「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「根本の部分ではどれくらい自分たちがプレーできるか、ということにもう一度目を向けないといけない」+金沢・柳下正明監督、藤村慶太、クルーニー【ツエーゲン金沢戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第4節・3月17日(日)14:00キックオフ
石川県西部緑地公園陸上競技場/3,709人
ツエーゲン金沢 6-1 FC町田ゼルビア
【得点者】金沢/6分 クルーニー、41分 金子昌広、59分 廣井友信、61分 藤村慶太、69分 大石竜平、75分 小松蓮 町田/9分 山内寛史

◼︎相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「少し寒い中での試合でしたが、われわれのサポートに来てくれた方々にありがとうございましたとお伝えさせていただきたいのと、こういった結果で非常に申し訳ないゲームになってしまったと思っています。

前節の山形戦も0-3という結果で今回も大敗という形になってしまいました。今週はしっかりと自信をつけられるようにファイティングポーズが取れるように準備をしてきたつもりでしたが、結果としてこういう形でなかなか自信を見せられないゲームになってしまったことに関しては、僕の力不足になるかなと思っています。

あらためてになりますが、われわれはチャレンジャーとして戦う姿勢を大事にしていかなければいけない中で、気持ちの部分で十分に相手に向かっていく、そういうものを出し切れなかったのは、ここから先はそうならないようにわれわれがしっかりと襲いかかれるような状況まで持っていけるように、選手たちに伝えていかなければいけないと思います。

本当に見に来てくださった方には申し訳なかったですが、顔を下げるわけにはいきません。ファイティングポーズが取れるように頑張っていきたいと思います」

 

ーーこれまでのお話はメンタリティーの部分だったと思いますが、チームとして大事にしている約束事やチームコンセプトを表現するという部分に関しては、どのように映っていますでしょうか?
「一つひとつの局面でマイボールにすることやセカンドボールを拾っていくことに関しては、その差によってどちらが優勢にゲームを進めるかといった部分に多少影響が出る部分はあるのですが、その中でしっかりとボールを自分たちで握る、運ぶということは自信がないとできないことだと思っています。チャレンジをするにも自信がないと、そのチャレンジに向かっていけないということがあると思います。

やはり結果的に見れば、前半はほとんど自分たちが積極的にプレーをする姿がなかなか見られずに、後半は立ち上がりに風向きが変わった影響も当然ありましたが、前向きにプレーをしていた時間もありました。その流れの中で相手のワンチャンスと言いますか、セットプレーの流れの中で点を取られてしまいました。ゲーム全体の流れとすれば、前半の最後から決してそこまで悪くはなく、前半も我慢をして1-1で折り返していたら当然違ったと思います。そういう意味でゲームの流れとしても非常にもったいなかった部分もあったと思っています。

ただ根本の部分ではどれくらい自分たちがプレーできるか、ということにもう一度目を向けないといけないかなと思っています」

 

◼︎柳下正明監督(金沢)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「90分を通して非常に良かったと思います。非常に集中力高く戦えていましたし、攻撃も守備も今日のゲームの狙いをみんなが一つになって、同じ絵を描いてプレーできました。攻撃面でも狙いとしている形でチャンスを作れましたし、ゴールもできました。守備もコンパクトに集中力を切らさずに対応できています。こういうゲームを続けられるようにしっかりと準備をしていきたいと思います。今季初勝利ということで、初勝利をサポーターのみなさんと喜ぶことができて、非常に良かったと思います」

 

ーー町田の弱点を突いたというお話ですが、もう少し具体的に聞かせてください。
「弱点というか、ゲームをやっていればどこにスペースがあって、いつそのスペースを使えばいいか、どのチームも分かっていることです。それをフィールドプレーヤー10人のうち、8人が分かっていても、難しいですが、町田は徹底して11人が同じ絵を描いて90分を通してやり切れる選手たちがそろっているチームです。その相手に対しては、われわれも同じように11人が同じ絵を描いてやらないと、試合が難しくなります。今日の試合では11人が同じ絵を描くことができていました」

 

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