ピエトロさんが見ている(海江田哲朗)【J論】

「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「最後の場面で思い切りやクオリティー、落ち着き、そういったものがあれば、もう少しゴールに迫れる時間帯を作れた」+大宮・高木琢也監督、茨田陽生、石川俊輝【大宮アルディージャ戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第10節・4月21日(日)15:00キックオフ
町田市立陸上競技場/5,285人
FC町田ゼルビア 0-1 大宮アルディージャ
【得点者】大宮/50分 茨田陽生

◼︎相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「たくさんの方々にお越しいただき、雰囲気のある試合を作っていただきました。ありがとうございましたと伝えさせてください。一緒にいま好調の大宮さんをホームに迎えるので、ぜひ勝ち点3を取って喜びたかったのですが、少し力が足りなかったという形になってしまいました。

大宮さんは引いて構えて、フアンマを起点にする狙いがあったのではないかと感じています。少し相手がわれわれを引き込む形ではありましたが、積極的に背中を取ることでかなり押し込むことができました。ただボックス付近に入り込みましたが、クロスの質が高まらず、フィニッシュの形までなかなかつなげられなかった前半だったと思います。

相手が引き込んでくる中で、多少われわれも間延びをしたので、ハーフタイムにはそこを修正して、ボールを動かしながら相手の深いエリアへ入っていこうと話しました。選手たちは狙いを持ってやってくれていましたが、崩されたわけではない中で、ワンプレーで先に点を点を取られました。大宮さんが点を取ったあとは、守ってカウンターを仕掛けるハッキリとした形になってきました。フィニッシュがなく、崩しに行くけど、どこか目的が分からないような展開に徐々になってしまいましたし、もっともっとやりこまないといけないと思っています。

最後にドリアン・バブンスキーを入れて、クロスを入れることやフィニッシャーとしての役割を期待するメッセージとして彼を起用したのですが、クロスを入れられるタイミングで入れられず、逆にボールをつないでしまって仕掛けのスイッチが入らなかったシーンがあったと感じました。選手たちは前に行くことはやってくれたのですが、こういうゲームを勝ちに持っていくために、フィニッシュがないようでは、なかなか勝利にはつながりません。前掛かりでプレーしていくことは続けながら、そんなに簡単ではないですが、最後をこじ開けることにこだわって、意図を持って選手たちとやっていきたいと思います」

 

ーーフィニッシュになかなか至らなかったのは、自分たちの問題なのか、大宮にうまく守られたのか。どういう考えでしょうか?
「守られた部分もあったとは思っています。ただやはり取られた点の形もそうですが、クロスの質や、一番最後の場面でのコントロールの質などは、ちょっとしたパスが少し後ろにズレることでフィニッシュやラストパスにつながらず、実際に精度が足りなかったと言えると思っています。より人数を掛けながら、精度を高めていかないといけないとも思っています。

ゴールへの意識については、前半はそういう意識があったのですが、後半は反対にその意識が低くなり、質を言及する前に意識が低く、シュートまで至らなかったと感じています。つなぐ、しっかり動かすとは言っても、何のために動かすか。それはゴールを奪うためにボールを動かすのであって、タイミングがうまく合わなかったことを含めて、各自にもう少し意識づけと微調整が必要かなと思っています」

 

ーー前半の終わりの時間帯に中島選手がけがをして、山内選手に交代しました。後半も交代策がありましたが、交代策の意図をお願いいたします。
「ヒロの起用に関しては、今週特にフィニッシュワークに入っていくところを含めて、調子が良かったですし、早めに選手交代をしなければならない状況になったことで起用しました。

ただ相手に先に取られてしまい、少し相手が引いているという状況の中で、実際に特にあの時間帯は、なかなか前に進めない、前にボールを運べない、前にポイントを作れない状況になっていました。そういう中で運動量が必要だなと思い、岡田の運動量とパスを出して動いてというプレーを期待して、(山内と)入れ代える形にしました。当然、途中から入れた選手を代えることはしたくはないのですが、今日勝つために何ができるかという中で、そういった交代をチョイスしました」

 

ーー大宮が少し守備で構えてというお話がありましたが、特に最近、大宮がディフェンスが安定している中で慎重策を取ってきたことに関してはいかがでしょうか?
「相手の話ですので、あまりここで話すのもと思いますが、ある程度、想定できていたことでした。その中で選手たちは実際に、よく相手の背中を取ってくれましたし、引いている中でも背後を取って入っていくということに関しては、だいぶ良い部分は出せていたと思います。最後の場面でもう一つ思い切りやクオリティー、もしくは落ち着き、そういったものがあれば、もう少しゴールに迫れる時間帯を作れたというふうには思っています。ただ結果としてこういう結果になっているので、少しやられてしまったと言わざるを得ないと思っています。

われわれに対してはよくある話なのですが、相手に構えられている中で、どう点を取っていくかは、より詰めていかければいけないことです。そういう中で当然クオリティーを上げるのは簡単なことではないですが、意識を高めること、まずそれは変えられることではあると思いますので、意識がもう少し高まるように、ゴールが近づくようにやっていきたいとは思っています」

 

◼︎高木琢也監督(大宮)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「今日はアウェイにもかかわらずホームゲームのような雰囲気を作ってくれたことに感謝しています。町田さんと戦う時はどのチームも難しい試合になると思いますし、試合の絵としては、どのチームがやっても同じ絵しか描けない試合になります。そういう中で、実際にはその前に点を取ったのですが、町田の選手が落ちてくる時間帯でも、選手たちがボールをつなぎながらリズムを取り戻せたことがこの結果につながったと思っています。前半は球際やセカンドボールワークではボールを取れなかったことが反省点ですが、今日の試合に勝てたことでより良い形で修正につなげていけるのかなと思っています」

 

ーー後半はよりセカンドボールを拾える状況になったと思いますが、ハーフタイムに何らかの指示は出したのでしょうか?
「二つ話をしました。一つはメンタル的なことです。男の子ではダメだ、男になれ、という話をしました。もう一つは、バラ(茨田陽生)と元紀(大前)のシャドーには、長いボールが来た時や余裕がある時は、離れていたので、ボランチの近くにいるようにポジションを取らせました。実際に改善できたのかは分かりませんが、こぼれ球に対しての選手間の距離感は良くなったと思います」

(残り 2232文字/全文: 5001文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック