「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「どこかで自分たちが強いチームだと勘違いしている」+山形・木山隆之監督、栗山直樹、坂元達裕、三鬼海【モンテディオ山形戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第3節・3月10日(日)14:00キックオフ
町田市立陸上競技場/4,172人
FC町田ゼルビア 0-3 モンテディオ山形
【得点者】山形/20分 山田拓巳、66分 坂元達裕、83分 ジェフェルソン・バイアーノ

◼︎相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括からお願いいたします。
「まずはわれわれのホームに集まっていただいたことに感謝を申し上げますが、ホームで0-3という結果になってしまったことを非常に申し訳なく思っています。今日の試合はもう終わってしまったので、これをどう生かすかですが、分かりやすい完敗のゲームだったと思っています。試合に持っていくまでの1週間、実際に試合に入るまで、そして試合に入ってからを含めて、そういったことで負けてしまったゲームかなと思います。そういう意味では惜しかったねで負けるよりは良いかなと思います。実際に試合で何が起こったのか、それはこの1週間で何が起こっていたかになりますが、試合までの準備を含めて、次のゲームで取り返せるようにしたいなと思っています」

 

ーー山形さんがうまく戦った部分はあると思いますが、町田としてやるべきことのスタンダードという視点ではどうだったのでしょうか?
「距離感の部分もそうですし、ボールを持ち出すことや一つ動かすことのトライ、そしてボールを持って時間を作るのは大事なことではあるのですが、ボールを持って探すというシチュエーションでボールを食われる、失うシーンが前半から多かった印象です。そういったことを含めて、いろいろな意味でテンポが遅いことは私の責任でもあります。そういったことを許してしまう1週間を過ごしてしまったこと、勝っているという中で多少あったのかなと思っています。

最初にも話しましたが、単純にどこかで自分たちが強いチームだと勘違いしています。昨年はわれわれがどういう立ち位置で何をしたか。立ち位置が変わるわけではなく、自分たちで立ち位置を変えてしまっている部分があると思います。それはあるべきところに立たせられていない自分の責任ですし、それを変えられないと勝てないかなと思います」

 

ーー変えるためには何が必要ですか?
「今日の結果で変わらないとなかなか難しいです。彼らがこの結果を、起きたことをどう捉えるかです。私自身というよりも、もう気づいてもらわないと。僕の中では同じような話をトレーニングの中でもしていますし、話をしても届かないようだとなかなか難しいと思っています。ただあきらめる気持ちはありません。ある意味、いろいろなことが必要かなと思います。結果は残念なものとなりましたが、選手たちがファイティングポーズを取り続ける限り、戦えるチームにして、戦っていきたいと思います」

 

◼︎木山隆之監督(山形)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「アウェイ連戦が3試合目で、選手たちが努力してきたことがたくさん出たので、本当に良かったなと思います。ある程度、町田さんの戦い方も分かっている中でいかに戦うかをしっかりとトレーニングをしてきたことを、今日のピッチの中で表現できました。ゴールできたことも良かったですが、アウェイで二つ勝利を取ってホームに戻れることが良かったです。またしっかりと準備をして初のホームゲームを迎えたいと思います」

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