「町田日和」郡司聡

【★無料公開】相馬直樹監督「自分たちから前に出るという姿勢を最後まで続けてくれた選手たちに感謝している」+新潟・鈴木政一監督、富澤清太郎、加藤大【アルビレックス新潟戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第20節・6月24日(日)18:00キックオフ
町田市立陸上競技場/5,009人
FC町田ゼルビア 0-0 アルビレックス新潟

 

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いします。
「まずはナイトゲームではありましたが、たくさんの方々に集まっていただき、ありがとうございました。一緒にホームで勝って喜びを分かち合いたかったのですが、残念ながら勝ち点1にとどまってしまいました。最後まで選手たちが戦い、走ってくれましたし、ファン・サポーターのみなさんには非常に大きなサポートをいただけたと思っています。まずはありがとうございましたとお伝えしたいと思います。

ゲームのほうですが、われわれは新潟さんに対してリスペクトをしつつ、チャレンジをして自分たちからぶつかっていく試合をしようという形で選手たちを送り出しました。そういった中で、前半は自分たちのリズムで相手陣地に押し込んでゲームを進めることができました。ただ、やはり押し込んでしまうと、最後の場面で少し破き切るのが難しかったことが、前半はそのままのスコアでいってしまった要因だと思います。

もちろん、そのような展開の中で、相手はカウンターを完全に狙い、3トップという形で相手は準備してきました。そこに対してのケアを十分にしつつ、前半は0‐0で折り返しました。後半も前半と同じように前から入れれば、もう少し後半の最初の時間帯で相手の奥に入っていく時間を作れたかなと思います。

ただ、それ以上に新潟さんが前半と比べて前に出るところで、特に前線でポイントになるために、少し角度の差をつけてきたのかなと感じています。その結果、後半は立ち上がりから相手が押し込み、前に出る時間が出ていました。その分、われわれは攻める時のスペースが空いて、後半はボールを奪った後、非常に良い形で攻撃をすることができました。その中でいくつかチャンスを作れたのですが、そういった場面で決め切ることが今後は非常に大切になってくると感じています。

今日は14本のCKがありました。CKに限りませんが、セットプレーで押し込めそうで押し込めないといったことがありました。それに加えて、オープンな展開になり、われわれの機動力を生かしながら入り込んでいった時に、最後に決め切ることが今後の課題になってくると思っています。

最後はオープンな展開になりましたが、後ろは粘り強く、前線の選手も下がったままではなく、攻撃のチャンスを作りながら戦ってくれたと思います。新潟さん相手に、自分たちから前に出るという姿勢を最後まで続けてくれた選手たちに感謝しています。なんとか、この頑張りを勝ち点3に変えられるようにまた頑張りたいと思います」

ーー良い流れだった中で、ハーフタイムで平戸選手を投入しました。早めに選手交代をした意図を教えてください。
「リスタートが多かったことが、まず理由の一つです。セットプレーに関しては吉濱に蹴ってもらっていたのですが、ちょっとボールをうまく蹴れていませんでした。もう一つ、リスタートも含めて、吉濱がボールに触る回数は多かったのですが、うまくいかないたびに頭を下げてしまうことが続いていました。そこにチャンスが来ていることを含めて、そこがわれわれにとって大きなポイントになってくると思い、早めに代えました。

実際、前半にあれだけ押し込んでいたので、後半はオープンな展開になることは予想できていたことですし、向こうのカウンターの圧力が増すということも想定できました。また、悪いボールの取られ方も、前半途中から少しありましたし、そういったところも含めて、早めに次の手を打とうと思いました。幸いにも元気な選手がいますので、その選手に代わって出てもらいました」

ーー相手の新潟は従来のシステムと違う形でした。相手の出方に対して、町田の選手たちのピッチ上での反応はどのように見えたでしょうか?
「前半は、自分たちが前向きになる状況でセカンドボールを拾えていたことが大きかったと思います。それに加えて、やはりボールサイドに対して前への圧力をかけてくれていたことで、相手が戻る形を作ってくれていたと思います。そういった意味では、選手たちは、相手のシステムの違いをあまり感じていなかったと思います。

前節の岐阜さんとの試合では、真ん中は引く選手でしたが、ワイドに選手がいました。今節も、スカウティングとは違いましたが、前節とやることは大きく変わらなかったと思います。一番変わった部分は、新潟の柳選手がアンカーというより、3バックのような形になるまで下りていて、形が違っていました。それ以上のことをそこまで選手たちは感じていないのではないか、と僕は思っています」

 

■鈴木 政一監督(新潟)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「勝ち点3を大きな目標にしていましたが、勝てずに非常に残念です。前半は相手の速いサッカーに押し込まれて、セカンドボールを拾えない部分はありましたが、後半は落ち着いてきた中でチャンスを作ることができました。その中でゴールを奪えずに勝ち点1で終わったことを残念に思います」

