「町田日和」郡司聡

【★無料公開】相馬直樹監督「一番の敗因は栃木さんの何としても連敗を抜け出したいというスピリットに負けたこと」+栃木・横山雄次監督、岡﨑建哉、服部康平【栃木SC戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第22節・7月7日(土)18:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,627人
FC町田ゼルビア 0-1 栃木SC
【得点者】栃木/15分 大黒将志

■相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「土曜日のナイトゲームにたくさんの方々に集まっていただき、まずは感謝を申し上げます。今日の試合が後半戦のスタートということで一緒に勝利でスタートしたかったのですが、残念な結果になってしまいました。

ゲームのほうは、栃木さんが連敗していた中で、徹底したサッカーをしてきました。前回対戦に近いようなゲームだったのかもしれませんが、相手が攻撃に出てくる面で戦い方を明確にしてくる分、少し立ち上がりは相手の出方に戸惑う部分があったのかもしれません。それでも自分たちの形で押し込む時間帯は作れていたと思います。

失点の場面は、少し押し込まれる時間帯の中で注意していた形だったのですが、相手のボランチの岡﨑選手から大黒選手への一発を狙ったシンプルなパスで失点を喫してしまいました。われわれらしくない守備の仕方があった中で、あのようなシーンができてしまいました。相手陣地でボールを持たれる場面から相手にチャンスを作られてしまったので、それは修正すべき点です。そして前半も後半も押し込んでいる時間帯が長かったですが、実際にゴールに結びつく部分で物足りなさが残ってしまう試合でした。

われわれの戦い方は今日のようなこういう展開になることもあるのですが、そこをこれまではセットプレーなりでこじ開けてきました。ただ今日はこじ開けることができませんでした。最初にも話しましたが、栃木さんの何としても連敗を抜け出したいというスピリットに負けたということが一番の敗因だと思います。

後半戦最初の試合でこういう結果が出たこと、そしてプレー内容も含めて足元を見つめ直していかないといけないと感じた試合でした。ただできていることはたくさんありますし、試合数が少なくなれば、相手チームの勝ち点1や勝ち点3に対しての思いが強くなる中でポイントを取り続けるのは簡単ではないです。それをあらためて思い知らされたゲームでしたし、その思いが足りていないゲームだったと思っています。それは私自身がもう一度見つめ直すことですし、どんな相手でもファイティングスピリットで上回ること。どんな相手でもこじ開ける力をつけていきたいですし、そのための準備をしていきたいです」

 

■横山雄次監督(栃木)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「栃木SCはここまで連敗を重ねている中で、厳しい状況でしたが、アウェイゲームにもかかわらず、栃木から多くのお客さんにきてもらって熱く温かい声援を送っていただき、感謝しています。またファン・サポーターの方々に勝利を届けられて良かったです。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

試合展開では町田さんは非常に特徴のあるチームですし、厳しい戦いになることを想定していました。選手たちはそういう厳しい戦いをしてくれて、気持ちや戦う部分で相手を上回ってくれたことが勝因だと思っています。リーグ戦はまだまだ続きますし、栃木としてはまだこのままの状況では決して良くないので、ここから学んで次の試合を勝てるように準備をしていきたいです」

ーー久しぶりの勝利おめでとうございます。勝因はいくつかあると思いますが、今日は相手に球際も気持ちでも勝って上回っていたことが相手に流れを渡さなかった要因だと思います。その点、監督はいかがですか?
「今日の試合はキワの部分が勝負の肝になりました。選手たちも非常にキワの戦いの部分を意識していた中で、私からもそうした働きかけをしてきました。もちろん、すべてが良かったわけではないですが、キワの部分で相手を上回ることができたのが一番良かったことだったかなと思っています」

ーーGKには竹重選手を起用しました。
「今日はタケに救われました。3年間なかなか試合で使ってあげられなかったですが、タケに救われた部分がありました。タケの分も勝とうと選手たちに働きかけている中で、彼の活躍には感謝の気持ちしかありません」

ーー前回対戦と比較して、町田が予想外だったことはありますか?
「戦術的なことはわかっていましたが、前半は自分たちの右サイドでペナ横に2トップがランニングして起点を作られることがありました。ただクロスを上げられたとしても、中でストーンを置いて、マンツーマンで対応するということは、前節の失点場面を生かしてうまく守ることはできました。その一方でわかっていてもやられるという町田さんの強さも感じました」

ーーこの1勝が持つ意味は?
「どんな形でも勝ち点3を取ることが大事でした。後半戦のスタートにアウェイで厳しい戦いでしたが、勝ち点3を取れたことは良い意味でこれをきっかけにしたいと思います。今日の試合も楽に勝った試合ではなく、全員がハードワークをしてつかんだ勝利です。これからもそういったことを大事にして戦っていきたいです」

 

■岡﨑建哉(栃木)
僕たちは90分間、戦い続けるチーム
「オグリさん(大黒)にはブレずにパスを出し続けてほしいと言われていたので、それを実現できて良かったです。どっちの展開になるかという中で自分たちが押しこむ形を作れていました。試合の入りも良かったですし、集中して戦って、早い時間帯での失点が続いていた流れを断ち切ることができました。こうした状況だからこそ、このチームでの先制点の重要性を感じていますし、良い時間帯に点を取れたことでスイッチも入りました。その結果、試合も楽に進めることができたと思います。

相手は同サイドに寄るので、後ろの3枚も声をかけてくれていましたし、町田に対して相手がいやがることをブレずに続けることができたと思います。クロスやセットプレーで失点を喫していたことで少しナーバスになっている部分はありましたが、一度立ち返って考えてみると、目の前の相手に負けないということが重要になります。そういう声がけをされている中で、みんなで共有しながら戦うことができたと思います。

(ゴール前で岡﨑選手が危険な場面をブロックしていました)危ない場面ではそこをカバーしたり、助け合える形を作っていきたいと思っている中でのプレーでした。スペースができた部分もほかの選手がカバーしてくれましたし、このチームにとってはこうしたつながりが大事なのですが、勝つことの難しさを知りました。やり続けること、僕たちは気持ちで90分間戦い続けるチームなので、あらためてそういうことを大事にしないといけないなと痛感する試合となりました。

(アシストの場面について)ボールの置き方を踏まえた上でパスを出してほしいとオグリさんに言われていることです。出せていないケースが多かったですが、オグリさんの要求しているとおりのパスを出せたんじゃないかなと思っています。自分が成長するためにいろいろと言ってくれるので、ありがたいです。

上位の町田とバチバチのバトルで勝てたことは自信になると思います。次はまた違う相手ですが、チームとしてのベースを見失わないようにしたいですね。チームの中でもネガティブな要素はありましたが、また少しずつでもチーム状況が良くなるようにやっていきたいです」

 

■服部康平(栃木)
絶対に勝ちたかった
「6連敗中で苦しい状況でしたし、リーグ戦も今日から後半戦だったので、気持ちも新たに切り替えてやろうとこの試合に臨みました。絶対に勝ちたかったですし、この結果によって後半戦の流れも変わると思っていました。そういう位置付けの試合で結果を出せて良かったです。同じ土俵に乗っかって戦って、負けたくないという気持ちで戦っていました。町田はコンパクトにして、同サイドの裏を突いてくる動きはどんな選手でもやってくることをスカウティングで確認していました。対応はうまくできていました。

勝った瞬間はめちゃくちゃうれしかったです。でもまだ先があります。今日のところは喜びたいと思います。セットプレーは相手のストロングポイントですし、トレーニングはしっかりとしてきました。その結果がマーク一つにでも出たのかなと思っています」

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