「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「ハードワークをした上でいかに勝ちにつなげていくか。選手たちはその両方をやり切ってくれた」+愛媛・川井健太監督、野澤英之、近藤貴司、山瀬功治【愛媛FC戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第5節・3月30日(土)14:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,317人
FC町田ゼルビア 1-0 愛媛FC
【得点者】町田/64分 藤井航大

 

◼︎相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「桜が咲いた季節ではありますが、少し花冷えのする気候の中、たくさんの方々がスタジアムにお越しくださいました。その中でタフなゲームを勝ち切れたことは、応援してくれるみなさんのエネルギーが大きかったと思っています。ゲームが始まる前に、(富樫)敬真が前回のホーム山形戦でわれわれらしくなく敗れた0-3のゲームをしていたことに関して、それでも今日集まってくれた方々にしっかりとした戦いを見せようと、選手たちだけで声を出して試合に入ってくれました。われわれを信じて集まってくださる方々に感謝するとともに、その期待に応えられるように準備をしていきたいと思っています。

試合に関しては立ち上がりからパワーを持って、前から戦う姿を見せてくれました。ただ前半の立ち上がりや後半のスタートを含めて、いくつかチャンスがあった中でゴールに至らず、そうした展開は開幕戦に近いぞということをハーフタイムで話させていただきました。その中でセットプレーから1点をもぎ取ってくれました。キッカーの岡田は毎回ではないですが、キッカーとして試行錯誤する中で非常に良いボールを蹴ってくれました。(藤井)航大にとって、一番シュートを打ちやすいキックの軌道だったと思います。実際に決め切った航大も素晴らしかったです。

終盤は足をつる選手も出るような状況の中、われわれはハードワークをした上でいかに勝ちにつなげていくか、というチームですので、選手たちはその両方をやり切ってくれました。今後は連戦になるため、リカバリーが大事になりますが、しっかりとアウェイの地で、新潟でファイティングポーズを取れるように準備をしていきたいと思います」

 

ーーいろいろな選択肢がある中で今日の先発メンバーは前節と同じメンバーでした。同じメンバーを送り出した背景を聞かせてください。
「先週のゲーム(鹿児島戦)ももちろんそうですし、今週の準備でも非常にいい流れが実際のトレーニングの中で出ていたと感じています。そういったことはもちろん出ている選手だけではなく、今日ベンチだった選手、そしてベンチに入らなかった選手も含めて、いいトレーニングができていました。良い競争の中で同じメンバーを送り出す形になりましたが、まずその流れを一つ作った彼らに託したという部分も当然ありますし、その中で実際に誰かが代わっても、大きく崩れることはないと思いましたが、そういう意味では彼らに当然期待する部分があるので、ピッチに立ってもらいました」

 

ーー開幕からGKは増田選手を起用されていますが、最初の頃は少し最終ラインと合っていないなと思う部分がありました。今日はかなり安定していたと思いますが、彼とディフェンスラインの関係性は、監督からご覧になっていかがですか?
「ご存知の通りと言いますか、非常に勉強熱心というか、吸収しようという気持ちの強い選手ですので、そういう意味では本当に日々成長していると感じています。その背後へのボールやキックもそうですし、1試合ごとにそういったことの良さは出してくれています。特に今日は非常に長いボールを使ってくることが相手は多かったですが、そういう場面でもトライするというマインドを含めて、非常に前向きにやってくれることが結果につながっていると思います。もちろん、たくさん失点をしてしまったというゲームもありましたが、実際に勝ちになったゲームはクリーンシートで勝っているため、メンタル面の安定も含めて、非常にそういったことがいま、良い方向に向いているのではないかと思っています」

 

◼︎川井健太監督(愛媛)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「0-1という結果の敗戦を残念に思いますし、愛媛からファン・サポーターの方々に来ていただいた中で勝ち点を取れなかったことは非常に残念です。試合の内容に関しても、恐らくやられる形はこうなるであろうという一番の形であるセットプレーでやられました。警戒をしていても、なかなか防ぎようがなかった部分と防げる部分はあったと思いますが、最終的には力負けだったかなと思っています」

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