ーーシステムを[4-1-4-1]に変更していましたが、その狙いは何だったのでしょうか?
「町田はダイレクトに速いサッカーでどんどん前にボールを入れてきます。その中で柳をアンカーのような位置に置いて、長いボールをはね返すことが狙いの一つ。また、あの位置に柳を入れることで最終ラインは背後へのボールに集中することができます。それが大きな目的でした。カウンターの形を何回か作られましたが、はね返すことに関しては柳も90分間、集中してやってくれたと思っています」

ーー攻撃に移った時は3トップに近かったですが、攻撃面での成果はいかがでしたか?
「基本的にはターレスがヘディングで競り勝つだろう、そしてその位置で時間を作れるだろうと想定していましたし、両サイドに突破ができるスピードのある選手を置こうという意図もありました。そのほうが点を取れるだろうと思っていました。ただ前半はターレスが高さの部分で勝てないことが多かったですが、ボールを出す角度を変えたことで競り勝てる状況が生まれたのかなと思っています」

ーー勝ち点1を取れたことが収穫だと思いますが、今日のシステムは今後のオプションになり得るのでしょうか?
「当然対戦相手の特徴を踏まえてやっていきたいとは思っています。中盤のパスの出どころに対して、ハードワークができる、ボールに規制をかけられる選手を中心に考えていければなと思っています」

ーー直近の甲府戦でセットプレーからかなり失点を喫していました。町田はセットプレーがストロングポイントでしたが、セットプレーの守備で何かテコ入れしたことはあったのでしょうか?
「トレーニングもやりましたが、一番大事なことはボール状況の変化次第です。極端な話をすると、甲府戦でもそうですが、クリアすべき場面でミスが起こり、マークする相手に対して自分の責任できちんとヘディングのクリアをできていれば、ミスではなくなります。お互いにカバーをし合ってやろうという話はしました」

 

■DF 5 富澤 清太郎(新潟)
後半のチャンスでなんとか1点を奪いたかった
「難しいゲームになることは覚悟をしていましたし、町田が好調であることも分かっていました。彼らがやってくることは分かっていたので、後半の決定機になりそうな場面で仕留めたかったです。プランをもって戦う中で主導権を握りたかったですが、彼らが優っていた部分もありました。最後まで持ちこたえてきたので、後半のチャンスでなんとか1点を奪いたかったです。アウェイで勝ち点3を取りたかったです。

(今節はシステムを変えましたが、CBの位置から見ていて、その手ごたえはいかがでしたか?)今後も使っていけるという手ごたえはつかめましたし、J2は非常に特徴のあるチームと戦わないといけないので、これを一つのオプションとして、ポジティブに受け止めて、前進していきたいです。僕たちはボールを握って、相手がプレッシャーをかけてくる中でも余裕でかわせる力はないですが、ゲームの流れを読む力を磨いて、最後の場面で仕留める。メリハリをつけて、思いを共有して、相手が嫌がることを90分間、続けていけるようにしたいです」

 

■MF 10 加藤 大(新潟)
時間が経つにつれて相手の良さが出てしまう展開だった
「試合前から町田はボールサイドに圧力をかけてくるので、ボールを動かして余裕ができた時にサイドの河田や(渡邉)新太が1対1になるからそこを使っていこう、SBが相手の裏を突いていこうということは話していました。ただあまりその形での展開はできませんでした。もっと相手の布陣を見た中で相手のパワーが弱い部分を、嫌がりそうなプレーを考えてやらないと、時間が経つにつれて相手の良さが出てしまう展開でした。

(柳選手がアンカーに入る形でした)相手がロングボールを蹴ってくる中でファーストボールを彼が競る役割でした。相手も良い状態で競らせてくれる状況ではなかったですが、ある程度競り勝ったところで、僕もそうですが、サイドハーフの選手がセカンドボールを拾う、みんなで拾う意識が多少低く、柳が競り勝ってくれたあとにみんなでセカンドボールを拾う意識も足りなかったのかなと。

(加藤選手は1トップに近い位置でのプレーを求められるなど、出て行く距離が長いだけに体力的にキツい部分があったのでは?)そうですね。パワーのかけ方はお互いを見ながら、一人が出て行けば一人が引くといったように、そういったことはできずにチーム全体がバラバラになって、個々で動いてしまう場面があります。もっともっと周りの動きを見ながら空いているスペースを埋めるなり、ボールを受けに近寄るなど、そういうポジションを取るとか、そういう気遣いをしていければチームとしてうまく回っていくと思います。そういったことが大事です。

(今日のシステムが今後のオプションになり得る手ごたえはつかめましたか?)守備の部分に関しては、甲府戦にあれだけ失点した中で、今日は結果的に無失点で抑えることができたので、自信を持っていいところもあります。ただ決定機を作られていることは修正しないといけないことです。攻撃面で言うと、セカンドボールの拾い方やプレッシャーのかけ方を整理する必要がありますし、相手とシステムが違った時のマーキングはもっともっと確認していかないといけません。まだまだルーズな部分があるので、修正すべき点は多いと思います」

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