切りで切っていますし、課題だけ持って帰ろうという話は選手たちにしています」

ーー増田繁人選手を今季初めて先発で起用しました。彼に期待したことは?
「けがでずっと出遅れていて、先週の練習試合で90分できたので出てもらいました。もともと彼は必要だと思ってきてもらった選手ですし、周りの状況判断もできる選手。また一体感を作れる選手でもあるのでそういったことを期待していました。まだコンディションは50%ぐらいだろうから、このゲームを境に今後もトレーニングをしっかりとやって、コンディションをもっと上げてほしいです」

ーー今日の上田選手のように、セットプレーからのゴールを取れている要因は何でしょうか?
「セットプレーは試合前日に練習しますが、昨日は歯を折った選手がいますし、反対のチームが雄叫びをあげてクリアするシーンがあるぐらいです。そういった意味ではトレーニングの成果ですね。打撲でこられない選手がいるぐらいです。トレーニングの成果というのは、次の試合に反映されるということではなく、1カ月、2カ月後にトレーニングの効果は出るものだと思っています。

特別な作戦とかそういうことではなく、トレーニングの繰り返しです。そういったプレーがあることで監督としてはかなりヒヤヒヤですが、それを良しとしている環境ではあります。それはわれわれの文化です。やっていることが結果につながっているんだと思います。見ていて危なっかしいですが、それありきの状況判断だと思っています」

ーー35分間ぐらいを耐え切れたという話をしていましたが、その時間帯を耐えることは想定していましたか?
「一つのファクトとして、前半の35分ぐらいの時間帯までは、30メートル級の縦パスが多く入ってくるということは、想定していましたし、心の準備はできていました。世界中でもあれぐらいの圧力を掛けられると状況判断を狂わされますし、ある程度想定していました。その時間帯に、選手たちはある程度気持ち良くプレーできないよということは、理解はしていたと思います。ただ分かっていてもゲームが始まると目の色が変わる。それがサッカー選手ですが、中で声を掛け合って選手たちが状況判断を整えていたと思います」

 

■MF 14 上田 康太(岡山)
練習を信じてニアに蹴った
「(直接FKでの得点場面を振り返って)壁の上を越えて良いスピードで蹴れば入るかなと。逆に蹴ろうかなとも思ったけど、スピードが入れば入りそうだなと思っていました。練習からニアに決めていたので、それを信じようと蹴りました。ただ点を取れることはうれしいのですが、FK以外でも点を取りたいです。僕自身もチームも自分たちの良さをほぼ出せずに前半を終えてしまったので、我慢強く耐えていればチャンスがくると思っていました。少ないチャンスを3つ決めることができたのは大きかったです。前の選手が2点を決めてくれたので、乗っていけましたね。

(今日はアンカーを置く中盤の配置でした)中盤を3枚にしてセカンドボールを拾うことを意識してサイドに展開するイメージでした。球際の攻防で負けていたことで相手に流れを持っていかれたので、後半に関しては球際をしっかりとやって、割り切って奪ったあとは背後を突く形を徹底できました。やるべきことをよりハッキリできました。前半は我慢すべき時間帯はくると思っていましたが、なかなかチャンスを作れていなかったので、もう一度自分たちの流れを取りたいという気持ちが強かったからですね。前にパワーをかける気持ちで戦っていました。

勝てない時期は先制点を取られる試合が多く、自分たちの形に持っていけませんでした。先制されても逆転できる力をつけていかないと。先に失点をしても追加点を取られずに自分たちが点を取って逆転できる力もつけていきたいです」

 

■FW 19 仲間 隼斗(岡山)
思い切りの良さがゴールにつながった
「(難しいダイレクトボレーを決めたことについて)あそこまでうまくいくとは思っていませんでしたが、思い切りの良さがゴールにつながったと思います。もう少し前でボールをもらってトラップして仕掛けてシュートをイメージしていました。ボレーシュートを打つには良いボールでファーサイドを狙ったことは狙いどおりです。

チームがなかなか波に乗れていない状況で、それを断ち切る勝利を飾れたことは良かったです。多少風があって押し込まれていましたが、後半は風が少しなくなって勢いよく入っていこうと話している中で後半に入れたことで押し込めたと思います。チームに自信がつきましたし、中盤戦の一発目で勝って上位に居続けることが大事ですし、一戦一戦を大事に戦って勝ち点を積み重ねていきたいです。

(PK獲得の場面について)最初はシュートを狙っていましたが、多少足元にボールが入って難しい体勢でした。僕の特徴であるドリブルがある中でGKが飛び込んでこなかったので、かわした結果、ファウルを受けました。相手の戦い方が難しく、前半は不完全燃焼で後半はなんとか盛り返せたと思います」

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